車のコーティングの価格相場ってどれくらい?と疑問に感じているのではないでしょうか?
カーコーティングは以下の条件によって価格は異なります。
①施工するカーコーティングの種類
②カーコーティングを施工するショップ
③車の状態(新車、経年車(傷、シミの付着具合)など)
今回の記事では上記、①~③の価格を相場をお伝えします。
また、カーコーティングは安いものから高いものまでさまざまですが、価格だけでなく、コーティングの種類を理解して選ぶことが重要です。
この記事では初心者でもわかりやすく、コーティングの価格相場と基準についてプロが詳しく解説します。ぜひコーティング施工の際の参考にしてください。
目次
1章 車コーティングの価格はどれくらい?
新車のコーティング施工の価格相場
使用車(経年車)のコーティング施工の価格相場
2章 車コーティングの価格相場は施工する場所で異なる
2-1 コーティングの種類によって価格は異なる
2-2 コーティングを施工する場所で価格は異なる
3章 コーティングの価格を安価に抑える方法
① 新車時にコーティング専門店で依頼する
② web割引などを使用する
③ 相見積もりをする
1章 車コーティングの価格はどれくらい?
車のコーティングの価格ですが、主に施工するコーティングの種類によって価格は異なります。
まずは、コーティングの種類によってどれくらい価格が変わるのか見てみましょう。
新車のコーティング施工の価格相場
車コーティングの価格(新車の場合の値段)
製品名 | 持続性 | 値段(価格) |
・ワックス | 1週間 | 1~2千円 |
・ポリマーコーティング | 1~3ヵ月 | 1~3万円 |
・ガラス系コーティング | 6ヵ月~1年 | 5~7万円 |
・ガラスコーティング | 3~5年 | 7~10万円 |
・セラミックコーティング | 5~7 | 10~15万円 |
・プロテクションフィルム(PPF) | 5年前後 | 1150~180万万円 |
上記のようにコーティングの種類によって寿命や価格が異なります。
高価なコーティングほど原材料が高く、寿命が高い傾向にあります。また、高価なコーティングは作業時間が長くかかるため高額な施工費用がかかります。
高価なコーティングは5~10年ほど効果を持続するため予算があるなら上記のようにガラスコーティングやセラミックコーティングをおすすめします。
一方、出来るだけ安く仕上げたい!という方は安価なコーティングを定期的に行うという方法もあります。車のコーティングは予算や寿命に応じてご自身に最適なコーティングを選ぶようにしましょう!
使用車(経年車)のコーティング施工の価格相場
製品名 | 持続性 | 値段(価格) |
ワックス | 1週間 | 2~3千円 |
ポリマーコーティング | 1~3ヵ月 | 2~4万 |
ガラス系コーティング | 6ヵ月 | 6~8万 |
ガラスコーティング | 3~5年 | 10~15万 |
セラミックコーティング | 5~7年 | 15~20万 |
プロテクションフィルム(PPF) | 5年前後 | 150~200万 |
上記図は経年車(中古車)のコーティングの価格相場です。経年車は下地処理が必要となるため新車に比べ価格は高額になります。
下地処理とは、塗装面に付着した水シミや細かい小傷、細部の黒ずみなどを落とす作業です。この作業を行うため新車時より価格は高額になります。
車コーティングの種類をもっと詳しく知りたい方は下記のページをご覧下さい。
2章 車コーティングの価格相場は施工する場所で異なる
車のコーティングはどこで施工するかで価格が異なります。
この章では、ガソリンスタンド、カーディーラー、コーティング専門店の3か所の施工費用相場を見ていきましょう。
2-1 コーティングの種類によって価格は異なる
車のコーティングには大きく分けて5種類存在します。
この種類によって価格は大きく異なるので詳しく見てみましょう。
図3 製品別による価格の違いと効果効能
製品名 | 作業時間 | 値段(価格) | 汚れづらさ | 持続性 |
ワックス | 1時間 | 1~2千円 | × | 1週間 |
ポリマーコーティング | 3時間 | 1~3万 | × | 1~3ヵ月 |
ガラス系コーティング | 5時間 | 5~7万 | △ | 6ヵ月 |
ガラスコーティング | 10時間 | 7~10万 | 〇 | 3~5年 |
セラミックコーティング | 15時間 | 10~15万 | ◎ | 5~7年 |
車のコーティングには上記のように5種類存在します。
ワックスやポリマーコーティングは自分でも気軽に施工することが可能となりますが、ガラスコーティングやセラミックコーティングはプロの熟練した知識と施工技術が必要となります。
また、技術力だけではなく、使用する材料が高かったり施工時間がかかるため価格は比例してきます。
ご予算があるのであれば、ガラスコーティングやセラミックコーティングを施工した方がよいでしょう。
なぜ、ガラスコーティングやセラミックがよいのか。
図を見てもわかるように5年間のコストを割るとガラスコーティングの方が価格が安くなります。
また、汚れづらさや汚れ落ちもガラスコーティングの方がよいため、洗車の時間も軽減できるのです。
2-2 コーティングを施工する場所で価格は異なる
2-1ではコーティングの種類で価格が変わるということをお伝えしました。
次は施工する場所で価格が異なるということをお伝えします。
図5 車のコーティングは施工する場所で価格が異なる
施工する方法 | 製品名 | 価格 | 持続性 |
コーティング専門店 | ・ガラスコーティング
・セラミックコーティング |
10~15万 | 3~7年 |
カーディーラー | ・ガラス系コーティング | 8~10万 | 1~2年 |
量販店 (オートバックスやイエローハットなど) |
・ガラス系コーティング
・ポリマーコーティング |
4~6万 | 1年 |
ガソリンスタンド | ・ガラス系コーティング
・ポリマーコーティング |
2~3万 | 半年 |
自分で施工する | ・ガラスコーティング | 5千~1万 | 1~3年 |
上記の図では、施工する場所で価格が異なるということをお伝えしました。
施工する場所で価格が異なる大きな理由は下記の通りとなります。
①高価なショップほど作業にかける時間が長い(仕上がり重視)
②カーコーティングの持ち(寿命)が違う
③カーコーティングで得られる効果効能が異なる
この3つのことがあるので、安く施工しようとしてガソリンスタンドやカーディーラーに依頼してしまうとコーティングプロショップに比べ、持ちが悪かったり仕上がりが悪いというケースもあります。
その点を理解した上で施工するショップを選ぶようにしましょう。
参考になる記事↓
車のコーティングおすすめ専門店9選と後悔しない8つのチェック事項
セラミックコーティング施工で後悔しない業者の選び方|特徴や施工の適性|カービューティーIIC
3章 コーティングの価格を安価に抑える方法
先ほどまでは高額な製品ほど持ちがよく仕上がりがよいということをお伝えしてきました。
しかし、出来るだけ安くしたいと誰しもが思うはずです。
この章では、コーティングの価格を出来るだけ安くする3つの方法をお伝えさせて頂きます。
①新車納車後、直ぐにコーティング専門店に持ち込む
②web割引を使用する
③コーティング店2社以上で相見積もりをする
まずは新車納車時にコーティング専門店へ持ち込むということをお伝えさせて頂きます。
① 新車時にコーティング専門店で依頼する
新車時にコーティングショップに依頼することで、価格を抑えることが可能となります。その理由は1章でもお伝えしましたが、新車と経年車では施工する手順が異なるため新車の方が安く抑えられます。
また、ディーラーに依頼してしまうと仲介手数料を取られる可能性があるため、直接専門ショップに依頼することが安く抑えるポイントです。
参考になる記事:新車のコーティングを施工する場所や施工箇所まで徹底解説
② web割引などを使用する
また、コーティングを施工する際には依頼しようと思っているショップのホームページをよく見ることです。大半のコーティングショップは10%~20%の割引を行っています。
割引率が高いところだと50%OFFなんていうこともあるのでホームページを隅々まで見るようにしましょう。また、ウェブ申し込みで〇〇%OFFなんていうところもあるので、電話で予約してしまうと定価で施工することになりますので注意しておきましょう。
ガラスコーティング専門店の大半は割引を行っているのでしっかりと見ることが大切です。
しっかり見ないで定価で施工してしまい後悔しないためにも注意する必要があります。
コーティング専門店のIICでは下記のようにホームページに記載されております。
③ 相見積もりをする
コーティングを安く抑える最後の方法は相見積もりをすることです。
ほとんどのショップは相見積もりで〇千円~〇万円お値引きします!なんていうこともあります。
値引きの交渉力が必要となりますが、言うだけならただなので安く抑えられるために交渉してみましょう!
4章 車コーティングは絶対に値段だけで選んではいけない
車のコーティングを値段だけで選ぶのは非常に危険です。
例えば、同じ種類のコーティングで2社あったときに安いお店と高いお店があるとします。
この安い、高いには必ず理由があります。高いということは人件費がかかっていたり、設備や施工時間が長いために施工費が高額の可能性もあります。値段だけで判断せず慎重にお店を決めるようにしましょう
図6 コーティングの値段が高い理由
高い理由 | 安い理由 | |
施工環境 | カーコーティング施工時の環境が優れており、コーティング施工後の遠赤外線乾燥や純水などの設備環境が良い | カーコーティング施工時の施工環境が整っていないケースが多い |
施工時間 | 仕上がり重視で作業をするため施工期間が長いケースが多い | 施工時間を極力省くため安価なケースが多い |
使用するコーティング剤 | 効果効能に優れたコーティング剤の使用しているケースが多いため施工費が高額 | 寿命や効果効能が低いケースが多い |
上記図のように施工費用が安い、高いには必ず理由があるため、施工環境や施工時間(仕上がり)、使用するコーティング剤の効果効能などをしっかりと確認して依頼することをおすすめします。
カービューティーアイアイシーの施工環境
カービューティーアイアイシーのではコーティング施工時に遠赤赤外線ブースでコーティング被膜を強制乾燥させるため、コーティングの性能を大きく向上させることに成功しました。
図7 遠赤外線乾燥を行った場合と行わない場合の撥水性能の違い
上記のように遠赤外線による乾燥の有無で水弾き(撥水性能)が大きく変わります。
次は、遠赤外線乾燥の有無による被膜の硬さの違いを見ていきましょう!
図8 遠赤外線乾燥を行った場合と行わない場合の被膜の硬さ(硬度)の違い
コーティング施工には乾燥作業が必要不可欠です。
この乾燥作業が自然乾燥のものと強制乾燥のものでは同じ商品でも全く異なります。
コーティングをする際には遠赤外線で乾燥できるショップに依頼するようにしましょう。
参考記事:カーコーティングの焼き付け作業の効果性とは?メリットや注意点を解説|カービューティーIIC
カービューティーアイアイシーのより詳しい施工料金は下記のページからご覧ください。
まとめ
この記事では車のコーティングの価格相場をお伝えしてきました。
コーティングの価格は施工するコーティング剤の種類や施工するお店によって価格が異なります。
また、新車で施工するのか、経年車で施工するのかによっても価格は異なるので、気になる店舗を複数比較して依頼するようにしましょう。
また、コーティングを施工する際にはお得に依頼する3つの方法があります。
下記のポイントを参考にしてコーティングを選ぶようにしましょう。
車が新車で納車されたらすぐにコーティング専門店に持っていく。
web割引などを利用してコーティングの価格を抑える。
相見積もりを取り、価格の値下げ交渉をする。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コーティングプロショップのIICがおすすめする厳選したコーティングショップ9選(全国版)をご覧いただきコーティング依頼の参考にしてください。
日本全国で有名なコーティングプロショップ9店をコーティングプロショップがまとめました。
コーティング施工店選びの参考にして下さい。
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著者情報
株式会社カービューティーアイアイシー
代表取締役社長 舊役 哲史
2008年にガラスコーティング専門店の株式会社カービューテイーアイアイシーに入社
現在まで2,000台以上のカーコーティング,ガラスコーティングの施工実績を持ち、特に輸入車などの施工実績が豊富である。カーコーティングのオプション作業としてホイールコーティングの実績も豊富で様々な知識と技術力を有す。