千葉県デッドニング専門店のカービューティーアイアイシーです。
今回は車のデッドニングって何?デッドニングの効果を知りたい!
そんな方に車のデッドニングについて詳しくお伝えしていきます。
車のデッドニングで得られる効果や施工できる場所などをお伝えしていきますのでデッドニング施工の参考にして頂ければ幸いです。
目次
デッドニングの効果
❶ロードノイズを抑える
❷騒音を軽減する
❸スピーカー音質の向上させる
デッドニングが施工できる箇所
ドアデッドニング
ルーフデッドニング
フロアデッドニング
タイヤハウスデッドニング
デッドニングとは
車のデッドニングとは、制振材や吸音材を車体の鉄板部分やプラスティックパーツに施工する作業です。
この制振材を張り付けることで車の鉄板部分を補強することが可能です。この制振材を張り付けることによりロードノイズ(走行時の振動)を抑えることが出来ます。
また、吸音材を張り付ける作業は、車外からの騒音や車内で発生する音の反射を抑えることが可能となります。そのことで、快適な車内空間が得られるのがデッドニングの特徴です。
因みにデッドニングを行うもう一つの目的はサウンドシステムの音質向上です。
ドアにデッドニングを行うことで、音の広がりや低周波帯の音が聞き取りやすくなることもできるのです。
では、具体的にデッドニングの効果について見ていきましょう!
デッドニングの効果
デッドニングの効果は①ロードノイズを抑える②騒音を軽減する③スピーカーの音質を向上する
以上、3項目がデッドニングで得られる効果です。
1項目ごとに詳しく見ていきましょう!
❶ロードノイズを抑える
車が高速走行をすると、タイヤと路面に摩擦が生じます。
この摩擦が、車体の鉄板部分に振動を共振します。
この振動が共振することで、人に伝わり不快感を与えます。
このロードノイズはエンジンの振動や雨しぶきの振動など様々な振動が発生しています。
この振動を極限まで抑える作業がデッドニングなのです。
②騒音を軽減する
騒音を軽減するとは、車内の鉄板部分はむき出しになっています。車外の騒音が車内に侵入するのを抑える効果が得られます。
また、エンジン音やタイヤと路面の摩擦で生じる走行音、エンジン音などを吸収するのがデッドニングの2つ目の効果です。
❸スピーカー音質の向上させる
デッドニングは本来オーディオのサウンドシステムを向上するための対策として開発されたのがデッドニングです。
オーディオの音質を向上させるデッドニングはスピーカー交換の際に行うのも有効的です。
また、ドアの鉄板部分にデッドニングを施工することで、スピーカーから排出される音が車外に漏れるのを防ぐ効果が得られます。
そして、ドアのデッドニングを行うことで、低周波帯の音が聞き取りやすくなります。
ベースやドラムの音などが聞き取りやすくなる効果も得られるのです。
では、デッドニングはどこに施工できるのか見ていきましょう!
デッドニングが施工できる箇所
デッドニングが施工できる箇所は下記の項目です。
・ドアデッドニング
・フロアデッドニング
・ルーフデッドニング
・タイヤハウスデッドニング
・エンジンルームデッドニング
では、1項目ごとに詳しく見ていきましょう!
ドアデッドニング
車のドアパネルを外すと上記の画像のように鉄板がむき出しになっています。
スピーカーの裏側から排出される音が外部に漏れてしまうため、鉄板部分に制振材や吸音材を張り付けることで音漏れを防ぎ、スピーカー正面から音がしっかりと聞こえるようになるため音質向上になります。
また、外部から侵入する騒音や振動を減らすことでノイズ対策にも有効なのがドアデッドニングです。
・ロードノイズ(振動)を軽減
・スピーカーの音質向上(低周波帯の音が聞き取りやすくなる)
・外部からの騒音を軽減
ルーフデッドニング
ルーフ部分も内装を外すと鉄板がむき出しです。
ルーフ部分にもデッドニングを行うことで、雨しぶきやノイズを大幅に軽減できるのがデッドニングの一つです。
上記のように鉄板がむき出しな箇所に下記のように制振材を張り付けていきます。
制振材を張り付けることでロードノイズ(振動)や雨しぶきなどの不快な振動(共振)を軽減します。
その後、吸音材を張り付けることで車外からの侵入する騒音を吸収します。
・ロードノイズ(振動)を軽減
・雨しぶきなどの振動と騒音を吸収
・外部からの騒音を軽減
フロアデッドニング
フロア部のデッドニングも施工できます。
フロア部もルーフやドア同様に鉄板がむき出しのため外部の騒音や振動が入りやすくなります。
フロアの鉄板部分にデッドニング材を張り付けることで振動を抑え車内空間を快適にすることが可能となります。
・タイヤの摩擦によるロードノイズ(振動)を軽減
・エンジン音、マフラー音などを吸収
・外部からの騒音を軽減
タイヤハウスデッドニング
車で最もノイズが発生する箇所はタイヤ回りです。
車が走行する際にタイヤと路面に摩擦が加わりノイズを発生させます。
このノイズを軽減するのが、タイヤハウスのデッドニング作業となります。
上記画像のようにタイヤハウスのカバーを外すと車内が鉄板がむき出しです。
このむき出しの鉄板に制振材や吸音材を張り付けることで圧倒的にノイズを軽減することが出来るのです。
上記画像はタイヤハウスカバーとタイヤハウスの鉄板部分にデッドニングを施工した画像となります。
ノイズを軽減するためにもタイヤハウスデッドニングは有効です。
・ロードノイズ(振動)を軽減
・スピーカーの音質向上(低周波帯の音が聞き取りやすくなる)
・外部からの騒音を軽減
以上がデッドニングが施工できる箇所についてでした。
続いては、IICが実際に使用するデッドニング材についてご紹介します。
デッドニング材の種類
デッドニング材には求める効果によって適切な材料を使用する必要があります。
当店では、デッドニング材を3種類ご用意しております。
1、フォーカルBAM
2、STP製品
3、オーディオテクニカ
上記3種のメーカーを取りそろえる理由は、施工する箇所や車種によって最適なデッドニング材は異なります。
また、求める効果によっても使用する材料は異なるので詳しくはスタッフまでお申し付け下さい。
STP Aero
STPのAeroは制振効果に優れたデッドニング材です。
当店で使用する際はスタンダードコースのデッドニングをご依頼頂いた場合に施工させていただきます。
このデッドニング材はブチル素材となり、鉄板に密着しやすく衝撃や振動が吸収しやすい素材となります。
耐熱性にも優れるため、一度張り付いたデッドニング材は簡単に剥がすことが出来ないほど強固に密着します。
STPの吸音材
STPは様々なデッドニング材があり、吸音タイプの商材も存在します。
この吸音材を使用するのは、制振材を張り付けた後に重ね張りを行い吸音材を張り付けます。
制振材で振動や共振を抑えた後に、吸音材で外部から侵入する騒音を吸収することで車内空間が快適に仕上がります。
オーディオテクニカ(アクワイエ)
オーディオテクニカのアクワイエはブチルとアルミ板の2層構造となっており、衝撃や共振を抑える効果が極めて高くなります。
従来のブチル素材のデッドニング材に比べると圧倒的な制振効果を実現します。
天井やルーフ、フロアなどの箇所に施工できる優れた製品です。
フォーカルBAM
このバムは3層構造(ハニカム制振材、アルミシート、粘弾性ブチル複合体の3層構造)で車の振動と騒音を吸収します。
1枚のシートで効果的に振動と吸音効果が得られるためノイズ対策には有効なデッドニング材です。
デッドニングの施工価格
ドアデッドニング料金表
項目 | ライトプラン | スペシャルプラン | ライトプラン | スペシャルプラン |
2枚ドアの場合 | 4枚ドアの場合 | |||
価格 | ¥66,000 | ¥88,000 | ¥121,000 | ¥154,000 |
※ライトプランには内装パネルの吸音材の張り付けは含まれません。 ※ライトプランは粘弾性のブチル素材を使用します。 ※スペシャルプランは粘弾性ブチル素材とアルミシートの2層構造を使用します。 |
※全て税込価格です。
フロアデッドニング
ルーフデッドニング
※全て税込価格です。
フルデッドニング料金表
追加オプション タイヤハウスデッドニング(フォーカルBAM)
車種 | タイヤハウス4カ所 | フロント2カ所 |
国産車 | ¥154,000 | ¥92,400 |
輸入車 | ¥169,400 | ¥101,640 |
※その他割引との併用は出来ませんのでご了承下さい。 |
※全て税込価格です。
追加オプション(フルデッドニングと同時施工の場合)
車種 | タイヤハウス4カ所 | フロント2カ所 |
国産車 | ¥123,200 | ¥73,900 |
輸入車 | ¥135,500 | ¥81,300 |
※その他割引との併用は出来ませんのでご了承下さい。 |
※全て税込価格です。
まとめ
デッドニングは車の車内環境を快適にするために非常に有効な作業となります。
このデッドニングはロードノイズ対策と音質向上を行う作業です。
施工する箇所によっても得られる効果は全く変わりますので詳しくはスタッフまでご相談下さい。
デッドニングを行い大切な愛車の車内環境を快適に仕上げてみませんか?
この記事を書いた人
氏名:小川一太郎(おがわ いちたろう)
役職:技術部課長
専門:カーオーディオ・デッドニング・スピーカー交換
高校卒業後、カー用品店にて社員として23歳まで4年間半電装担当としてカーナビやカーオーディオの取り付けを行っていました。その時は難しい車や、外車などは外注業者が取り付けをしていたため、私も技術力を高めたいと思い、外注業者に転職し、関東各地のカー用品店にて外注として勤務していました。その後、個人事業主として都内高級車ディーラーなどよりご依頼頂いた作業を出張にて行っていました。現在では、輸入車などのカー用品店では難しいとされる車のスピーカー交換やデッドニングを得意とする。