
ガラスコーティング施工後の洗車ってどうすればいいの?注意点や洗車方法が知りたいと思ってこのページを読んでいるのではないでしょうか?
結論を申し上げますと、ガラスコーティング後の洗車は水洗いで十分です。しかし、このお手入れの仕方を間違えるとコーティング被膜が痛んでしまい持続性が低下したり光沢が低下してしまう原因になりますので、正しい洗車方法を理解することが重要となります。
更に、水洗い洗車ではなくカーシャンプーを使用して洗車することでコーティング被膜の寿命を延ばすことも可能となりますので、今回の記事では、ガラスコーティング後の理想の洗車方法について徹底解説していきます。この記事を読んで愛車のコーティングを長く持たせるために参考にして頂ければ幸いです。
目次
3章.プロ直伝のガラスコーティング後の洗車方法
ステップ①タイヤ,ホイールの洗浄
ステップ②水圧で砂利や汚れの除去
ステップ③シャンプー洗車
ステップ④水分の拭き上げ
4章.ガラスコーティング後に絶対やってはいけない洗車
①水をかけたまま放置してしまうこと
②炎天下で洗車をしてしまうこと
③水を使わずに汚れや埃をクロスや毛ばたきで落とすこと
④洗車機で洗ってしまうこと
5章.プロが推奨する洗車用品
①コーティング後のおすすめのカーシャンプー
②塗装面に傷を入れにくい洗車スポンジ
③塗装面に傷が付着しづらく吸水力抜群のマイクロファイバークロス
6章.ガラスコーティング後の愛車を奇麗に保つための3つのポイント
①ガラスコーティング施工後の洗車頻度とは
②イオンデポジット除去剤を定期的に使用する
③青空駐車のお車は週1回は洗車してあげましょう。

ガラスコーティング後の洗車は水洗いでOKです。何故なら、ガラスコーティングの被膜は油性系汚れを弾く性質があるため、水洗い洗車でも簡単に汚れを落とすことが可能となります。わざわざシャンプー洗車しなくてもよくなるので、お手入れの時間を圧倒的に短縮させることが可能となります。
しかし、しっかりと水で砂利などを予め落としておかないと、コーティング被膜に傷をつけてしまうこともあるので、高圧ガンやホースの水圧で予め泥や砂利汚れを取り除いておきましょう!
砂利等を取り除いた後は水をかけながらスポンジ洗車でも十分綺麗になります。しかし、ガラスコーティング後の理想の洗車は水洗いではありません。次の章で詳しく見ていきましょう。

ガラスコーティングは水洗いでも綺麗になりますが、理想はカーシャンプーを使用して洗車することです。何故なら、カーシャンプーを使用することで、スポンジの滑りが良くなるため摩擦や摩耗を減らすことが可能となります。摩擦を減らすことで塗装面に細かい小傷が付着しづらくなります。特に、濃色車などの傷が目立ちやすい車両にはカーシャンプーを使用してあげるようにして、塗装面に細かい傷が付着しないように注意してあげましょう。
では、どのように洗車をすればよいか次の章で詳しく見ていきましょう!

プロ直伝のガラスコーティング後の洗車方法を徹底解説していきます。洗車方法は基本4ステップです。
ステップ①タイヤホイールの洗浄
ステップ②水圧で砂利や汚れの除去
ステップ③シャンプー洗車
ステップ④水分の拭き上げ
では、1項目ごとに詳しく見ていきましょう!
ステップ①タイヤ,ホイールの洗浄

まず、最初にタイヤとホイールを洗浄していきます。何故なら、ホイールなどの足回りは沢山汚れているため、洗車に時間がかかってしまいます。もし塗装面に水をかけてしまうとホイールを洗っている最中に水分が乾いてしまいます。水分が乾くことで、水道水に含まれるカルキや塩素などが白く固まり塗装円にイオンデポジットと言われるシミ汚れを付着させてしまいます。その為、洗車をする際にはホイールから洗うようにしましょう!
ステップ②水圧で砂利や汚れの除去

ステップ2は水圧で砂利や汚れを除去します。塗装面には硬い砂利や鉄粉が付着しています。それらの砂利や鉄粉で塗装面を擦ってしまうことで細かい小傷が付着してしまうのでそれらの異物を水圧で予め落としておきましょう。
ステップ③シャンプー洗車

続いてはシャンプーを使用して洗車を行います。シャンプーの泡が塗装面と洗車スポンジの摩耗を減らすことで細かい傷が付着しづらくなります。また、水洗いでは油膜や花粉汚れ等を完全に落とすことが出来ないため、シャンプー洗車を行うことでそれらの汚れを綺麗に落とすことが出来ます。
ステップ④水分の拭き上げ

最後に重要なことは洗車時の水分を拭き上げることです。水分をしっかり拭き上げないと、水道水に含まれるカルキや塩素などのミネラル分が塗装面に残留し白くシミ汚れを付着させてしまいます。ミラー等から垂れる水もしっかりと拭き上げるようにしましょう。
以上、ガラスコーティング施工後の洗車方法について解説してきました。これらの4ステップで愛車の洗車をすることでコーティング被膜を綺麗な状態に保ちコーティング被膜の持続性が向上しますので参考にして下さい。

せっかくガラスコーティングをやってもお手入れ方法が間違っていればコーティング被膜にダメージを与えたり、コーティング被膜が剥がれてしまうこともあります。これから紹介する絶対にやってはいけない洗車方法は避けコーティングを綺麗に保つ工夫を行いましょう。
①水をかけたまま放置してしまうこと

ガラスコーティング後の洗車時に絶対やってはいけないことは水道水をかけたまま放置してしまうことです。何故なら、水道水にはカルキや塩素などのカルシウムが豊富なため、水分が蒸発した際に、カルキなどの残留物が塗装面に残ってしまいます。下記画像のように白い斑点が残ってしまうと洗車では取れないシミ汚れになってしまうため、水をかけたまま放置するのはやめましょう!
②炎天下で洗車をしてしまうこと

次に炎天下で洗車してしまうこともNGです。何故ならば、炎天下で洗車をしてしまうと水道水が乾きやすくなってしまい、シャンプーなどの洗剤が乾いてしまったり水道水が乾くことによってイオンデポジットと言われるシミが付着するので注意するようにしましょう!
③水を使わずに汚れや埃をクロスや毛ばたきで落とすこと

よくやりがちなのが面倒だからといって水を使わずにクロスや毛ばたきを使用して車体の埃を取り除く行為もNGです。塗装面には砂利や鉄粉等硬い異物が付着しております。それらの異物を毛ばたきやクロスで拭き上げることで、塗装面に細かいスクラッチ傷を付着させてしまいます。これらの傷が付着すると研磨作業を行いガラスコーティングを剥がさなければならなくなるので注意しましょう。
④洗車機で洗ってしまうこと

最後は、洗車機で洗ってしまうことです。洗車機はブラシやスポンジが高速で回転し、塗装面をたたきつけるため、摩耗により細かい傷が付着してしまいます。摩耗が激しく加わることでガラスコーティング被膜にダメージを与え、持続性が低下したり撥水性能が低下してしまうので洗車機には入れないようにしましょう!
以上、4項目はコーティング被膜を傷めるため、絶対に行わないように注意しましょう。
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この章では、プロが推奨する洗車用品について解説していきます。
①コーティング後のおすすめのカーシャンプー

まず、最初におすすめする商品はSCHILD®カーシャンプーです。こちらの商品は業務用のコーティング車に最適なカーシャンプーです。弱アルカリ性タイプの洗剤のため、油汚れなどの油膜が取りやすくなるため、常にコーティング被膜を綺麗な状態に保ちやすくします。その為、持続性が向上する商品です。また、濃縮タイプで泡立ちも非常によいため、塗装面の摩耗を減らしガラスコーティング被膜に優しいカーシャンプーです。
SCHILD®カーシャンプー 公式HP 1,040円
SCHILD®カーシャンプー 楽天サイト 1,450円
②塗装面に傷を入れにくい洗車スポンジ

続いて紹介する商品は洗車時に最適なスポンジです。超柔らかウレタン素材で表面に凹凸があるため、砂利などの異物が塗装面に接触しづらくなります。また。スポンジが設置している面積が少ないため摩耗を減らすことが出来るため塗装面やコーティング被膜に傷が付着しづらい商品となります。
SCHILD®洗車用スポンジ 公式HP 460円
③塗装面に傷が付着しづらく吸水力抜群のマイクロファイバークロス

最後にご紹介する商品はマイクロファイバークロスとなります。SCHILD®マイクロファイバークロスは厚手素材のため吸水力に優れ柔らかい素材で塗装面に傷が付着しづらくなります。コーティング時の拭き上げ作業にも使用されるほど使用しやすい製品となります。
SCHILD®マイクロファイバークロス5枚セット 公式HP 3,360円
SCHILD®マイクロファイバークロス5枚セット 楽天サイト 3,770円
SCHILD®マイクロファイバークロス5枚セット Amazonサイト 3,360円
以上がガラスコーティング施工後におすすめする洗車用品でした。最後の章では、コーティング後に愛車を綺麗に保つための3つのポイントについて解説していきます。
ガラスコーティング後の愛車を長期間きれいな状態に保ちたいと誰しもが願うことです。この章では愛車を綺麗に保つ3つのコツをお伝えしていきましょう。
①ガラスコーティング施工後の洗車頻度とは
コーティングを施すことで、ボディ表面に強固な保護膜が形成され、汚れが付きにくくなります。また、撥水効果によって雨水が汚れを洗い流しやすくなり、未施工の車に比べて美しい状態を維持しやすくなります。
しかし、コーティングをしたからといって完全に汚れを防げるわけではありません。コーティングの効果を長持ちさせるためには、定期的に洗車を行うことが重要です。
青空駐車の場合は1~2週間に1回、屋内駐車の場合は2~4週間に1回の洗車頻度が理想となります。
詳しくはガラスコーティング後の正しい洗車頻度|洗車機の利用や施工直後の注意点も解説をご参照ください。
②イオンデポジット除去剤を定期的に使用する

イオンデポジット除去剤を定期的に使用し、塗装面にシミが侵食しないように注意しましょう。イオンデポジットは付着後すぐに対処すれば溶剤で簡単に取り除くことが可能となります。しかし、塗装面にイオンデポジットが長く付着した状態で放置してしまうことでイオンデポジットが塗装面に侵食してしまい研磨作業等で磨かなければシミが取り除けないほど頑固なシミ汚れを付着させてしまいます。出来るだけ早めに除去してあげましょう。
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③青空駐車のお車は週1回は洗車してあげましょう。

青空駐車のお車は週2回は洗車してあげましょう。そんなに頻繁にやるの?と疑問に思われる方もいるかもしれませんが、マメに洗う=数年後も綺麗な状態に保つことに繋がります。コーティング被膜に汚れや酸性物質が付着した状態で放置すればするほどコーティング被膜が劣化してしまいます。コーティング被膜を常に綺麗な状態に保つことでコーティング被膜の劣化を防ぎ、長期間愛車の輝きを持続することが可能となります。

著者情報
株式会社カービューティーアイアイシー
代表取締役社長 舊役 哲史
2008年にガラスコーティング専門店の株式会社カービューテイーアイアイシーに入社
現在まで2,000台以上のカーコーティング,ガラスコーティングの施工実績を持ち、特に輸入車などの施工実績が豊富である。カーコーティングのオプション作業としてホイールコーティングの実績も豊富で様々な知識と技術力を有す。