中古車にコーティングは必要?コーティングのプロが徹底解説



中古車にコーティングは必要?コーティングのプロが徹底解説

中古車にコーティングは必要?コーティングのプロが徹底解説

大切な愛車は時間が経過するごとに汚れ(シミや傷)が付着してしまい光沢が失われてしまいます。
今回この記事を読んでいるということは、
「傷んだ中古車を綺麗にしたい!」
「中古で買った車にガラスコーティングをかけて綺麗な状態を保ちたい!」
などと思われているのではないでしょうか?

また

「中古車にコーティングをする意味はあるの?」

といった疑問をお持ちかもしれません。

結論から申し上げますと、中古車へのコーティングは必要です。
特に下記のいずれかにあてはまる方にはおすすめとなります!

◆ 新車時のような光沢に仕上げたい方
◆ 微細な小傷(スクラッチ傷)が気になっている方
◆ 洗車では取れないシミ汚れを取りたい方
◆ 洗車などのお手入れを楽にしたいと思っている方
◆ 塗装の状態を維持したい方
◆ コーティングの効果が無くなってしまったと感じる方

そこで今回は、コーティング専門店の著者が、
中古車へのコーティングの必要性
中古車にコーティングするとどれぐらい綺麗になるのか
を徹底解説させていただきます。
ガラスコーティング選びの参考にして頂ければ幸いです。

この記事を書いた人

氏名:落合修明(おちあいなおあき)

役職 取締役技術部長
カーコーティング・カーフィルム・インテリアコーティングなど多岐に渡り知識を博し、トータルカービューティーを理想に掲げ、多くのお客様の豊かなカーライフを作りだしている。

目次

1.中古車にコーティングは必要!プロが教える5つの理由
   理由1:艶と光沢が復活(向上)する
   理由2:小傷や雨染みがつきにくくなる
   理由3:劣化や変色を防止する
   理由4:汚れ落ちが良くなり洗車が楽になる
   理由5:売却時の査定額が上がる可能性がある

2.中古車にコーティングする5つの方法
   方法1:コーティング専門店に依頼する
  方法2:量販店に依頼する
  方法3:ガソリンスタンドに依頼する
  方法4:中古車販売店に依頼する
  方法5:DIYで施工する

3.中古車におすすめのコーティングの種類
  種類1:セラミックコーティング
  種類2:ガラスコーティング
  種類3:樹脂コーティング(ポリマー)
  種類4:油脂コーティング(ワックス)

4.中古車のコーティング施工手順
  ステップ1:細部洗浄
  ステップ2:シャンプー洗車
  ステップ3:鉄粉除去
  ステップ4:油膜(水垢)除去
  ステップ5:研磨作業
  ステップ6:コーティング塗布
  ステップ7:乾燥

5.中古車のコーティングは専門店がおすすめ
  理由1:塗装の状態を正しく見極めることができる
  理由2:塗装の状態に適したコーティングを施工できる
  理由3:コーティング施工後のメンテナンスを相談できる
  理由4:アフターフォローが充実している

6.中古車コーティングでよく頂く質問

7.まとめ

1.中古車にコーティングは必要!プロが教える5つの理由

先にも述べました通り、中古車へのコーティングは必要です。
その5つの理由は以下の通りです。

理由1:艶と光沢が復活(向上)する
理由2:小傷や雨染みがつきにくくなる
理由3:劣化や変色を防止する
理由4:汚れ落ちが良くなり洗車が楽になる
理由5:売却時の査定額が上がる可能性がある

それでは1つずつ詳しく解説していきましょう。

理由1:艶と光沢が復活(向上)する

艶と光沢が復活

中古車にコーティングをすることで艶と光沢が復活(向上)します。

長期間使用した愛車や中古で購入した車は、ボディがぼんやりとぼやけているように見えることが多くあります。
これは塗装面に付着した細かい小傷や雨染みによるものがほとんどで、洗車しただけでは取り除くことはできず、コーティング作業に含まれる研磨作業で消すこととなります。
つまりコーティング施工することで、小傷や雨染みが消え、コーティングの性能によりボディの艶と光沢が復活(向上)します。

理由2:小傷や雨染みがつきにくくなる

小傷や雨染み
コーティング被膜で塗装面を覆い保護することで、コーティングの耐擦り傷性能や耐雨染み性能により、小傷や雨染みが付きにくくなります。
もしコーティングを施工していないと、上の写真のように塗装面に直接小傷が付着したり、雨染みが固着してしまう可能性があり、取り除くには塗装を磨いて消す以外に方法はありません。
長期間使用した愛車や中古で購入した車は、塗装が劣化していたり、以前に行った磨き作業により塗装が薄くなっている可能性があるため、お車の状態によっては磨くことができない場合もあります。
愛車を長く綺麗に維持するためにも、コーティング施工することで、小傷や雨染みが付きにくい状態を作ることが望ましいのです。

理由3:劣化や変色を防止する

劣化や変色

コーティング被膜で塗装面を覆い保護することで、コーティングの耐紫外線性能や耐酸性雨性能などにより、ボディの劣化や変色を防止することができます。
もしコーティングを施工していないと、紫外線や酸性雨などが塗装面に直接当たり、上の写真のように色褪せや変色などの劣化が起こりやすくなってしまいます。
長期間使用した愛車や中古で購入した車は、新車などと比べると塗装がすでに劣化しているため、より注意が必要です。
愛車を長く綺麗に維持するためにも、コーティング施工することで、塗装の劣化や変色を防止する状態を作ることが望ましいのです。

理由4:汚れ落ちが良くなり洗車が楽になる

洗車が楽になる

コーティングの防汚性能により、ボディの汚れ落ちが良くなり洗車が楽になります。
車は、排気ガス・埃・酸性雨・紫外線・鉄粉・花粉・黄砂などにさらされていますが、コーティングが持つ防汚性能により、これらの汚れがボディに付着しづらくなり、付着した汚れも簡単に落とせるようになります。
汚れ落ちが良くなることで、日頃のお手入れとなる洗車も楽になり、綺麗に維持しやすくなります。

理由5:売却時の査定額が上がる可能性がある

査定額が上がる可能性がある

コーティングを施工していると、売却時の査定額が上がる可能性があります。
コーティング施工車は、コーティング未施工車と比較して、

塗装面の傷や劣化が抑えられている
艶や光沢があり綺麗に見える
今後も塗装面を綺麗に保つことができる付加価値がある

という3つの理由があるからです。
車種やコーティングの状態にもよりますが、数十万円単位で変わることも十分考えられます。

ただし、ここで気をつけたいことは、
"コーティング施工しているということ自体で大きく変わるものでは無い"
ということです。
査定項目にコーティングの有無という項目はなく、あくまで

外装が綺麗に見えるか
コーティングが綺麗に維持されているか

ということが査定額が上がるポイントとなります。
コーティングが剥がれているような場合は、買い取った後にコーティングを剥がすなどのメンテナンスが必要になるため、返って査定額が下がる場合もあります。

コーティング施工と定期的なメンテナンスをすることにより、傷・シミ・色あせ・劣化を防ぎ、光沢を向上させることで、売却時の最低額が上がる可能性があるため、将来的に売却する可能性がある方は、コーティング施工することをおすすめします。

参考になる記事: ガラスコーティング8つのメリットと5つのデメリットを専門家が解説

2.中古車にコーティングする5つの方法

実際に中古車にコーティングを施工するには、以下の5つの方法があります。

方法1:コーティング専門店に依頼する
方法2:量販店に依頼する
方法3:ガソリンスタンドに依頼する
方法4:中古車販売店に依頼する
方法5:DIYで施工する

それぞれの方法によって下表のように、持続性・仕上り・価格などが異なりますので、施工方法をしっかり選ぶ必要があります。
中古車にコーティングする5つの方法

それでは1つずつ詳しく解説していきましょう。

方法1:コーティング専門店に依頼する

コーティング専門店コーティングの性能

仕上がりや性能などが最も良いコーティング施工をするなら、コーティング専門店へ依頼する方法が良いでしょう。
その主な3つの理由は、下記の通りです。

中古車でも新車のように仕上がる
艶や光沢が格段に優れている
耐久性やコーティングの性能を最大限に発揮させることができる

中古車でも新車のように仕上がる

中古車が新車のように仕上がる
コーティング専門店でコーティング施工すると、中古車でも新車のように仕上げることができます。
中古車はボディがくすんだように見える場合が多く見受けられますが、くすみの原因はボディに付着した傷やシミとなります。
この傷やシミなどを正しくケアする❝下地処理❞が、コーティング施工で最も重要なことの1つとなります。
コーティング専門店では、下地処理を塗装の状態に応じて正しくケアすることができるため、中古車でも新車のように仕上げることができるのです。

艶や光沢が格段に優れている

中古車の専門店コーティング後の艶と光沢
コーティング専門店でコーティング施工すると、艶や光沢が格段に優れた仕上がりとなります。
コーティング専門店では、量販店や市販のコーティング剤より格段上の優れた商材を使用しており、その優れた商材を活かす技術も持ち合わせているからです。
上の写真は、専門店で磨きなどの下地処理を行い、専門店で扱っている優れたコーティング剤を使用して施工しています。
格段に優れた艶と光沢がご覧いただけると思います。

③コーティングの耐久性や性能を最大限に発揮させることができる

コーティング施工後の乾燥
コーティング専門店でコーティング施工すると、コーティングの耐久性や性能を最大限に発揮させることができます。
コーティング施工で最も重要なことのもう1つの理由は、❝コーティング被膜の乾燥作業❞となります。
しっかり乾燥させて硬化させることにより、仕上り・性能・耐久性に大きな差が生まれるためです。
しかし、コーティング被膜が完全に乾燥(硬化)するまでに約1ヶ月かかると言われており、この間に汚れや酸性雨に触れてしまうと、コーティング被膜の効果効能に影響を与えてしまいます。1ヶ月汚れや雨に当たらないようにすることは現実的に無理と言っても過言ではありませんね。
そこでコーティング専門店では、熱乾燥(遠赤外線乾燥機)により1時間程度でコーティング被膜を完全硬化させ、コーティングの効果効能を最大限引き出していきます
自然乾燥に比べ、光沢・撥水性能・硬度も向上します。

参考になる記事:コーティング優良店厳選9選と後悔しない為の8つのチェック事項

方法2:量販店に依頼する

量販店コーティングの性能

専門店より価格を抑えながら、性能や耐久性のあるコーティング施工するなら、量販店に依頼する方法が良いでしょう。
量販店では専門店と同じコーティングを取り扱っているショップもあります。
ただし、量販店のコーティングはアルバイトや専門知識が少ない施工者が施工するケースもあるため、コーティングのムラが出てしまったり、施工する材料の成分が弱いコーティング剤を使用することもあります。

方法3:ガソリンスタンドに依頼する

ガソリンスタンドコーティングの性能

量販店より価格を抑え手軽にコーティング施工するなら、ガソリンスタンドに依頼する方法が良いでしょう。
ガソリンスタンドで多く取り扱っているコーティングはキーパーコーティングとなります。
キーパーコーティング
このキーパーコーティングには、ガラスコーティングといえる比較的性能の良いクリスタルキーパーや、ポリマーコーティングと同等と言えるようなピュアキーパーまで様々あり、予算などが可能であればガラスコーティングを選択すると良いでしょう
ただし量販店と同様に、ガソリンスタンドでもアルバイトや専門知識が少ない施工車が施工するケースもあり、コーティングのムラが出てしまったりするケースがあります。

参考になる記事:ガソリンスタンドのコーティングってどうなの?プロが徹底比較

方法4:中古車販売店に依頼する

中古車販売店コーティングの性能

費用はある程度かかっても他店へ持ち込む手間をかけたくないなら、中古車販売店に依頼してしまう方法が良いでしょう。
ただし、費用の割に、コーティング成分の濃度が薄い市販品と同等のコーティング剤を使用することが多く、汚れづらさ・光沢・持続性は低くなります。

磨き傷(バフ目)が残ったコーティング

また、中古車は傷が付着していることが多く、コーティング施工前に塗装面を研磨して傷を消す作業を行うことがほとんどです。
その際に、技術者の経験不足や知識不足から、上記画像のようなバフ目と言われる磨き傷が付着する可能性があり、その上にコーティング施工されることで、仕上がりに影響が出てしまいます。

方法5:DIYで施工する

DIYコーティングの性能

費用をできるだけ抑えたいなら、DIYで施工する方法が良いでしょう。
ただし、中古車は傷や洗車では落とせない汚れが付着していることが多いため、新車への施工と比べると、コーティングの仕上がりが劣ることになります。
少しでも仕上がりを良くするためには、下地処理(細部洗浄→洗車→鉄粉除去→水垢除去→イオンデポジット除去→ボディ研磨→脱脂作業)をしっかり行いましょう。
下地処理などのDIY施工方法は、4章「中古車のコーティング施工手順」をご覧ください。

【まとめ】費用対効果の大きい「コーティング専門店」がお勧め

中古車へのコーティングは、費用対効果の大きい「コーティング専門店」がお勧めとなります。
コーティング専門店に依頼すると、他の方法に比べて施工の際に一時的に高価な費用がかかりますが、
新車のように仕上がる
★極上の艶や光沢が得られる
耐久性が長い
★優れた撥水性能や硬度によりお手入れが楽になる

といったメリットを鑑みると、費用対効果が1番大きくなります。

参考になる記事:車のコーティングを自分(DIY)でやる方法

3.中古車におすすめのコーティングの種類

この章では、中古車におすすめのコーティングをご紹介します。

車のコーティングには、大きく分けて以下の4つの種類が存在します。

種類1. セラミックコーティング
種類2. ガラスコーティング
種類3. 樹脂コーティング(ポリマー)
種類4. 油脂コーティング(ワックス)

また、各種類よって下表のように特徴が異なります。
カーコーティングの主な種類と特徴

結論から申し上げますと、中古車におすすめなコーティングの種類は「セラミックコーティングとなります。
中古車は塗装面が傷んでいるケースが多く、コーティングする際に研磨していたりすると塗膜が薄くなっている可能性があります。
薄くなった塗装面にはコーティング被膜の厚い商品をおすすめします。

それでは、それぞれのコーティングの特徴おすすめの商品をご紹介していきます。

種類1:セラミックコーティング

中古車にセラミックコーティング施工

【 特 徴 】
セラミックコーティングは現在販売されているカーコーティングの中で最も効果効能や持続性が高い商品となります。
ガラスコーティングに比べ40倍以上の厚いコーティング被膜を形成するため、光沢や艶にも優れ、耐久性も約5~7年と非常に長くなります。

【 費用相場 】

15~30万円程度

【 中古車にお勧めのセラミックコーティング 3選 】

中古車にお勧めのセラミックコーティング
特にお勧めのセラミックコーティングは上表の通りとなります。
それでは各商品を少しずつご紹介します。

①ファインラボコーティング

ファインラボコーティング
ファインラボコーティング」は、カーコーティングの中で最も厚いコーティング被膜を形成します。
劣化した塗装に厚いコーティング塗膜が増えることで、光沢が向上塗装面を強化することができ、さらにその厚いコーティング被膜が小傷から塗装面を保護し、コーティング被膜に付着した小傷は自己修復する機能が得られるため、長期間新車のような状態を持続させることが可能となります。

②SCHILD®グラッテ

シルトグラッテコーティング
SCHILD®グラッテ」コーティングは、非常に硬いコーティング被膜を形成します。
非常に硬いコーティング被膜を4層まで重ね塗りすることができ、重ねるごとに強固にコーティング被膜を整えることができることができます。
耐薬品性に優れるため、台風や融雪剤などのアルカリ物質による塗装面の劣化や酸性雨などの酸性物質によるダメージを極限まで抑えることができます。

SCHILD®グラッテの詳しい内容はこちらのページをご覧下さい。

③セラミックプロ9H

セラミックプロ9Hコーティング
セラミックプロ9H」コーティングは、非常に硬いコーティング被膜を形成します。
非常に硬いコーティング被膜を10層まで重ね塗りすることができ、重ねるごとに強固にコーティング被膜を整えることができることができます。
従来のコーティングに比べ細かい傷が入りづらく、耐薬品性にも優れるため自然にコーティング被膜が剥がれることはありません。

セラミックプロ9Hの詳しい内容はこちらのページをご覧下さい。

種類2:ガラスコーティング

中古車にガラスコーティング施工
【 特 徴 】
ガラスコーティングはガラス質の硬い被膜を形成し、塗装面を強固し保護するカーコーティングです。
セラミックコーティングに比べると膜厚も薄く、光沢・艶・耐久性ももう一歩ですが、ワックスやポリマーコーティングに比べると持続性や耐久性は格段に長くなります。
【 費用相場 】
5~15万円程度

【 中古車にお勧めのガラスコーティング 2選 】

中古車にお勧めのガラスコーティング
特にお勧めのガラスコーティングは上表の通りとなります。
それでは各商品を少しずつご紹介します。

①G.Guard(Gガード)

Gガードガラスコーティング
G.Guard(Gガード)」ガラスコーティングは、セラミックコーティングと同等の硬く厚いコーティング被膜を形成します。
コーティング剤が塗装の分子間を埋めるように浸透するため、劣化の原因物質の侵入を防ぐとともに塗装が強化され、塗装本来の艶を引き出すことができます。
従来のガラスコーティングでは不可能であった重ね塗りも7層まで可能となり、防錆性や不燃性にも優れた、画期的なガラスコーティングとなります。

G.Guard(Gガード)ガラスコーティングの詳しい内容はこちらのページをご覧下さい。

②クォーツ

クォーツガラスコーティング
クォーツ」ガラスコーティングは、硬いコーティング被膜を形成します。
スプレーにて吹き付けていくことで従来のガラスコーティングの15倍の固さのコーティング被膜を細かい箇所まで形成することができ、持久性に優れています。
自浄性による耐シミ性能に優れた、2000年に販売開始されたロングセラーのカーコーティグとなります。

クォーツガラスコーティングの詳しい内容はこちらのページをご覧下さい。

種類3:樹脂コーティング(ポリマー)

【 特 徴 】
樹脂コーティング(ポリマーコーティング)は、油脂コーティング(ワックス)のデメリットである持続性を高くするために開発されたカーコーティングです。
価格は安価ですが、劣化のスピードが速く、持続性は約6カ月程度となります。

【 費用相場 】

1~2万円程度

【 中古車にお勧めの樹脂コーティング(ポリマー) 3選 】

ソフト99:レインドロップ

おすすめのポリマーコーティング剤「レインドロップ」

ノーコンパウンドで優しく、濡れたボディにも乾いたボディにも使用可能。
Amazon:1,118円 楽天:1,629円
 
※2022年10月現在

ソフト99:フッ素コート鏡艶(ミラーシャイン)

おすすめのポリマーコーティング剤「フッ素コート鏡艶(ミラーシャイン)」

ノーコンパウンドで優しく、重ね塗りすることで艶と強度が向上。
ライトカラー専用 Amazon:1,436円 楽天:1,616円
ダークカラー専用 Amazon:1,336円 楽天:1,616円

※2022年10月現在

インフィニクス:VOODOORIDE(ブードゥーライド)/シルクシンセティックリキッドポリッシュ

おすすめのポリマーコーティング剤「VOODOORIDE(ブードゥーライド) シルクシンセティックリキッドポリッシュ」

ノーコンパウンドで優しく、雨シミやイオンデポジットを除去する下地処理効果でボディ表面を磨き上げながらコーティング可能。
Amazon:2,644円 楽天:3,080円
※2022年10月現在

おすすめの樹脂コーティング(ポリマー)剤の詳しい内容はこちらをご覧ください。

種類4:油脂コーティング(ワックス)

【 特 徴 】
油脂コーティング(ワックス)は、植物から摂取されるカルナバ蝋(油)を原料とした、自分でも施工できる簡易的なコーティングとなります。
価格は非常に安価で、被膜が厚いため光沢や艶は出ますが、熱に弱くすぐに剥がれてしまうため持続性は約2週間と非常に短く、洗車の度にコーティングを行う必要があります。

【 費用相場 】

数百円~2千円程度

【 中古車にお勧めの油脂コーティング(ワックス) 2選】

シュアラスター:マンハッタンゴールドワックス ジュニア 100g

中古車にお勧めのワックス

最上級カルナバ蝋をふんだんに使った、ノーコンパウンドの究極のワックス。
Amazon:2,082円 楽天:2,286円
※2022年10月現在

ワコーズ:SKW シェイクワックス 二相式リキッドワックス(全塗装色用) 380ml

中古車にお勧めのワックス

液体式で塗り易く拭き取り易い。塗り重ねると艶が向上する。
Amazon:2,800円 楽天:2,019円
※2022年10月現在

4.中古車のコーティング施工手順

それでは実際に中古車へコーティング施工する際の施工手順を簡単にご紹介します。
中古車のコーティングは施工手順が最も重要となります。どんなに良いコーティング剤を使用しても、正しい手順で施工が行われないと密着性が低下し、その性能や耐久性をきちんと発揮することができません。
そこで中古車へコーティングする正しい施工手順をプロがご紹介します!
以下の施工手順に従って、実際に中古車へのコーティング施工を行っていきましょう。

次の動画も参考にご覧ください。

ステップ1:細部洗浄

コーティング前の細部洗浄
始めに細部の洗浄作業を行います。
パネル間の溝やエンブレム回りなどの細部に入り込んだ汚れを、汚れの性質(酸性・アルカリ性など)に応じた専用ケミカル剤を使用し除去していきます。
ホイールもホイール専用のクリーナーを使用して汚れを除去していきます。
洗浄後はパーツごとにしっかりすすぎましょう。放置してしまうとシミになる恐れがあります。

ステップ2:シャンプー洗車

洗車が楽になる

続いて、シャンプー洗車を行います。
細部洗浄で落とした汚れと共に、ボディ全体の汚れをシャンプーを使用して落としていきます。
しっかりすすぎ、しっかりと拭き上げましょう。

ステップ3:鉄粉除去

続いて、鉄粉除去作業を行います。

鉄粉・ピッチ・タール
▲カーピカネット様 公式通販サイトより引用

上の写真のように、洗車しても塗装面にザラザラした黒っぽい油系の汚れが残っていることがあります。これは鉄粉やピッチ・タールといった油系の汚れとなり、鉄粉除去クリーナーやパッド、鉄粉除去粘土を使用して除去する必要があります。
コーティング前の鉄粉除去
鉄粉除去クリーナーを使用して除去すると、上の写真のように紫色の液体となって表れます。
除去後はしっかりすすぎ、しっかり拭き上げましょう。怠るとシミになる恐れがあります。

ステップ4:油膜(水垢)除去

続いて、油膜(水垢)除去作業を行います。

油膜(水垢)
上の写真のように、ドアノブ周りについた傷に染み込んだ汚れや、雨水が垂れたような跡(水垢)が洗車しても残っている場合があります。
このように目に見える場合もありますが、実は目に見えていないワックスや排気ガス汚れ・花粉・黄砂などの油汚れが塗装面に付着しており、中古車には必ず付着していると考えて良いでしょう。
コーティング前の油膜(鉄粉)除去
この油膜(水垢)汚れは専用のクリーナーで落とす必要があります。
除去後はしっかりすすぎ、しっかり拭き上げましょう。怠るとシミになる恐れがあります。

油膜(水垢)専用クリーナーはボディタイプとカラーで選ぶ

油膜(水垢)専用クリーナーを購入・使用する際には、下の写真を参考に愛車のボディカラーに合っているか必ず確認しましょう!

【濃色車】
濃色車

【淡色車】白・シルバーなど
淡色車

油膜(水垢)専用クリーナーには研磨剤が含まれている物がほとんどですが、ボディカラーによって使用できる研磨剤の粒子の粗さが異なります。
誤ったクリーナーを使用すると愛車を傷つけてしまいますので、必ず愛車のボディカラーに合ったクリーナーを選びましょう!
※画像と実車の色味が異なる場合がありますので、濃色車か淡色車か迷う場合には、信頼できるショップやディーラーなどに確認しましょう。


また、マット(艶消し)塗装車には、研磨剤を含まないノーコンパウンドタイプの油膜(水垢)専用クリーナーを使用しましょう
マット(艶消し)塗装車
研磨剤を含む油膜(水垢)専用クリーナーを使用すると、艶消し塗装が剥がれて艶が出てしまいます。
マット(艶消し)塗装車には、必ず研磨剤を含まないノーコンパウンドタイプの油膜(水垢)専用クリーナーを使用しましょう!

ステップ5:研磨作業

汚れを全て除去したら、続いて研磨作業を行います。

傷やシミ
上の写真のように、中古車の塗装面にはシミ(イオンデポジット)やスクラッチ傷が付着しています。

車の研磨作業
このシミやスクラッチ傷を、専用のコンパウンドやバフを使用して
除去していきます。
全ての研磨作業が終了したら、いま一度「ステップ2:シャンプー洗車」を行い、研磨粉を全て洗い流しましょう。

すべてのシミや傷が除去できるとは限らない

研磨作業によってすべてのシミや傷が除去できるとは限りません。
研磨の方法や使用する研磨剤で、塗装の輝きが変わってしまったり傷やシミが取れていないということもあります。
また、技術力が優れた専門店で行っても、塗装の膜(塗膜)が薄かったり、傷やシミが深い場合は取り除くことができない場合もあります。
すべてのシミや傷が除去できるとは限りませんので、磨きすぎて塗装を剥がしてしまわないように注意しましょう!

ステップ6:コーティング塗布

コーティング塗布
全ての下地処理を終えたら、コーティングを塗布していきます。
コーティングを塗り込み、柔らかいクロスで拭き上げる作業を、パネル毎に行うとムラなく仕上がります。

次の動画を参考にご覧ください。

ステップ7:乾燥

遠赤外線乾燥
コーティング塗布後は、乾燥を行います。
コーティングが乾燥するまでに最低24時間は雨などに濡れないようにしましょう。
しっかり乾燥させることで、コーティング剤の持つ性能・耐久性・硬度をきちんと発揮させることができます。

熱乾燥が行えるコーティング専門店に依頼する

コーティングを専門店に依頼する場合、遠赤外線による熱乾燥が行える専門店に依頼することをお勧めします。
前章でも申し上げた通り、コーティングの耐久性や性能を最大限に発揮させるために最も重要なことの1つが❝コーティング被膜の乾燥作業❞となります。
しっかり乾燥させて硬化させることにより、仕上り・性能・耐久性に大きな差が生まれるためです。
コーティング被膜が完全に乾燥(硬化)するまでに約1ヶ月かかると言われておりますが、コーティング専門店では、熱乾燥により1時間程度でコーティング被膜を完全硬化させ、コーティングの効果効能を最大限に引き出し、自然乾燥に比べて光沢・撥水性能・硬度を向上させることができます。
従って、可能な限り、熱乾燥が行えるコーティング専門店にコーティングを依頼するようにしましょう。

参考になる記事:車のコーティングを自分(DIY)でやる方法

5.中古車のコーティングは専門店がおすすめ

中古車のコーティングは新車以上にコーティング専門店での施工がおすすめとなります。
その理由は主に以下の4つとなります。

理由1:塗装の状態を正しく見極めることができる
理由2:塗装の状態に適したコーティングを施工できる
理由3:コーティング施工後のケアを相談できる
理由4:アフターフォローが充実している

それでは1つずつ詳しくご紹介します。

理由1:塗装の状態を正しく見極めることができる

中古車の塗装状態を正しく見極めることが可能
コーティング専門店では中古車の塗装の状態を正しく見極めることができます。
先述した通り、中古車や長期間使用した車は、塗装が劣化していたり、以前に行った磨き作業により塗装が薄くなっている可能性がありますが、一見すると分からないものも多く、塗装の状態を正しく見極めることはとても難しい作業となります。
塗装が薄くなっている箇所を誤って磨きすぎてしまうと塗装が剥げてしまったり、傷んだ塗装に強い液剤を使用して塗装が傷んでしまったりなど、却って愛車を傷つけてしまうことになりかねません。
中古車のコーティングは、塗装の状態を正しく見極め、正しく施工することができるコーティング専門店に依頼することをおすすめします。

理由2:塗装の状態に適したコーティングを施工できる

中古車のコーティング塗布
コーティング専門店では中古車の塗装の状態に適したコーティングを施工することができます。
先述した通り、中古車や長期間使用した車は、塗装が劣化していたり、以前に行った磨き作業により塗装が薄くなっている可能性があり、場合によってはコーティング剤や塗り方によって塗装を傷めてしまう可能性もあります。
中古車のコーティングは、塗装の状態に応じて適したコーティング施工ができるコーティング専門店に依頼することをおすすめします。

理由3:コーティング施工後のメンテナンスを相談できる

中古車コーティングのメンテナンス相談

コーティング専門店では中古車へのコーティング施工後のメンテナンスについて相談することができます。
中古車や長期間使用した車は、未塗装樹脂・メッキ・レザーなど、塗装部分以外の部分も劣化している可能性が高いと言えます。
コーティング専門店では、コーティングを施工した部分だけでなく、施工していない部分のメンテナンス方法・注意点・おすすめのメンテナンス剤なども相談することができるため、コーティング専門店でのコーティングをお勧めします。

理由4:アフターフォローが充実している

中古車コーティングのアフターフォロー

コーティング専門店ではコーティング施工後のアフターフォローが充実しています。
コーティングの効果をしっかり長く持続させるためには、こまめな洗車やメンテナンスなどが必要となります。
コーティング専門店ではいくつかのメンテナンスメニューが用意されており、車の状態・駐車環境・生活環境に応じて適切な時期に適切なメンテナンスを行うことができ、メンテナンスの必要性や車の状態を確認・相談することもできます。
中古車のコーティングは、充実した手厚いアフターフォローができるコーティング専門店に依頼することをおすすめします。

参考記事:コーティング専門店おすすめ9選と信頼できるショップ7つの見極め方

6.中古車コーティングでよく頂く質問

中古車のコーティングに関してよく頂く質問をご紹介します。

どんな中古車でもコーティングできますか?

はい。20年程経過したお車でもコーティングを施工することは可能です。
ただし、塗装が剥離しているようなお車は、再塗装しなければならないため施工することはできませんが、塗装後や塗装が剥離していない部分への施工は可能です。

中古車にコーティングする良いタイミングはありますか?

できるだけ早めにコーティングを行うことをおすすめしております。
車の塗装は紫外線や酸性雨で日々劣化してしまい、進行すると塗装が剥離してしまうことがあります。塗装が剥離すると再塗装しなければコーティングできなくなるため、できるだけ早めにコーティングで保護し、劣化を防止することをおすすめします。

中古で購入したのですが、コーティングしてあるのか確認する方法はありますか

はい。以下の3つの方法があります。
(方法1)中古車を購入した際に、コーティングの施工証明書があるか確認する。
(方法2)購入した中古車に、施工したコーティングのステッカーが貼ってあるか確認する。
(方法3)購入した中古車の販売店に確認してみる。
※洗車をして水弾きや汚れ落ちが良いかという点から確認する方法もありますが、判断が難しく曖昧なためおすすめできません。

かなり傷んでいますが綺麗になりますか?

塗装が剥がれていたり、爪が引っかかるような傷がなければ、基本的に新車のように復元します。
しかし、塗装面にウォータースポットと言われる塗装が陥没したようなシミや、飛び石などによる深い傷がある場合は、除去することは難しくなります。

車の状態が綺麗なのですが磨かなくても大丈夫ですか?

気になるようなシミや細かいスクラッチ傷がなければ研磨作業は不要となります。
しかし、洗車しただけでコーティングを載せるショップもあるので、コーティング施工前にしっかりと下地処理を行ってくれるショップに依頼するようにしましょう!

コーティングの種類が多くて何を選べば良いのかわかりません。

最適なコーティングは、駐車環境・洗車の頻度・ボディカラーなどによって異なります。
以下のページを参考にご覧ください。
【参考記事】
車のコーティングの選び方が10秒でわかるフローチャートをプロが解説
愛車にピッタリ!おすすめのコーティング剤が見つかるプロ監修ガイド

中古車にコーティングした場合、洗車は必要ですか?

はい、必要です。
施工したコーティングの性能や耐久性をしっかり発揮させるためには、汚れを蓄積させないようにこまめな洗車やメンテナンスが必要となります。
洗車の頻度は駐車環境やボディカラーなどによって異なりますので、以下のページを参考にご覧ください。
【参考記事】
ガラスコーティングした後の洗車頻度は駐車環境と車の色で異なる
コーティング車の正しい洗車方法で5年経っても新車のような輝き
車を綺麗に保つための3つの洗車方法と7つの注意点をプロが解説

7.まとめ

以上のように、中古車へのコーティング施工は必要です!

コーティング施工することで

艶と光沢が復活(向上)し、
小傷や雨染みがつきにくくなり、
劣化や変色を防止することができ、
汚れ落ちが良くなり洗車が楽になり、
売却時の査定額が上がる可能性があります。

中古車の塗装の状態を正しく見極めることができる「コーティング専門店」で
劣化した中古車の塗装をしっかり保護することができる被膜の厚いセラミックコーティング」を
施工することをおすすめします。

この記事によって、中古車や長年使用した愛車の輝きが向上し、より素敵なカーライフを送ることができましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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