自動車の内装で高級車に使用されている本革シート、質感や触った時の柔らかさなどの感触と耐久性が高いレベルで要求されます。乗降時に摩耗され、荷重がかかり、温度差も大きく、湿気と乾燥を繰り返し、雨天時には水もつき、手垢のようなさまざまな汚れも付きます。

耐久性を重視すると革厚や塗装膜厚が厚く感触が犠牲になります。

感触を重視すると耐久性が劣るといった現象になります。

一般的には革は、耐久性が高く使うほどに質感がよくなると思われがちですが、塗装をしていない革のみでフェラーリなどの一部の革にしか採用されていません。

実際は汚れが付着してくるとひび割れや耐久性において問題が生じてきます。塗料を使用した本革はメインテナンスを怠るとひび割れや汚れが付着して本来の輝きを失ってしまいます。

シートの革は薄くて呼吸をしている

革シートで使われている革は、2ミリから5ミリの厚さしかなく柔らかく呼吸をしています。国産車のほうが薄く肌触り感が良いが痛みやすい

シートの革は着色塗装

革は一部を除いて柔軟性のある顔料系の塗料で着色されてトップにクリアー塗料が塗られています。内部が硬くなると負荷がかかる場所が割れてきます。>0<

革は湿気や水分に弱い 

革が水に弱いのはご存じのとおり、水分を使いすぎると乾燥時革内部が硬くなります。内部にカビが発生することもありますのでご注意を!

革の模様は汚れやすい

革の模様でもありますシボは、着色塗装後に柄を高圧プレスして凹凸がついていたり穴が開いています。当然凹凸や模様や穴には汚れが蓄積しています。

革用保護材の目的

シートの表面は柔軟性があるクリアー樹脂です。油分が多い柔軟剤を塗っても柔らかくなりません。かえって内部を酸化劣化させることもあり、塗りすぎると汚れを抱き込み劣化を促進してしまいます。

革はコスレに弱く割れやすい

乗り降りの際に衣服やアクセサリーなどによる部分的なコスレには非常に弱く。コスレた場所は表面が劣化しやすく痛みを加速させます。ジーパンなどの染料がしみこみやすいです。

わずか5年くらいで劣化してきますので日頃のお手入れが重要です。

むやみやたらとメンテナンスするよりは専門のプロにお願いしたほうがコストパフォーマンスに優れています。

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