車のコーティング後にやる赤外線乾燥について調べているということは、遠赤外線乾燥を行うとどんなメリット(効果)があるの?または、遠赤外線乾燥を行わないとどうなるの?といった疑問があるのではないでしょうか?

遠赤外線乾燥の必要性は車のコーティング施工店によっても賛否両論ありますが、ガラスコーティング後は遠赤外線乾燥をした方が良いです!ガラスコーティングは完全硬化するまでに1ヶ月程度の時間を要します。その間に酸性雨や汚れが付着することにより、コーティング被膜に悪影響を及ぼし、効果効能が半減したり、持続性(寿命)が短くなってしまう!なんていうこともあります。

今回の記事では、ガラスコーティング施工後に遠赤外線乾燥の有無で異なる4つの効果を徹底解説すると同時に遠赤外線乾燥の施工事例をご紹介させていただきます。この記事を読んで、車のコーティング選びの参考にして頂ければ幸いです。

運営元:埼玉県で実績豊富なガラスコーティング専門店

1章 車のコーティング後にやる遠赤外線乾燥ってなに?

車のコーティング後に施工する遠赤外線乾燥とは、コーティング被膜を強制的に熱で温め硬化させていく作業です。遠赤外線は塗装面の内側から温めてコーティングを硬化させるため、気温に左右されずに1年間安定してコーティング被膜を硬化させることが可能となります。

1、遠赤外線ブースでコーティング被膜を強制乾燥させる

通常、車のガラスコーティングと言われるガラス質の被膜を形成する商品は、空気中の水分と温度と化学反応を起こしガラス被膜を形成していきます。その為、温度が低ければ硬化が遅くなり、その間に水滴や汚れが付着するとコーティング被膜が不良を起こし、シミが付着したり、持続性が短くなってしまいます。しかし、遠赤外線乾燥ブースでコーティング被膜を強制乾燥させることで、1年間安定した仕上がりを実現できるのです。

2、塗装面を遠赤ヒーターで塗装面を70度程度で長時間あてる

遠赤外線乾燥機で塗装面を70℃まで温め、長時間乾燥させていきます。移動式の遠赤外線ヒーターを取り扱うショップがありますが、移動式ヒーターだと、温める時間が短くなってしまったり、車体全体を均等に温めることが出来ません。しかし、遠赤外線ブースで乾燥させれば、車体全体を均等に温めることが出来るのでコーティング被膜が安定して硬化します。

以上のように遠赤外線乾燥はコーティング被膜を安定して効果させるための作業となります。次の章では、遠赤外線乾燥を行うことで得られる効果を詳しく見ていきましょう。

2章 赤外線乾燥(熱)乾燥を行うことで高まる4つの効果

遠赤外線乾燥で高まる効果は4つ存在します。1項目ごとに詳しく見ていきましょう。

・コーティング被膜の乾燥不足による硬化不良を無くす

まず、一つ目の効果はコーティング被膜の乾燥不足による硬化不良を無くすことが可能となります。コーティング被膜が硬化不良を起こすと持続性が低下してしまいます。本来5年持続するコーティングが、硬化不良により数カ月しか持たなかったということもあります。遠赤外線で乾燥させることで向上する効果はコーティング被膜が完全に硬化し持続性を引き上げることが出来るのです。

・コーティング被膜の硬度が増し細かい傷が付きづらくなる

遠赤外線乾燥の被膜硬度の違い

2つ目はコーティング被膜の硬度が増し、細かい傷がつきづらくなることです。車のガラスコーティングは自然乾燥と遠赤外線乾燥とでは、同じコーティングを施工してもコーティング被膜の硬度が変わってきます。車のコーティングだけでなく、車の塗装も熱でしっかり乾燥させた塗装とそうでない塗装とでは、塗装自体の硬さも変わってきます。コーティング被膜が硬くなればなるほど、塗装面に細かい傷が付着しづらくなり耐擦り効果が向上します。

焼付塗装をすると硬度や耐久性が高くなり、粗熱が取れればすぐに使用出来るといったメリットがあります。
引用:株式会社フジタ

・水シミが付着しづらくなる

コーティング被膜が乾燥するまでにかかる時間は初期乾燥7日、完全硬化1ヶ月程度の期間を要します。完全硬化までの期間に酸性雨や水道水、結露などの水気が触れることでシミが付着しやすくなります。しかし、赤外線乾燥で熱処理を行うことでコーティング被膜の完全硬化が早まり、水気に触れてもシミの付着を軽減することが出来るのです。

・透明感ある光沢(輝き)を実現する

3つ目の効果は光沢(輝き)が向上するという点です。この輝きとは、車のコーティングを行うことで発色が向上します。ガラスコーティングは元々深みのある輝きを放つのが特徴でしたが、赤外線乾燥を行うことで光沢が10%向上するというデーターも出ています。

常温乾燥との比較テストによると、光沢が10%向上するほか表面硬度も1~1.5H程度上がり、キズや水シミの防止効果もあるという。
引用元:CAR CARE PLUS

撥水性能(水弾き)が向上し防汚性効果が向上する

遠赤外線乾燥の撥水基

続いては、水弾き(撥水性能)が向上するデーターも出ています。赤外線乾燥による熱乾燥を行うことでコーティング被膜表面の撥水基がたつため、撥水性能が大幅に向上します。これは、自然乾燥ではコーティング本来の効果を引き出すことが出来なくなってしまします。更に冬場のような低気温だと撥水性能が低下してしまいコーティングの効果が弱くなってしまうのです。

3章 コーティングの遠赤外線乾燥にかかる費用

車のコーティング後に赤外線乾燥はほとんどのプロショップでは、コーティングの費用の中に含まれております。オプション作業で別途費用が掛かる店舗もあるようなので、車のコーティングを依頼する前に確認しておきましょう。

千葉県市川市のコーティングプロショップ(カービューティーアイアイシー)では、赤外線乾燥はコーティング費用の中に含まれておりますので別途で費用が掛かる心配は御座いません。コーティングの性能を高める観点でも赤外線乾燥を行うショップで施工するようにしましょう。

4章 日本トップクラスの遠赤外線施設を持つカービューティーIIC

弊社、千葉県市川市のガラスコーティング専門店の遠赤外線設備のご紹介をさせて頂きます。

・設備の紹介

ガラスコーティング専門店の 遠赤外線ブース

株式会社カービューティーアイアイシーではガラスコーティングの品質を安定させ、効果効能を向上させるために遠赤外線ブースを2019年1月6日より導入させていただきました。コーティング塗布後、塗装面を約70℃まで温め1時間かけてじっくりと硬化させていきます。全方位から赤外線乾燥が出来るため、硬化ムラを抑え、1年間安定したクォリティを提供することが可能となります。

ガラスコーティング専用 遠赤外線ブース この作業によりコーティング本来の効果を引き出し、光沢、撥水性能、持続性、硬度を最大限まで高めていきます。

カービューティーアイアイシーの設備を動画で見るならこちらからどうぞ

・実際に遠赤外線ブースで仕上げた輝きが、抜群の事例写真集

メルセデスベンツC180 セラミックプロ9H2層コート

メルセデスベンツC180にセラミックプロ9H2層コートを施工させていただきました。施工後に遠赤外線乾燥を行います。1時間かけてじっくりと熱していきます。遠赤外線乾燥を行うことにより、コーティング被膜表面の光沢や硬度、持続性が向上するため、時間をかけて温めていきます。

メルセデスベンツ 遠赤外線乾燥

厚いコーティング剤と遠赤外線乾燥によりボディーラインがくっきりと出ております。触り心地や滑々ボディに仕上がります。
ベンツC180のガラスコーティング施工事例はこちらのブログをご覧ください。

メルセデスベンツ 遠赤外線乾燥

ランボルギーニガヤルド ファインラボヒールプラス

続いての施工事例はランボルギーニガヤルドにファインラボヒールプラスを施工させていただきました。施工前のボディは細かいスクラッチ傷(洗車傷)が付着しておりましたが、研磨作業で下地処理を行い表面を整えた状態で自己修復性コーティング(ファインラボヒールプラス)を施工させていただきました。

ランボルギーニ 遠赤外線乾燥ファインラボヒールプラスはコーティングの厚みが10μ(ミクロン)と従来のコーティング被膜に比べ30倍以上の厚みを形成します。その後、遠赤外線乾燥にてコーティング被膜を硬化させることでより深みが増し、コーティング被膜の撥水性や硬度が向上します。
ランボルギーニ 遠赤外線乾燥

施工後は艶々ボディに仕上がりました。ランボルギーニガヤルドのコーティング施工事例はこちらのブログをご覧ください。

テスラモデル3 ファインラボヒールライトのコーティング施工事例

テスラモデル3 遠赤外線乾燥テスラモデル3にファインラボヒールライトを施工させていただいた事例をご紹介します。今回は窓ガラスコーティングやホイールコーティングも同時に施工させて頂きました。コーティング作業完了後に遠赤外線乾燥を行うことで、窓ガラスコーティングやホイールコーティングの持続性や効果(撥水性能、硬度)が向上します。テスラモデル3 遠赤外線乾燥
ホイールも艶々に仕上がっております。このように遠赤外線乾燥を行うことでコーティング被膜本来の輝き、硬度、撥水性能を向上させ、持続性を大幅に向上させることが可能となります。ガラスコーティングを施工するなら遠赤外線乾燥機が取り扱えるショップで依頼するようにしましょう。
テスラモデル3 遠赤外線乾燥

テスラモデル3のコーティング施工事例のブログはこちらをご覧ください。
千葉県市川市のガラスコーティング専門店の公式HPはこちらからご覧ください。

まとめ

ガラスコーティングや車のコーティング施工後の遠赤外線乾燥の重要性を理解頂けましたでしょうか?

ガラスコーティングは空気中の水分と温度と化学反応を起こし、完全硬化するとともに硬い被膜を形成していきます。常温で完全硬化するまでは約1ヶ月程度かかるため、その間に雨や汚れが付着してしまうとコーティング被膜にシミが付着したり、効果効能(撥水性能、防汚性効果、硬度)が低下してしまいます。

しかし、遠赤外線乾燥でコーティング被膜を強制乾燥させることで完全硬化を早めることが可能となります。その為、遠赤外線乾燥後は雨や汚れが付着してもシミが付着したり、効果効能が半減することもなりません。

また、遠赤外線で強制乾燥させることで、4つの効果が高まります

①コーティング被膜の硬化不良を防ぎ、持続性が向上する
②コーティング被膜の硬度が増し、傷がつきづらくなる
光沢(輝き)が10%増し、常温乾燥に比べ深みのある光沢を実現
④撥水性能が向上し水弾きが良くなりシミや汚れが固着しづらくなる

以上4点が遠赤外線乾燥を行うメリット(効果)でした。せっかくガラスコーティングを施工するなら効果を高める観点でも遠赤外線乾燥設備が整っているプロショップで施工するようにしましょう。
同じコーティング剤でも、遠赤外線乾燥の有無で持続性や効果効能が変わってくるのでプロショップ選びは慎重に行いましょう。

最後までお読み頂きありがとうございました。
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