ガラスコーティングを施工後に洗車をしていたら、コーティングが撥水しない!剥がれてしまったの?どうしよう!と感じている方安心してください。
ガラスコーティングを施工後に撥水しなくなるのはコーティングが剥がれたからではありません!車のガラスコーティングはコーティング被膜を形成後、自然に剥がれることは基本的には考えられません。撥水しなくなった原因として、コーティング被膜に排気ガスや黄砂、花粉、水シミ等の汚れが固着してしまったことで撥水していないことが考えられます。
今回の記事では、ガラスコーティングが撥水しなくなる理由と撥水性能を復活させる方法をプロが詳しく解説していきます。今回の記事を読んで豊かなカーライフが実現できることを願っております。
目次
1章 ガラスコーティング後に撥水しないのは剥がれたから?
ガラスコーティング後に撥水しないのは剥がれた訳ではない。
2章 ガラスコーティングが撥水しなくなる理由
①コーティング表面に排気ガスなどの汚れが固着している
②コーティング表面にイオンデポジット(スケール)が固着している
③撥水基が傷んでいる
3章ガラスコーティングの撥水性能を復活させるの方法
3-1専用メンテナンスクリーナーを使用し油膜を取り除く
3-2イオンデポジットなどのスケールを除去する
3-3コーティング剤を上塗りする
4章 ガラスコーティングの撥水を長持ちさせる方法
4-1 塗装面が汚れが状態で放置しない
4-2 1~3カ月に1度はメンテナンス剤を使用する
ガラスコーティングを施工した後に水が弾かなくなることがあります。この状況はコーティングが剥がれたから?と疑問に思うことがあります。この章では、ガラスコーティング施工後に撥水しなくなったのは剥がれたから?について詳しく解説していきます。
ガラスコーティング後に撥水しないのは剥がれた訳ではない。
ガラスコーティング後に撥水しないのは剥がれたから?と思う方が多いですが、ガラスコーティングは剥がれていません。ガラスコーティングは塗装面にガラス質の厚い被膜を形成します。1度形成したコーティング被膜は自然に剥がれることは殆どありません。ガラスコーティングは物理的に研磨剤を使用したり、薬品を使用しなければ剥がすことは出来ないほど強固な被膜を形成します。しかし、何らかの理由で撥水しなくなってしまったことで、コーティングが剥がれた?と感じるのです。次の章では、撥水しなくなる理由について詳しく解説していきます。
ガラスコーティングが撥水しなくなった理由は主に3つあります。1項目ごとに詳しく見ていきましょう。
①コーティング表面に排気ガスなどの汚れが固着している
ガラスコーティングを施工した後に水が弾かなくなる一つ目の理由はコーティング被膜に排気ガスなどの油性系汚れが付着していることで水弾きが鈍くなり撥水しなくなることがあります。油性系汚れは水洗い洗車やシャンプー洗車では完全に除去することが出来ないので、洗車をしても撥水しないのでコーティングが剥がれたと感じてしまうのです。
②コーティング表面にイオンデポジット(スケール)が固着している
2つ目の理由はコーティング被膜の上にイオンデポジットなどのスケール汚れが付着してしまっていることで撥水しなくなります。イオンデポジットも排気ガスなどの油性系汚れ同様に洗車では取り除くことが出来ないのでコーティングが剥がれてしまったの感じてしまうのです。
③撥水基が傷んでいる
最後の理由は撥水基が傷んでしまっているために撥水しなくなる傾向があります。撥水基とは、コーティング被膜は施工後下記の画像の様に撥水基と言われるものが立っております。しかし、摩擦などの影響でコーティング被膜の撥水基がねてしまい撥水しなくなってしまうのです。
以上、3項目がコーティング後に撥水しなくなる理由でした。次の章では、撥水しなくなったコーティング被膜を復活させる理由について解説していきます。
続いてはコーティング被膜の撥水性能を復活させる3つの理由について見ていきましょう。
3-1専用メンテナンスクリーナーを使用し油膜を取り除く
専用メンテナンスクリーナーを使用することで油膜を取り除くことが可能となります。2章でもお伝えしましたが、撥水しなくなる原因としてコーティング被膜に洗車では取り除けない油性系汚れが付着していることで撥水しなくなってしまいます。コーティング専用メンテナンスクリーナーを使用することで、洗車では取り除くことが出来ない油性系汚れを取り除くことが可能となります。その結果、コーティング被膜がフラットな状態になることで撥水性能を復活させることが可能となります。
メンテナンスクリーナーの使用方法
ここまでは撥水しなくなる理由と撥水を復活させる方法について見てきました。4章では、ガラスコーティングの撥水性能を長持ちさせる理由について解説していきます。
4-1 塗装面が汚れが状態で放置しない
コーティング被膜の撥水性能が低下する原因は、コーティング被膜に汚れが付着した状態で長時間放置することでコーティング被膜が傷んでしまい撥水性能が低下してしまいます。車が汚れたと感じたら出来るだけ早めに洗車してあげることでコーティング被膜の寿命を向上させると同時に撥水性能を長持ちさせることが可能となります。
1~3カ月に1度はメンテナンス剤を使用する
撥水性能を長持ちさせる2つ目の方法は、コーティング専用のメンテナンス剤を1~3カ月に1度は使用してあげることです。どんなによいコーティングを施工しても、時間とともに汚れが固着します。洗車では取れなくなった汚れを放置しているとコーティング被膜が傷んでしまうため、適度にメンテナンス剤を使用してあげるようにしましょう。このメンテナンスを使用する事で撥水性能を持続させることが可能となるのです。
以上が撥水性能を長持ちさせる方法でした。お手入れをマメに行い撥水性能を持続させるようにしましょう。
今回の記事では、ガラスコーティング施工後に撥水しなくなる理由と撥水を復活させる方法について詳しくみてきました。
ガラスコーティングは自然劣化で剥がれることはありません。しかし、撥水性能は時間とともにコーティング被膜が傷んでしまい低下してしまいます。
しかし、コーティング被膜が剥がれている訳ではないので、3つの方法で撥水性能を復活させる様にしましょう。
①メンテナンスクリーナーを使用し油性系汚れを取り除く
②イオンデポジット除去剤を使用してスケールを取り除く
③コーティング被膜を上塗りし、撥水性能を復活せさる
以上、3項目が撥水性能を復活させる方法でした。また、撥水性能を長持ちさせるために適度な洗車とメンテナンスを行いコーティング被膜と撥水性能の寿命を長持ちさせてあげましょう。
この記事を読んが方の豊かなカーライフが実現できることを願っております。
著者情報
株式会社カービューティーアイアイシー
代表取締役社長 舊役 哲史
2008年にガラスコーティング専門店の株式会社カービューテイーアイアイシーに入社
現在まで2,000台以上のカーコーティング,ガラスコーティングの施工実績を持ち、特に輸入車などの施工実績が豊富である。カーコーティングのオプション作業としてホイールコーティングの実績も豊富で様々な知識と技術力を有す。