ポリマーコーティングを自分で施工する方法と注意点

カーコーティングの普及に伴い、最近ではさまざまな商品が開発されています。近年の主流はガラスコーティングですが、依然として「ポリマーコーティング」は根強い人気を誇っています。ガラスコーティングよりも施工価格が安く、施工性の良さも大きな魅力と言えるでしょう。

DIY向けのポリマーコーティング商品も多数販売されており、自分で施工する人も増えてきています。しかしながら、自分で作業したことがなく、施工手順や注意点が気になるという方もいるでしょう。

この記事では、コーティング専門店のプロがポリマーコーティングの施工手順や注意点について、新車・中古車別で詳しく解説していきます。ポリマーコーティングの魅力なども紹介していますので、施工を検討してみましょう。

ポリマーコーティングの特徴

近年の主流は、耐久性に優れたガラスコーティングです。ポリマーコーティングの弱点ともいえる耐熱性や耐擦り性能にも優れています。しかしながら、ポリマーコーティングは今でも根強い人気を誇っており、多くのお店で取り扱われている商品です。

ここでは、ポリマーコーティングがなぜ人気なのか、その魅力と施工性の特徴について解説していきます。

ポリマーコーティングの魅力

ポリマーコーティングの魅力

ポリマーコーティングの魅力としてあるのが、特有の「ヌルテカ」な艶です。この艶は濃色車で特に際立ち、ボディの色合いをより鮮やかに見せてくれます。また、ポリマーコーティングは柔軟性が高く、ボディの小傷に入り込みやすく、施工後に傷が目立たなくなり、見た目がきれいになったように感じる効果もあります。

耐久性が低い分、施工費用が安く抑えらており、5,000円~3万円ほどで施工可能です。ガラスコーティングの相場が6~15万円ほどなので、施工費用を抑えたい方に最適です。

被膜が柔らかく、固まりにくいため施工しやすいこともあり、DIY向け商品が多数販売されています。

ポリマーコーティングの施工のしやすさ

ポリマーコーティングは施工性が良く、DIY施工に適していると言えます。コーティング剤は塗布した瞬間から硬化が始まりますが、ガラスコーティングは固まる速度が速く、非常に強固な被膜であるため、拭き残しなどがあると簡単に落とせません。

ポリマーコーティングの場合、硬化スピードが遅く塗り広げやすいため、初めて施工する人でも失敗のリスクを防げます。万が一拭き残しがあったとしても、数十分以内に気付ければ均等に塗り広げられます。

関連記事:ポリマーコーティングとガラスコーティングの違い

新車編|ポリマーコーティングのDIY施工手順

新車編|ポリマーコーティングのDIY施工手順について解説するイメージ

コーティング施工はただ塗って終わりというわけではなく、ボディ状態に合わせた下地処理が必要です。適切に下地処理ができていなければ、汚れを引きずってしまいボディが傷だらけになったり、溶剤を均等に拭き取れずにムラができたりします。

ここでは、新車におけるポリマーコーティングのDIY施工手順について、工程ごとに詳しく解説します。ガラスコーティング施工にも活かせる内容ですので、理解したうで実践してみてください。

手洗い洗車で表面の汚れを洗い流す

まずは手洗い洗車でボディをキレイにしていくのですが、いきなりシャンプーするのではなく、上から下の順で多めに水をかけて表面の汚れを流していきましょう。これにより、汚れを引きずり傷がつく可能性を抑えられます。

表面の汚れを洗い流した後は、シャンプーで優しくボディを洗っていきます。洗浄作業も上から下が基本であり、最も汚れが付着している足回りは最後に洗いましょう。ホイールもきれいに洗いたい場合は、ボディよりも先に行います。

ボディを洗う際には、汚れが流れ落ちやすいようにワイパーを立てておくようにします。服などが引っ掛からないように注意してください。新車の場合はシミや鉄粉がほとんどないため、下地処理は洗車のみで問題ありません。どうしてもシミなどが気になる場合は、この後に紹介する中古車編の手順で作業しましょう。

ボディをしっかり乾燥させる

洗車した後は、しっかりとシャンプーを洗い流してボディの水を拭き取っていきます。使用するクロスは一般的なタオルではなく、ボディ用のマイクロファイバークロスを使用しましょう。この時にブロワーがあると、細かい隙間に溜まった水分まで取り除けます。

ボディに水気が残っていると、コーティングが定着しないため、しっかりと乾燥させることが重要です。炎天下で乾かすと、水滴がシミになりやすくボディが熱を持つため、屋根下で乾かしましょう。

1パネルずつポリマーコーティング剤を塗布する

ボディが乾いた後は、ポリマーコーティング剤を塗布してきます。溶剤を塗布する際は、必ず1パネルずつ作業を進めていきます。溶剤を全体に均等に塗り広げて、クロスで余剰分を均等に拭き取っていきます。均等になったら次の箇所へと移り、同じ作業を繰り返していく流れです。

溶剤の拭き取りに使用するクロスは、2つ折りにして4つの面を使い分けます。1つの面が溶剤を含んで拭き取りにくくなったら、別の面に切り替えながら作業を進めましょう。これを繰り返してボディ全体を仕上げていきます。

溶剤の拭き取りが不十分ではムラやギラツキができやすくなります。ボディサイズにもよりますが、溶剤拭き取りのクロスは2~3枚用意しておくと安心です。

1パネルずつ仕上げ拭きする

コーティングは丁寧に拭き取ったつもりでも、予想以上に余剰分が残っているケースがあります。前工程で使用したクロスとは別の新しいクロスで、再度仕上げ拭きしていきましょう。クルクルと回しながら表面を均等にするイメージで拭いていきます。

仕上げ拭きに関しても、2枚ほど用意しておくと安心です。どうしてもギラつきが消えない場合は、固絞りしたクロスで拭いてから再度仕上げ拭きすることで、ギラつきを抑えられます。

最終確認でムラやギラつきをチェックする

仕上げ拭きまで終わった後は、拭き残しをチェックしていきます。パネルの継ぎ目やボディの下部などは特に拭き残しやすいポイントです。

分かりにくい場合は、太陽光にボディを当てることで、ギラつきやムラが見えやすくなります。ライトをさまざまな角度から当ててチェックするのも効果的です。ガラスコーティングに関しても基本的に同じ方法で施工できます。

関連記事:車のガラスコーティングを自分で簡単にやる方法をプロが暴露

中古車編|ポリマーコーティングを自分で施工する手順

中古車編|ポリマーコーティングを自分で施工する手順について解説するイメージ

中古車に自分でコーティングする場合、ボディにシミや鉄粉が付着しているため、下地処理を丁寧に行っていくことが大切です。ボディを磨くことは難しいものの、専用のケミカルグッズを使用すれば、一定の状態までボディをキレイに仕上げられます。

手洗い洗車で表面の汚れを洗い流す

まずは新車の時と同様に手洗い洗車で表面の汚れを洗い流していきます。いきなりシャンプーで洗うのではなく、上から下の順番で水を大量にかけて、表面の砂埃を流していきましょう。流した後は、シャンプーとスポンジで表面の汚れを落としていきます。

洗車の際、シミなどが気になりつい強めに洗いたくなるものですが、一点に力が集中すると線傷がつきやすいため、おすすめしません。シャンプーによる洗浄が終った後は、水で洗い流しましょう。商品にもよりますが、鉄粉・シミ除去剤はボディを濡らした状態で使用するのが一般的ですので、ボディを拭き取る必要はありません。

鉄粉やシミを除去剤で取り除く

ボディを洗った後は、鉄粉除去剤やシミ除去剤をボディに塗布していきます。兼用ではないので別々で作業しましょう。除去剤には「研磨粒子配合タイプ・粘土タイプ・化学成分で分解するタイプ」があります。

研磨粒子配合のものや粘土タイプは、除去力が高い反面、作業に時間がかかりやすくボディに傷がつきやすいため、DIY施工の際には注意が必要です。酸性成分などで溶かして除去するタイプがおすすめです。

ボディに除去剤を塗布し、成分を汚れに浸透させた後、優しく洗い流します。この工程を数回繰り返すことで、除去できます。除去剤は成分濃度が強いため、できるだけゴム手袋を着用しましょう。

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再度洗車して除去剤を洗い流す

除去剤による作業が終わった後は、再度洗車を行い除去剤をしっかりと洗い流していきます。酸性成分はシミなどを除去できる一方で、長時間ボディに付着すると変色などの影響を与えるため、洗い流しのないように注意しましょう。

最初に行った洗車のように、上から下の順で水をかけていきます。また、成分が残らないようにワイパーなどは上げて作業します。

ボディをしっかり乾燥させる

除去剤を洗い流した後は、ボディの水分を拭き取っていきます。一般的なタオルではボディに傷が付くため、必ずマイクロファイバークロスを使用しましょう。この際に、ブロワーがあるとミラーやバンパーに溜まった水までしっかり除去できます。

ボディに水気があると、コーティングが定着しにくくなるため、しっかり乾燥させましょう。炎天下での乾燥は、水玉がシミになりやすく、ボディが熱を持つため屋根下で乾燥させます。

新車編と同じ手順でコーティング剤を塗布する

ボディを乾燥させた後は、1パネルずつポリマーコーティング剤を塗布していきます。商品にもよりますが、溶剤を均等に塗り広げてからマイクロファイバーで余剰分を拭きとり、さらに均等に仕上げていきます。

広範囲に塗りすぎると、拭き取り作業中にコーティング剤が乾いてしまうため、注意しましょう。溶剤を拭き取る際は、クロスを2つ折りにして、4面を順番に使い分けます。1面が溶剤でいっぱいになり拭き取りにくくなった場合は、別の面に切り替えて作業を続けます。この手順を繰り返しながら、ボディ全体を仕上げていく流れです。

最後に別の新しいクロスで再度拭き残しなどがないかをチェックしながら、仕上げ拭きしていきます。太陽光に当てたり、ライトでチェックすると拭き残しやギラつきを見つけやすくなります。

自分(DIY)でポリマーコーティングを施工する際の注意点

自分(DIY)でポリマーコーティングを施工する際の注意点

DIY向けのポリマーコーティング商品は、誰でも簡単に施工できるように改良されていますが、作業前に理解しておくべき注意点が存在します。

自分で作業した際によくある失敗事例を交えながら解説していきますので、意識して施工を行いましょう。

炎天下や風の日の強い日の施工は避ける

自分でコーティング施工する場合、炎天下での作業は避けましょう。季節にもよりますが太陽光によりボディが熱くなり、洗車でシミができたりコーティングがすぐに乾いたりしてムラができるリスクが高いと言えます。特に黒色などの濃色車は注意が必要です。

炎天下しか作業スペースを確保できない場合は、コーティング剤の塗布範囲を1パネルから2分の1パネルにするなど、乾燥に注意しながら作業しましょう。

風の強い日は、砂ホコリが飛散しやすいため、ボディを拭いたりコーティング剤を塗布している作業で汚れを引きずってしまい、ボディに線傷が発生しやすくなります。

作業別でクロスは使い分ける

コーティングのDIY施工でよくある失敗の1つに、溶剤の拭き取り不足によるギラつきがあります。丁寧に拭き取っているつもりでも、クロスの使いまわしが原因でギラツキが発生することがあります。

コーティング剤を拭き取るうちに、クロスに溶剤が蓄積し、次第に拭き取りが難しくなるためです。クロスは2つ折りにして4面を適度に使い分け、洗車や仕上げ拭きで使うクロスとは別に新しいものを用意しましょう。作業全体を通じて、最低でも3枚、可能であれば4~5枚は用意しておくと安心です。

当店では、吸水性に優れ非常に柔らかい業務用マイクロファイバークロスを販売していますので、DIYでぜひお試しください。

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樹脂部分に付着しないようにする

ボディに樹脂部分がある場合は、コーティング剤が付着しないように注意しましょう。樹脂部分は溶剤が浸透しやすく、シミになると除去できません。シミ除去剤なども同様です。

付着してすぐにシミになるわけではないものの、心配な場合は、マスキングテープで保護するなどして対策しましょう。万が一付着した場合は、固絞りしたクロスですぐに拭き取ります。

ちなみに、コーティング剤の中には樹脂専用のものや、樹脂やヘッドライトにも施工できる商品もあります。

中古車の場合は無理をしない

中古車の場合、ボディにシミや鉄粉が付着していることが多く、除去剤を使用しても完全に取れないケースがあります。また、見た目を美しく仕上げたり、施工しやすくしたりするために本来であれば磨き作業も必要です。

下地処理が中途半端な状態でコーティングすると、模様のようなムラやギラつきが発生しやすくなります。除去剤を使用しても効果が薄い場合は、専門店での施工をおすすめします。

徹底した下地処理を行い、コーティング施工することで、新車のような輝きを体感できます。

関連記事:中古車にコーティングは必要?コーティングのプロが徹底解説|カービューティーIIC

中古車の場合は下地処理だけお店に依頼するのもおすすめ

中古車の場合は下地処理だけお店に依頼するのもおすすめであることについて解説するイメージ

中古車でボディの状態が悪く、お店への依頼を検討しているものの、施工費用はできるだけ抑えたい方もいるでしょう。そのような場合は、下地処理だけをお店に依頼する選択肢もあります。

全てのお店で対応しているわけではないものの、メニューとして設けられていたり、相談すれば対応してもらえたりします。全国展開している「キーパー」では「車のあらゆる汚れを解決するメニュー」として、以下のような作業を依頼可能です。

・鉄粉取り
・花粉のシミ取り
・精密研磨

料金は、ボディの状態によって変わります。専門店やディーラーでも対応しているお店があるため、まずは相談してみましょう。ちなみにポリマーコーティングを専門店に依頼した場合の相場は2~4万円ほどです。

ポリマーコーティングのDIY施工に失敗した場合の対処法

ポリマーコーティングのDIY施工に失敗した場合の対処法

ポリマーコーティングを自分で施工して失敗してしまった場合、まずは洗車してみましょう。ポリマーコートは固まりにくくガラスコーティング程の耐久性がないため、洗車することでムラやギラつきがなくなる可能性があります。

それでも良くならない場合は、シミ除去剤など、成分の強い商品を使用して、被膜が剥がれ落ちるか試してみましょう。この2つの方法で改善しない場合は、表面を磨く必要があります。

ボディを磨いた経験がある場合は、研磨機を使用して全体を磨いてみましょう。研磨機などがない場合は、お店への相談をおすすめします。全体ではなく、一部のみ気になる場合は、研磨剤で優しく手磨きすることでも改善可能です。

耐久性を重視したい場合は、DIY用のガラスコーティング剤がおすすめ

耐久性を重視したい場合は、DIY用のガラスコーティング剤がおすすめであることについて解説するイメージ

ポリマーコーティングの魅力として施工費用の安さがありますが、DIY施工であればガラスコーティングでもほぼ同じ値段で施工できます。ポリマーコーティングと比べて耐久性が大幅にアップするため、ヌルテカな艶にこだわりがない場合は、ガラスコーティングの施工も検討してみましょう。

DIY商品であれば、施工の難しさに大きな差はなく、先ほど紹介したDIY施工の方法で問題ありません。ただし、被膜が硬化した場合、ポリマーコーティングよりも除去が難しいため、中古車でボディの状態が悪い場合は、お店に相談しましょう。

当店では、DIY向けに高品質なガラスコーティング商品を販売していますので、気になる方はチェックしてみてください。

関連記事:車のガラスコーティングを自分で簡単にやる方法をプロが暴露|カービューティーIIC

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ポリマーコーティングに関するよくある質問

ポリマーコーティングに関するよくある質問にいて答えていくイメージ

施工するコーティングを決めるうえで、まだまだポリマーコーティングについて知りたいという方もいるでしょう。最後は、ポリマーコートに関する4つのよくある質問に答えていきます。

・ポリマーコーティングのメリット・デメリットは?
・ポリマーコーティング施工車のお手入れ方法は?
・洗車機でも施工できるって本当?
・お手入れで洗車機を使用しても大丈夫?

コーティング施工後のお手入れ方法についても紹介していますので、参考にしてみてください。

ポリマーコーティングのメリット・デメリットは?

ポリマーコーティングのメリット・デメリットは、以下の通りです。

ポリマーコーティングのメリット

・施工費用が安い(5,000円~40,000円)
・ヌルテカな艶が特徴でDIY施工でもキレイに仕上げやすい
・被膜が非常に柔らかくDIY施工で失敗しにくい
・再施工しやすい

・ポリマーコーティングのデメリット

・ガラスコーティングと比べて耐久性が低い(3~6ヶ月ほど)
・高温や雨に弱く汚れが付着しやすい
・定期的に再施工が必要であるあめ、長期スパンで考えるとコスパが悪い

ガラスコーティングは、施工費用が6~15万円と高いものの、定期的なお手入れとメンテナンスを行なえば3~5年の耐久性があります。高温や雨にも強く、ちょっとした雨水で汚れを洗い流せる「セルフクリーニング効果」にも優れています。

ポリマーコーティング施工車のお手入れ方法は?

ポリマーコーティングを施工した後は、こまめに手洗い洗車をしてキレイな状態を保ちましょう。水を強く弾いている場合、軽度な汚れであれば水を強めにかけて拭き取るだけでも問題ありません。

施工から数ヵ月が経ち撥水効果がなくなってきた場合は、洗車した後に、再施工します。固着したシミなどがない限り、メンテナンスとして磨く必要はありません。

ちなみに、シミなどの発生を防ぎキレイな状態を維持できる洗車頻度は、青空駐車で1~2週間に1回、屋内駐車で2~3週間に1回が最適です。

洗車機でも施工できるって本当?

洗車機の中には、メニューとしてポリマーコートを施工できるものがあります。ただし、洗車した後にポリマー剤を全体に吹き掛ける程度であるため、数ヵ月持つようなことはありません。

お出かけ前など、その日だけキレイな状態にしたいような場合におすすめです。料金は洗車と合わせて1,000前後です。既にガラスコーティングを施工している場合、溶剤が混ざり合いシミなどになる可能性があるため、使用しないようにしましょう。

お手入れで洗車機を使用しても大丈夫?

ポリマーコーティングのお手入れで洗車機は使用しないようにしましょう。洗車機は洗浄力が強く、耐久性の低いポリマーコーティングでは、被膜が剥がれてしまう可能性が高いと言えます。

また、ブラシをお手入れしていないお店も多いため、施工しているコーティングに関係なく、ボディに線傷がついてしまう可能性もあります。どうしても使用したい場合は「ノンブラシタイプ」の洗車機を使用しましょう。

ポリマーコーティングでカーライフを楽しもう

記事をまとめるイメージ

ポリマーコーティングはヌルテカな艶と施工費用の安さが魅力であり、DIY向け商品が多数販売されています。最低限の下地処理を行なえば、自分でも十分施工可能です。

今回紹介した作業手順を参考に、コーティングを施工してみましょう。近年は施工性が改良されたDIY用ガラスコート商品も販売されています。

耐久性を重視したい場合は、ガラスコーティング施工も検討してみましょう。ボディの状態が酷い場合は、専門店での依頼をおすすめします。キレイな愛車でカーライフを楽しみましょう。

著者情報

株式会社カービューティーアイアイシー
代表取締役社長 舊役 哲史

2008年にガラスコーティング専門店の株式会社カービューテイーアイアイシーに入社
現在まで2,000台以上のカーコーティング,ガラスコーティングの施工実績を持ち、特に輸入車などの施工実績が豊富である。カーコーティングのオプション作業としてホイールコーティングの実績も豊富で様々な知識と技術力を有す。