東京都・千葉県プロテクションフィルム施工専門店 カービューティーアイアイシーです。

昨今では日本のプロテクションフィルムの知名度、需要増加に伴い、10年前以前と比較するとプロテクションフィルムを取り扱う店舗も若干増加しております。

本ブログはプロテクションの注意点について、施工時の補足も交えながらご説明させていただきます。

プロテクションフィルムの注意点

プロテクションフィルムの施工は、プレカットシステムと呼ばれる車の種類ごとのデータにあわせてカットしたプロテクションフィルムを使った施工が昨今では主流になっています。

施工するお車のパーツ毎に型をとって貼り付けたり、施工後に形を合わせるカット作業をしたりと様々な方法がございますが、弊社では施工時にカットデータソフトを採用しております。

このブログではお客様にご説明させていただいている内容を下記で抜粋致します。

※プレカット…設計に基づいて必要とされる部材を、事前に機械的に加工しておく事。

プロテクションフィルムの注意点①エンブレム

エンブレム周辺の画像です。下記ではフロントバンパーの切り抜き部をあわせながら水抜きをしています。

正しい位置にあわせた際に3ミリほどの隙間間隔がうまれ、近い距離で確認すると切り口が確認出来、切り抜き部の隙間間隔は車種によって若干の違いがあります。

フィルムを隙間部分まで入れ込む事が出来れば、細部を目にした時により貼ってあることがわからない見た目を目指す事が出来ますが、プロテクションフィルムの特性上難しい場合が多くあり、上記の場合では巻き込んでしまうと不具合が発生します。

注意点① 見た目に影響が出る
巻き込んだ際にエンブレム周りの窪みに空気が残り、見た目に不具合が発生します。パーツ部分の湾曲、窪み具合によって水抜きがし辛い箇所と、そもそも抜けない箇所がありますが、画像に関してはそもそも抜けないに該当します。

注意点② フィルムが剥がれ易くなる
ストレッチがかかって固定されている箇所は、部位に限らずフィルムが剥がれやすくなります。ストレッチが強い箇所に撒き込んで施工した車両は、走行時の振動を起因として塗装から徐々に剥がれ、不要なメンテナンスや再施工のリスクが発生しやすくなります。

続きまして上記はリアバンパーのエンブレム周辺画像です。位置を均等にあわせて施工しています。

引用しているフェラーリローマの画像は、グロスの塗装にマット質のプロテクションフィルムを施工した車両となり、フィルムと塗装の境目が通常よりもわかりやすいですね。

車両のパーツに取り付けられているエンブレムやロゴは、両面テープなど簡単に外せるものから、盗難防止用にリベットなどで固定されてるものなど様々ですが、弊社ではパーツの取り外しはあまり推奨しておりません。

外す過程で傷つくリスクが発生するパーツや、繊細な作りでそもそも壊れるであろうパーツは交換が必要になる他、取付時にピッチが変わってしまう可能性など、様々なデメリットがあります。

プロテクションフィルムの注意点②フューエルリッド(給油口カバー)

フューエルリッド(給油口カバー)のあるリアフェンダー部もデータ上では切り抜きが確認出来ます。

位置を合わせると3ミリほどの隙間が発生しますが、そのまま施工するとマット質のプロテクションフィルムで隙間に発生するグロス塗装が目立ちすぎてしまう為、切り抜き部を巻き込んだ施工をしております。

開閉部なので、厚みがあるフィルムを巻き込んで貼り付けた際には干渉してしまって開きにくくなるリスクもある為、注意が必要です。


フューエルリッド(給油口カバー)の施工後の画像

今回のフェラーリローマに関しては、リアフェンダー側の円部分を巻き込み、フューエルリッド側の円部分のフィルムを、巻き込まずに表側のツラでカットしています。

プロテクションフィルムの注意点③プレスライン

お車にはパーツによってプレスラインと呼ばれる線が存在し、プレスラインには、影や折り返しを作る事で見栄えの美しさや空気抵抗、強度を高める意図があります。

フェラーリローマのリアバンパーには下部にプレスラインが存在します。


施工後の右リアバンパーの画像

プロテクションフィルムはストレッチがかかる湾曲部には特に弱い為、剥がれリスク、寿命・持続性と言う観点から、緩やかなプレスラインであっても車両によってはプレスラインを巻き込むことを考慮していないデータも存在します。

他に考察できる意見といたしましては、貼り付けたプロテクションフィルムを剥がした際、塗装を剥がしてしまいそうな部分にはあえて貼り付けないなど、合理的な意図が働いてる可能性も車両によっては見受けられるので、弊社では現車を確認しながらのケースバイケースで対応致します。

プロテクションフィルムの注意点④フィルムサイズ

プロテクションフィルムのサイズは取り扱いメーカーによって異なります。

面積が大きすぎるパーツに対するプロテクションフィルム施工は、データ上では分割しか存在しておらず、ニッチなサイズに対応していないフィルムメーカーも現状では多い為、施工実績が多くない大きな車両ほど注意が必要です。

弊社の目指す仕上がりとしては極力1枚で施工し、フィルムの切れ目を作らない仕上がりを目指します。

プロテクションフィルムを1枚で貼る利点

利点としては繫ぎ目が出来ないので、細かい目で見た時の仕上がりが奇麗な点と時間経過で隙間にゴミが溜まるリスクも無くなります。しかし、パーツによっては…

①物理的には貼れるが、見た目に違和感が出てしまう
②ストレッチが強く、剥がれ易くなり、持続性・寿命が減少する

上記の理由から分割を推奨している場合もございますので、基本的には1枚で貼って問題が出ないパーツが該当します。


ルーフ面をワンオフ施工中の画像

プロテクションフィルムの注意点⑤寿命・持続性

プロテクションフィルム施工後の持続期間は、メーカーは勿論ですが、日々の保管状況でも大きく変わります。メーカーが発信している寿命・持続性の目安はおおよその年数となっており、剥がれ以外の大きな劣化の原因は太陽光に晒され、紫外線でフィルムがダメージを受け、徐々に黄ばみが確認出来る事が挙げられます。

高性能のプロテクションフィルムでは約3年とされているのが一般ですが、黄ばみ劣化が顕著に確認出来るフィルムは塗装と一体化してしまって剥がしの際に塗装も一緒についてきてしまうケースもございますので、推奨されている耐用年数を大きく超えてしまう前に貼り替えをおすすめいたします。


フェラーリローマ施工後の写真

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(株)CAR BEAUTY IIC (カービューティーアイアイシー)

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TEL:047-378-9019

 

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