ポリマーコーティングとガラスコーティングの違い

1章 安価に施工できるポリマーコーティング

ポリマーコーティングは比較的安価に施工することが可能となります。ワックスの次に普及されたポリマーコーティングはフッ素やシリコンを含む高分子化合物を車の塗装面に塗布する施工となります。塗装面にポリマー被膜を形成することで車の光沢を向上させたり、撥水性能を実現させることができます。これにより、車が汚れても水洗いで簡単に落とせるようなるためお手入れが格段に楽になります。また、ポリマーコーティングは樹脂コーティングとも呼ばれております。

施工費用が高額なガラスコーティング

施工費用が安価なポリマーコーティングに対して、ガラスコーティングの施工費用は高額です。ポリマーに比べガラスコーティングは被膜が固く、塗装面に結晶化されたコーティング膜を張り付ける作業となるため傷がつきづらくなります。また、ポリマーコーティングに比べ、寿命や耐久性に優れている点が最大の特徴です。より高性能なコーティングを選ぶならガラスコーティングの方が魅力と言えるでしょう。

ポリマーコーティングとガラスコーティングのメリット、デメリット

ポリマーコーティングとガラスコーティングのメリット、デメリット

ポリマーコーティングとガラスコーティングにはそれぞれ、メリットとデメリットが存在します。この章では、メリット、デメリットについて見ていきましょう。

ポリマーコーティング

ポリマーコーティングはプロに頼んでも安価に施工することができるコーティングです。また、自分でも市販されているスプレータイプのコーティング剤で簡単に施工することができます。しかし、被膜が柔らかく熱によるダメージを受けやすいのた寿命が短いといったこともあります。

メリット

安価に施工できるため気軽にコーティングできる
・自分でも簡単に施工できる
・簡単に光沢を向上させることができる

デメリット

寿命が短い(3~6カ月程度)
・油性系汚れが付きやすい
・ガラスコーティングに比べ洗車時の汚れ落ちが悪い

ガラスコーティング

ガラスコーティングは被膜が非常に硬く丈夫なため寿命が長く塗装面を長期間綺麗な状態に保ちます。油性系汚れも付着しづらくしづらくなり洗車時の汚れ落ちも抜群となります。

メリット

寿命が長い(3~5年)
・被膜が固いため傷が入りづらい
・厚みがあるため光沢に優れる
・熱で劣化(剥がれ)しづらい
油性系汚れが付着しづらく洗車で簡単に落ちる

デメリット

施工費用が高額
・施工に時間がかかる
・素人には施工が難しい

以上、ポリマーコーティングとガラスコーティングのメリット、デメリットでした。

ポリマーコーティングとガラスコーティングどっちがいいの?

ポリマーコーティングとガラスコーティングどっちがいいの?

ポリマーコーティングとガラスコーティングはどっちがいいの?と疑問に感じるかもしれませんが、人それぞれなのです。愛車の美観を新車のように持続させたいと思っている方はガラスコーティングがいいといえるでしょう。しかし、施工費用が高額となるため、安価にコーティングを施工したいと考えているならポリマーコーティングがよいと言えるでしょう!

ポリマーコーティングとガラスコーティングの違い

価格(業者に頼んだ場合) 寿命 光沢(輝き) 汚れづらさ 傷の入りづらさ
ポリマーコーティング 2~3万 3~6カ月 ×
ガラスコーティング 5~10万 3~5年

上記図のようにポリマーコーティングよりもガラスコーティングの方が寿命、光沢や汚れづらさ、傷の入りづらさが高いため、愛車を長期間持続させようと考えるならガラスコーティングがよいと言えるでしょう。しかし、ポリマーコーティングの方が安価に施工できるため気軽にコーティングを施工しようと考えるならポリマーコーティングをおすすめします。

ポリマーコーティングとガラスコーティングの違い

ポリマーコーティングとワックスの違いとは何でしょうか?詳しく見ていきましょう。

メンテナンスが楽なのはどっち

ポリマーコーティング・ガラスコーティングのメンテナンス

ガラスコーティングとポリマーコーティングですが、メンテナンスが楽になるのはどっちでしょう!ガラスコーティングはガラス被膜を形成する商品であり、耐熱性や耐スクラッチ性が高い商品だとお伝えしました。汚れがコーティング被膜の上に固着しても水洗いで簡単に汚れが落とせるようになります。ガラスコーティングを施工した塗装面に汚れが浸透するのを防ぐ効果があります。コーティング被膜の上に固着しても簡単に落とせるのです。一方、ポリマーコーティングは塗装の内部に浸透していくタイプのコーティングだとお伝えしました。そのため、汚れも塗装面に浸透しやすい性質があります。また、耐熱性に弱いため、炎天下で車を駐車しているとポリマーコーティングが解けてしまうこともあります。メンテナンスの観点でもガラスコーティングが優れていると言えます。 また、ポリマーコーティングは持続期間が短いため、定期的に再施工が必要となります。その時間やコストを考えるとガラスコーティングに勝るものはないのです。

施工が楽なのはどっち

ポリマーコーティング・ガラスコーティングの施工

ガラスコーティングは施工が非常に難しくなります。ガラスコーティングとは空気中の水分「湿度」と温度と化学反応を起こし硬化していくタイプのコーティングとなります。そのため、施工環境で仕上がりが左右されます。また、施工後の乾燥も非常に重要です。ガラスコーティングを施工後は24時間は雨や水にぬらしてはいけません。また、コーティング被膜を塗布して拭き上げた時にタイミングが合わないとコーティング被膜が乾いて拭きとれなくなることもあります。施工環境と技術力が重要なのがガラスコーティングです。ポリマーコーティングは施工後の乾燥も必要ありません。また、空気中の水分や温度も気にしなくて良いため、施工は非常に楽になります。 しかし、楽な分、定期的に施工しなければならないため、長期的なスパンで見るとガラスコーティングよりも手間はかかるのが現状です。

水弾き(撥水、親水)がよいのはどっち?

ポリマーコーティング・ガラスコーティングの撥水効果

ポリマーコーティングでもガラスコーティングでも初期の撥水性能はほとんど変わりません!
しかし、熱に弱いポリマーコーティングは熱でコーティング被膜が劣化してしまい、水弾きが低下してしまうスピードは速くなります。
ガラスコーティングは熱による劣化は少ないため、長期間撥水効果は持続します。

価格面の違い

ポリマーコーティング・ガラスコーティングの価格の違い

ガラスコーティングは数万円から数十万円する商品が多いです。
ポリマーコーティングは数千円~2万円程の価格で施工できるため、金額面で違いがでてきます。この金額の違いはコーティング剤の液剤代が原因です。
ポリマーコーティングと比べるとガラスコーティングは十倍程の価格差が生じます。
また、施工面でもガラスコーティングの方が時間がかかるため、ポリマーコーティングと比べると施工金額が高いのです。

車のコーティングを施工するならトータルカービューティーIIC

車のコーティングを施工するならトータルカービューティーIIC

トータルカービューティーアイアイシーでは,種類豊富なカーコーティングと最先端の設備で商品の効果効能を最大限まで向上させ、大切な愛車を美しく保たせます。カーコーティングを施工するなら実績豊富なトータルカービューティーアイアイシーまでご相談下さい。

1.遠赤外線によるカーコーティング効果の向上

遠赤外線によるカーコーティング効果の向上

カーコーティング施工後の品質(効果)を最大限まで向上させるには施工後の乾燥作業が重要となります。トータルカービューティーアイアイシーでは、コーティング施工後に遠赤外線乾燥機にてコーティング被膜を強制乾燥させることが可能となります。この作業を行うことで、コーティング被膜の硬度や寿命、撥水性能、光沢を高めることが可能となります。最先端の設備でコーティングをお任せ下さい。

2.ドアの内側までコーティングをスプレー塗布

ドアの内側までコーティングをスプレー塗布

私たちのこだわりは外装のみならず、細かな細部まで美しくさせます。コーティングを施工すれば外装が美しくなるのは当然ですが、ドアの内側やパネル間の溝まで細かい箇所も美しくさせ、仕上げにコーティングを塗布していきます。

3.純水設備によるコーティング作業

純水設備によるコーティング作業

IICでは業界でも珍しい純水装置を完備しております。純水にてコーティング作業を行うことでコーティング被膜と塗装面の結合を促進させ、コーティング膜の密着性が向上します。それにより寿命が向上し、水道水のカルキや塩素などの水シミを防ぐことが可能となります。

4.カーコーティング専用ブースで施工

カーコーティング専用ブースで施工

カーコーティングを施工する際には専用のクリーンブースで施します。クリーンブースのような仕切られた空間でガラスコーティングを施工することでホコリやミスト,排気ガスなどの不純物を付着を防止します。これによりコーティングの密着性を向上させ、コーティングの寿命や効果効能を向上させることが可能となります。また、ブースに設置されている特殊な光源で塗装を厳重にチェックしながら作業を行います。

まとめ

カーコーティング、ポリマーコーティング・ガラスコーティングのまとめ

ポリマーコーティングはガラスコーティングよりも古い商品となります。ガラスコーティングが販売される前に主流だった商品ですが、技術の進化によりガラスコーティングが販売されてからはガラスコーティングが主流になります。あまり、コストをかけられない方にはポリマーコーティングが良いかもしれませんが、効果効能「車を保護する」の観点で考えるとガラスコーティングに勝るものはないのです。

当記事を読んでコーティング選びの参考にしていただければ幸いです。

著者情報

株式会社カービューティーアイアイシー
代表取締役社長 舊役 哲史

2008年にガラスコーティング専門店の株式会社カービューテイーアイアイシーに入社
現在まで2,000台以上のカーコーティング,ガラスコーティングの施工実績を持ち、特に輸入車などの施工実績が豊富である。カーコーティングのオプション作業としてホイールコーティングの実績も豊富で様々な知識と技術力を有す。