カーフィルム主な効果施工できるお店

カーライフをより充実させるうえで欠かせないものの1つにカーフィルムがあります。

カーフィルムを施工する事で車内の快適性が大きく向上します。
またカーフィルムの紫外線・赤外線カット効果により、レザー部分の日焼け対策としても有効であり、選ぶカーフィルムの透過率(濃さ)によって、車の印象を変える事も可能です。

施工を検討しているものの、カーフィルムの主な効果や料金相場、施工できるお店やフィルムの種類、施工に関する法律などが気になるという人もいるでしょう。

今回は、カーフィルムの効果をしっかりと体感し、施工を後悔することのないように、多くの施工実績があるプロが分かりやすく解説していきます。透過率の選び方や車内の見え方、おすすめのフィルムも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

カーフィルムとは

カーフィルムとは
カーフィルムとは、車のガラスの内側に張り付けるカーフィルムです。

さまざまなメリットや効果が得られるため多くの人が施工しています。
「一度体感するとフィルム無しは考えられない」と話す人も少なくありません。

ここでは、カーフィルムのメリットや主な効果、施工の料金相場について詳しく解説していきます。

カーフィルム施工のメリットや主な効果

カーフィルムの施工といえば、外観の変化や車内を快適にする効果やメリットが存在します。

カーフィルム施工の効果・メリット
・断熱効果により車内が快適になる
・紫外線(UV)、赤外線(IR
)をカットできる
・色付きフィルムで見た目がカッコ良くなる
・車内のプライバシー保護&防犯効果の向上
・事故時のガラス飛散防止

カーフィルムの紫外線・赤外線カット効果は、種類によって異なるものの、専門店などで扱われている高品質なフィルムの場合、90~99%ほどのカット効果があります。シミなどの肌荒れを防止できるのはもちろん、夏のジリジリとした熱光線を大幅にカットできて快適な車内空間を維持できます。

フィルムには保温効果もあるため、夏・冬ともにエアコンの効きが良くなり、燃費改善も可能です。色付きフィルムを選べば、車内のプライバシーを確保できるだけでなく物色できないことから車上荒らしの抑制にも効果を発揮します。

事故の際には窓ガラスの飛散も防げるため、ケガのリスクも減らせるといったメリットも存在します。このようにカーフィルムを施工すればさまざまなメリットを得られます。

カーフィルムの断熱効果、詳しいメリットとデメリット、費用感、UVカットやIRカット効果について詳しく知りたい方は、カテゴリーごとにまとめた下記記事をご参照ください。

カーフィルムの断熱効果について
カーフィルムの効果,費用,メリットデメリットをIICが解説
100%紫外線カット(UVカット)カーフィルムの特徴をIICが解説
赤外線(IR)カットフィルムの効果とカット率の違いをプロが徹底解説

カーフィルム施工の料金相場

カーフィルムの施工料金は「フィルムの品質・施工箇所・ガラスのサイズ(車種)」で変わります。

フィルムの効果について前述しましたが、全ての種類に赤外線や紫外線カット効果があるわけではありません。また、そのカット率もフィルムによって大きく異なります。施工箇所ごとにで料金設定しているお店が多いことから、フィルムの種類と施工箇所で料金が異なります。標準的な車種の各施工箇所の料金相場は、以下の通りです。

施工箇所 赤外線カット効果なし 赤外線カット効果あり
リア3~5面(リアドアガラス・リアクォーターガラス・リアガラス) 30,000~40,000円 35,000~50,000円
フロントドア・1面あたり フロント施工メニューは基本的になし 15,000円
フロントガラス フロント施工メニューは基本的になし 30,000~40,000円
サンルーフ 15,000~30,000円

後方座席に施工する場合、1枚のみといった依頼は少ないためリア3~5面のセット価格で提供しているお店がほとんどです。1面のみ貼りたいといった依頼にも対応しているため、料金詳細について知りたい方はお店に問い合わせしてみましょう。

WINCOS(ウィンコス)・KOBOtect(コボテクト)といった高性能フィルムの場合は、相場よりも2~3万円ほど高くなります。一方でDIY用のフィルムは施工費用が含まれていないため、5,000~15,000円ほどで購入可能です。

カーフィルム施工できるお店の種類と特徴

カーフィルムを施工するうえで重要なのが「お店選び」です。お店ごとに取り扱っているフィルムや仕上がりのレベル、料金に大きな違いがあります。どのお店が一番というわけではなく、自分の要望に合ったお店を選ぶことが大切です。

ここではカーフィルム施工を行っている「カーショップ・ディーラー・専門店」ごとで、施工の特徴について解説していきます。

カーショップの特徴


カーフィルム施工を依頼できる主なカーショップとしては「オートバックス」や「イエローハット」があります。職人が在籍しているお店しか施工できないため、全てのお店で対応しているわけではありません。

取り扱っているフィルムは、お手頃な価格のものが多く、専門店で取り扱っているような紫外線・赤外線カット効果のある高品質なものを選べる店舗も中にはあります。

あくまでもカー用品販売がメインであるため、カーフィルム施工に特化した設備はありません。専門店と比べると仕上がりの品質は低めである一方で、安く施工できることが魅力と言えるでしょう。

ディーラーの特徴

ディーラーの特徴
近年は、施工前にカーフィルム施工をお願いできるディーラーが増えてきました。取り扱っているフィルムの品質は、カー用品と同じくらいのレベルになります。

カー用品店と同様に、コーティングやフィルム施工をメインとしていないことから、簡易ブースでの施工がほとんどです。施工レベルに関しては、専門店などに外注依頼しているケースが多く、お店によって差があります。

納車前に施工できるため、わざわざお店に車を預ける必要がなく、施工費用をローンに組み込めることが魅力と言えるでしょう。

専門店の特徴

専門店の特徴
専門店とは、コーティング専門店のことでカーフィルムだけに特化しているお店はほとんどありません。カーショップやディーラーと比べて高品質なフィルムを取り扱っていることが多く、品質の高さにこだわりたい方におすすめです。

経験豊富な職人が在籍しており、他の店舗では断られるような旧車や電気自動車への施工にも対応してもらいやすいと言えるでしょう。施工設備に関しては、専用ブースを完備しているお店もあり、仕上がり品質も一番高いと言えます。

ただし、お店によって扱っているフィルムの種類や設備に大きな差があるため、実績や口コミを事前にチェックするようにしましょう。高品質な仕上がりで、フィルムの効果を最も実感できる一方で、施工料金は高めに設定されています。

カーフィルムの透過率(濃さ)の選び方

カーフィルムの透過率(濃さ)の選び方
カーフィルムの種類について調べていると「透過率」という言葉を目にします。透過率とは光の通しやすさのようなもので、カーフィルムに関しては、透過率が低いものほど色が濃くなります。

初めて施工する場合、どれくらいの濃さがおすすめなのか、濃さ別での見え方が分からないという方がほとんどでしょう。ここでは、カーフィルムの透過率(濃さ)の種類と、施工後の見え方について解説していきます。

カーフィルムの濃さの種類

カーフィルムの濃さは、統一されているわけではなく、メーカーによって種類が異なります。ここでは「KOBOtect Sun Block Film」を例に濃さの種類について見ていきましょう。

KOBOtect Sun Block Filmの透過率の種類

・TSM-90C:透過率90%
・TSM-85C:透過率85%
・TSM-N75S:透過率75%
・TSM-N35S:透過率35%
・TSM-N15S:透過率15%
・TSM-N05S:透過率5%

TSM-90Cと85Cは非常に透過率が高く、見た目は透明のフィルムです。後ほど詳しく説明しますが、フロント面にフィルムを貼る場合は、透過率が70%を下回ってはいけません。そのため、色付きフィルムを貼れるのはリアドアやリアガラスといった後方部分のみとなります。

このようにカーフィルムにはさまざまな濃さがあり、透過率によって車の印象や車内からの見え方が大きく異なります。ちなみに、数値には若干の違いがあるものの、透過率によって赤外線・紫外線カット効果に大きな差はありません。

カーフィルムの透過率ごとの日中や夜間の見え方

カーフィルムの濃さを決めるうえで気になるのが、施工後の見え方です。かっこよさだけで色を決めてしまうと周りが見えづらく感じる恐れがあります。一方で、薄すぎると車内のプライバシーの確保が十分にできないため注意が必要です。

カーフィルム施工後の見え方の目安
・透過率80~90%:透明であるため見え方は施工前と変わらない
・透過率50%前後:若干黒っぽくなるだけで、外からでも十分車内を確認できる
・透過率30%前後:車外からは中の人影を確認できる程度。車内の暗さはほとんど変わらない
・透過率15~20%:車内の様子がほとんど見えず、車内も若干暗くなる
・透過率5~10%:車外からは一切車内が見えず、車内もかなり暗めになる

透過率20%を下回ると、夜間の運転では後方が若干見えにくくなり、10%以下では車のライト以外ほとんど見えません。車の運転が苦手であったり、駐車スペースが狭い場合は注意が必要です。また、15%を下回るとリアカメラの映像が見えなくなる可能性もあります。

リアカメラの見えやすさも含めて、実際の見えやすさはお店のサンプルで直接確認するようにしましょう。ちなみに施工数が多いのは透過率30~15%ほどの濃さです。

関連する記事:カーフィルム専門店が教える失敗しないフィルムの選び方

専門店がおすすめするカーフィルム

専門店がおすすめするカーフィルム
フィルム効果の高さを重視したい場合、品質の高いフィルムを取り扱っている専門店での施工がおすすめです。しかしながら、お店によって扱っている種類が違うため、どれがおすすめなのか分からないという人もいるでしょう。

ここでは、コーティング専門店・カービューティーIICが取り扱っているおすすめのカーフィルムを2つ紹介していきます。現存するカーフィルムの中でもトップレベルの品質を誇る商品ですので、ぜひ施工を検討してみてください。

KOBOtect Sun Block Film

KOBOtect Sun Block Film
コボテクト・サンブロックフィルムは、紫外線カット率100%・赤外線遮断率99%と圧倒的な品質を誇る高性能フィルムです。
ただカット率が高いだけでなく、他のフィルムと比べてカットできる波長の範囲が非常に広いことが特徴です。

夏のジリジリとした熱光線をカットし、これまでにないほどの快適な車内空間を実現できる商品です。商品ラインナップも豊富で、フロント面に施工できる透明フィルムもあるため、運転席・助手席の暑さ対策もできます。スモークフィルム以外では、ミラーシリーズも3種類の中から選べます。

【実験動画】カーフィルムKSBF(旧LFTフィルム)はどれだけ凄い?紫外線・赤外線で照射実験

sylphide

Sylphide
シルフィードは、多くの専門店が導入している高機能カーフィルムで、紫外線カット率99%・赤外線カット率90%を誇ります。
高品質でありながら、施工費用も安く施工数が圧倒的に多い人気のフィルムと言えるでしょう。

濃さの種類も豊富で、コボテクトと同様にフロント面に施工できる透明フィルムも用意されています。専門店以外にも一部のカー用品店でもメニューとして取り扱われていますので、気になる方は近くのお店をチェックしてみてください。

カーフィルム専門店の選び方については、お勧めのカーフィルム専門店8選!優良ショップ選びの5つのポイントで詳しく解説していますので、検討されている方はご参照ください。

カーフィルムでよくある失敗と後悔しないためのポイント

カーフィルム施工について調べてみると「後悔」「失敗」といったネガティブな情報も見受けられます。なぜこのような声があるのか気になる方もいるのではないでしょうか。

ここでは、カーフィルム施工でよくある失敗談とその対策方法について解説していきます。優良なお店の選び方についても説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

失敗例1.フィルムが濃すぎた

フィルム施工の失敗談としてよくあるのが「濃さの選定ミス」です。「想像していた以上に車内が見えている」「濃すぎでバックカメラの映像が見にくい」といった内容です。

このような失敗を防ぐには、お店に置いてあるサンプルでしっかり比較したり、施工経験豊富なスタッフに夜間の見え方やおすすめの暗さについて質問したりすることが大切です。施工スタッフは、実際に施工した人の声をたくさん聞いてきているため、より詳しくアドバイスしてもらえます。

バックカメラに関しては、部分的にフィルムをくりぬくといった方法も可能です。ただし車外からの見え方が悪くなるため注意が必要です。こちらから質問しないと説明しようとしてこないようなお店には注意が必要です。また、分かりやすいサンプルを置いていないお店は避けた方がいいでしょう。

失敗例2.車検に通らなかった

市販のカーフィルムを自分で貼るケースで多いのが「車検の際に剥がすように指摘される」という失敗です。フィルムに関するルールを理解していなかったり、運転に支障がでるほど仕上がりが悪かったりすると、車検時に指摘されます。

指摘される車の大半は、フロント面(フロントドア・フロントガラス・フロントクォーターガラス)にフィルムを貼っているケースです。フロント面はフィルムを貼っていいものの透過率が70%を下回ってはいけません。透過率70%以上のフィルムでも貼り方が悪ければ基準を満たせない可能性があります。

また、近年施工する人が増えている「ゴーストフィルム」は、透過率70%を上回っているものの車検場によっては剥がすように指摘されるといったケースもあります。規則が変更される可能性があるため注意しましょう。

このような失敗を防ぐには、透過率の高い高品質な透明フィルムを扱っており、施工後に証明書を発行してくれるお店を選ぶようにしましょう。カービューティIICで取り扱っているコボテクト・シルフィードは、どちらもフロント用の透明フィルムがあり、透過率の測定機器も法令で定められている「PT-500」を使用しているため安心です。

失敗例3.ゴミかみや折れがある

施工品質に関する失敗として多いのが「ゴミかみと折れ」です。ゴミかみとは、ホコリなどがフィルムとガラスの間に挟まってしまい、ぶつぶつが表面にできてしまう現象です。フィルムの折れは施工時に無理やりヘラで水抜きしようとしたときにできます。

このような失敗は、フィルム施工専用ブースを用意しておらず、ホコリなどが舞いやすい環境で施工しているお店で発生しやすくなります。フィルムの折れは、発生した時点で貼り直すのですが「バレないから」とそのままごまかそうとするお店もあるため注意が必要です。

明らかに相場よりも安いお店は、設備が整っておらず仕上がりが低い可能性があるため、必ずお店の口コミなどを調べたうえで依頼するようにしましょう。また、納車時には折れやごみカミがないかなるべくチェックすることでトラブルを防げます。

ちなみに、フィルムを貼った当日は、ガラスを上下させると剥がれてしまうことが稀にあるため、動かさないようにしましょう。

フロントガラスや運転席へのカーフィルム施工について

フロントガラス・運転席・助手席といった、フロント面にフィルムを貼ることは可能ですが、何でも自由に貼れるわけではありません。前述した失敗談のように、車検に通らない可能性もあるため注意が必要です。

ここでは、フロント面施工に関する法律や貼れるフィルムの種類などについて、解説していきます。

フィルム施工に関連する法律

ガラスへの貼り物は、運転時の視界を悪くする可能性があるため、道路運送車両法でルールが定められています。その内容は「ドライバーが交通状況を把握するうえで必要な視野の範囲にかかわる部分においては、可視光線の透過率が70%を下回ってはいけない」というものです。

2024年6月時点では、この条件にさえ違反していなければ、違法とはなりません。上記ルールにおける「視野の範囲」とは、フロントガラス・フロントドアガラス・フロントクォーターガラス部分が該当します。そのため、リアドア・スライドドア・リアガラスなどは可視光線が70%を下回る色付きフィルムでも問題ありません。

ちなみに、透過率70%を上回っていたとしても、フィルムの貼り方が悪く明らかに視野を悪くしていると判断された場合は、車検時に剝がすよう指摘されるケースがあります。

フロント3面に貼れるカーフィルムの種類

フロント面に貼れるカーフィルムは、施工後の透過率が70%を下回らないものであれば、種類に指定はありません。紫外線・赤外線カット効果に関係なく施工できます。

ドレスアップ目的のフィルムとして人気のある「ゴーストフィルム」は、透明ではなく虹色に見えるため「車検に通らないのでは?」と考える人もいますが、透過率70%を上回っていれば違反になりません。

ただし、フィルム自体の透過率が70%以上でも貼った後の数値が70%を下回るケースも珍しくないため、注意が必要です。また、透明フィルムでも、時間の経過と共に劣化で透過率が下がってくるため定期的に張替えを検討しましょう。ちなみに、フィルムの寿命は5~10年と言われています。

車検時のトラブルを防ぐためにも、適切な測定機器を導入しており、施工証明書を発行してくれるお店を選ぶようにしましょう。

フロント3面にフィルムを貼る場合の注意点

フロント3面にフィルムを貼る場合、透過率が70%を下回らなければ問題ないものの、以下のような項目に注意が必要です。

  • フィルムが透過率70%以上のものでも絶対に大丈夫とは限らない
  • フィルムをきれいに貼れていなければ車検時に指摘される可能性がある
  • カーナビのフィルムアンテナ部分はフィルムを貼れない可能性がある

透過率が70%以上のフィルムだったとしても、透明なガラスに貼るだけで透過率は下がります。種類にもよりますが、施工後の透過率は73~75%ほどが多く余裕でクリアしているわけでもありません。施工後に透過率を測定し、施工証明書を発行してくれるお店への依頼をおすすめします。

また、自分で施工した結果、空気が間にはいっていたり折れていたりすると、車検時に剥がすよう指摘される可能性があるため注意が必要です。フロントガラスにカーナビのフィルムアンテナなどがある場合、フィルムをくりぬくか、アンテナを貼り直す必要があります。

お店によっては断られる可能性もあるため、事前に相談するようにしましょう。

カーフィルムに関するよくある質問

最後は、カーフィルムに関する4つのよくある質問に答えていきます。

  • カーフィルムは自分で貼れる?貼り方は?
  • カーフィルムを貼ると車検に通らないって本当?
  • スモークフィルムは違法?
  • 激安店と専門店はどっちがおすすめ?

カーフィルムのDIY施工やスモークフィルムの違法性、優良なお店の選び方に関する内容ですので、ぜひ参考にしてみてください。

カーフィルムは自分で貼れる?貼り方は?

カーフィルムは自分で貼れる?貼り方は?
必要な道具を揃えれば自分でも貼れます。ただし、誰でも簡単に貼れるわけではなく、仕上がりを良くするには内張りを外す必要があります。
施工環境が整っていなければごみカミやフィルムの折れも発生しやすくなるため、専門店のように仕上げるのは難しいと言えるでしょう。一方で、施工費用がかからないため5,000~15,000円ほどの費用しかかかりません。

今回解説してきた内容を参考に、お店に任せるか判断してみてください。カーフィルムの貼り方は、カーフィルムの貼り方と注意点で詳しく解説しています。

カーフィルムを貼ると車検に通らないって本当?

カーフィルムを貼ると車検に通らないって本当?
カーフィルムを貼っている車でも車検には通ります。ただし、フロントガラス・フロントドアガラス・フロントクォーターガラスに関しては、透過率70%以上でなければ通らないため、色付きフィルムは貼れません。
フロントガラスに施工できるのは、透過率70%以上の透明フィルムのみとなります。透過率によって数値に若干の違いはあるものの、透明フィルムでも紫外線・赤外線カット効果は十分にできます。

カーフィルム施工車の車検については、カーフィルム施工車の車検は大丈夫?ルールについて分かりやすく解説に記載してますので、ご参照ください。

スモークフィルムは違法?


車内が見えないような真っ黒なスモークフィルムを貼っていたとしても違法にはなりません。ただし、色付きフィルムを貼れるのはリアドアやリアガラスといった後方部分のみとなります。
薄かったとしても、透過率によっては車検に通らない可能性も出てくるので、フロントドアやフロントガラスに色付きフィルムを検討している際は相談しましょう。
透過率については【プロが解説】カーフィルムの種類と透過率ごとの見え方についてをご参照ください。

激安店と専門店はどっちがおすすめ?


専門店がおすすめです。取り扱っているフィルムの品質が高く、施工設備が整っているお店が多いことが理由に挙がります。
ただし、全てのお店が優良とは限らないため、施工設備や利用者の口コミなどを事前にチェックするようにしましょう。

激安店だから品質が悪く技術がないというわけではないものの、専門店の方が全体的に優良である傾向です。
施工費用をとにかく安く抑えたい場合は、激安店での施工も検討してみましょう。

カーフィルムを施工して快適なカーライフを楽しもう

カーフィルムは、紫外線・赤外線をカットする事で車内の快適性を向上させ、日焼け防止、車内のプライバシー保護に役立ったりと、さまざまなメリットがあります。

昨今ではBEVが以前よりも普及してきた背景もあり、エアコン効率が航続距離に直結するため、エアコンの効きをよくする手段としてカーフィルム施工による遮熱性向上に注目が集まっています。

カーフィルム施工を検討中の方は、選ぶお店によって扱っているカーフィルムの品質や料金に違いがあるため、ご自身の要望に沿ったお店を選ぶことから始めていきましょう。
カーフィルムの仕上がりに対しての品質を求めるのであれば、施工実績が豊富なカーフィルム施工店。透過率や濃さに関しては、夜間の視野やバックカメラの見え方なども大きく異なってくるため、お店でサンプルを確認し、スタッフとご相談しながら検討するのがおすすめです。

海外ではカーフィルムの透過率規定や、そもそも車検自体がない国もありますが、日本の法律ではフロント面のガラスには透過率70%以上の透明フィルム以外を施工すると車検には通りません。

しかし、透明なカーフィルムであっても紫外線・赤外線カット効果は十分に期待出来るので、夏の暑さや日焼け対策に力を入れたい方は、ぜひカーフィルムの施工を検討してみてください。

当記事を執筆した千葉県市川市のカービューティーアイアイシーでは、カット率が高い2種類のカーフィルムを取り扱っており、紫外線・赤外線カット効果の体感機も用意しております。

興味がある方は工場見学を申し込みください。スタッフ一同ご来店をお待ちしております。

ここまで当記事をご参照くださりありがとうございました。この記事を通して、ユーザー様のお役立ちに貢献出来れば幸いです。

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この記事を書いた人

氏名:馬場伸 (ばば しん)

役職 技術部課長
専門:カーコーティングカーフィルムバイクコーティング
1993年に㈱カービューティープロで技術研修を受け独立し多くの車を磨き続けた。その後、2001年~2014年まで新潟県のカーコーティングショップに努める。2014年には大阪に単身赴任し更なる技術を求めカーコーティング専門店に勤務する。2017年にはカービューティーアイアイシーに入社し、現在は技術部課長を務める。カーコーティング、カーフィルムの実績が多く保有する技術能力は高くお客様の求める価値を提供し続けている。