KeePerプロショップは、カーコーティングと手洗い洗車を専門とする店舗で、全国に6,400を超える拠点を展開しています。このショップは、独自のトレーニングプログラムと認定制度を持ち、高い技術力と多彩なコーティングメニューを提供していることが特長です。
コーティングメニューは、専門店と同等の高品質なものから、価格を抑えたお試ししやすいものまで幅広く揃っています。コーティング施工を考えている方にとって、各メニューの特徴や価格は気になるポイントでしょう。
今回は、KeePerで人気のコーティングメニュー「CRYSTAL・KeePer(クリスタルキーパー)」について詳しくご紹介します。KeePerとコーティング専門店との違いについても触れていますので、施工先選びの参考にしてみてください。
KeePerのクリスタルキーパーについて
KeePerでは、2024年9月現在、6種類のカーコーティングメニューを提供しています。その中でも、クリスタルキーパーは「透明感のある美しい艶」が特長のガラスコーティングです。
このコーティングは、2層構造の被膜を持っており、内層は中密度ガラス、外層は耐候性に優れたレジンで構成されています。耐久期間は洗車のみで1年間、撥水性能は強撥水です。長期間持続する高価なコーティングではなく、手頃な価格で1年ごとに施工する新しいタイプのコーティングです。
1年に1回、リフレッシュ施工を行うことで、前回の被膜に上塗りされ、塗装がさらに平滑化し、艶が増すという特長があります。KeePerではこの理論を「塗装面改善の方向性理論」と呼び、特許も取得しています。
クリスタルキーパーの作業内容
クリスタルキーパーには、鉄粉除去やボディの傷を研磨するような下地処理がほとんど含まれていないと聞いて、具体的な作業内容が気になる方もいるでしょう。クリスタルキーパーの施工手順は以下の通りです。
- 手洗い洗車(約10分)
- コーティングの前処理(約25分)
- ガラスコーティングの塗布(約25分)
- レジンコーティングの塗布(約30分)
- 仕上げ・確認 参考:KeePer技研株式会社
参考:KeePer技研株式会社
コーティングの前処理では、基本的に専用の溶剤を使用した簡単なクリーニングが行われます。必要に応じて、軽く鉄粉を除去したり、艶出し程度の研磨が行われることもありますが、全体的な作業を依頼する場合は、別途オプション料金がかかります。
コーティング剤の塗布に関しては、専用のスポンジで塗り込みながらクロスで拭き上げる作業を繰り返します。この作業自体は、専門店と大きな違いはありません。ただし、専門店の中には、より細部にわたってコーティングを行うために、ガンタイプの機器を使用したり、ガスプライマー処理といった追加の工程を設けている場合もあります。
クリスタルキーパーの効果と寿命
クリスタルキーパーを施工した車両はボディの輝きや光沢があります。
では、クリスタルキーパーの具体的な効果やどのくらいの寿命になるのか詳しく見ていきましょう
クリスタルキーパーの主な効果
1.艶と光沢の向上
クリスタルキーパーを施すと、車のボディが艶やかで光沢のある仕上がりになります。塗装面が均一に輝き、見た目が美しくなります。
2.水を弾く撥水効果
クリスタルキーパーは強力な撥水性を持っており、雨水や汚れを弾く効果があります。これにより、洗車の頻度が減るほか、汚れが車体に付着しにくくなります。
3.汚れが付きにくくなる
撥水効果に相まって、鳥の糞、虫の死骸、酸性雨などの汚れが車体に直接付着しにくくなります。これにより、車をより清潔に保つことができます。
4.傷の軽減
クリスタルキーパーは、コーティングにより塗装面に一定の保護膜を形成します。これによって、微細な傷や擦り傷を防ぐ効果があります。特に、洗車時のボディを傷つけるリスクが減ります。
5.紫外線からの保護
紫外線(UV)の影響を受けにくくする効果もあります。紫外線による塗装の劣化や色褪せを抑え、車の外観を長期間美しく保ちます。
6.維持コストの削減
クリスタルキーパーを施工することで、通常の洗車やワックスがけにかかる手間やコストを削減できます。また、塗装面の保護により、将来的に塗装の再塗装や修理が必要になるリスクが減ります。
クリスタルキーパーの寿命
クリスタルキーパーの寿命は、通常1年~2年程度です。
しかし、この寿命は車の仕様状況や環境、メンテナンスによって変動します。
1.使用環境
過酷な環境(海沿い、頻繁に雨が降る地域、高温多湿な環境など)では、汚れが付着しやすく、コーティングの効果が短期間で弱まることがあります。
一方、乾燥した環境や汚れが少ない地域では、コーティングの効果が長く続く可能性があります。
2.メンテナンスの方法
洗車頻度や洗車方法が重要です。頻繁に洗車し、優しく手洗いすることでコーティングを長持ちさせることができます。
強い洗剤や研磨剤を使用すると、コーティングが削れて効果が早く失われます。
3.再施工のタイミング
クリスタルキーパーのコーティングが効果を発揮しているうちは水弾きや汚れの付きにくさが持続しますが、徐々に効果が薄れてくるため、1年に1度の再施工が推奨されています。
クリスタルキーパーの寿命は通常1年~2年ですが、環境やケア方法によって変動します。効果を長持ちさせるためには、定期的な洗車と再施工を心がけることが大切です。
クリスタルキーパーのメリット・デメリット
クリスタルキーパーのメリットは「施工費が安い」である点です。一般的なガラスコーティングの約3~4分の1の価格で施工が可能です。耐久性は約1年ですが、駐車環境やお手入れの頻度によっては、それ以上の期間、効果を持続することもあります。
新車で十分な下地処理が不要な場合や、ある程度自分でメンテナンスを行える人には適したコーティングと言えます。一方で、「頻繁な洗車が必要」というデメリットがあります。
どのコーティングも定期的な手洗い洗車が必要ですが、クリスタルキーパーは「EXキーパー」や「Wダイヤモンドキーパー」と比較して耐久性が低いとされています。そのため、こまめに洗車しないと、1年以内に撥水効果が失われる可能性もありますので注意が必要です。
また、クリスタルキーパーに限ったことではありませんが、磨きや鉄粉除去といった作業が含まれていない点もデメリットと言えるでしょう。
クリスタルキーパーは意味ない?他のコーティングとの比較
クリスタルキーパーについてネットで検索すると、「意味がない」という意見を目にすることがあります。「他のコーティングの方が良いのでは?」と不安に思う方もいるでしょう。しかし、結論から言うと、クリスタルキーパーはガラスコーティングの効果をしっかり実感できる製品であり、施工する価値は十分にあります。
このコーティングは、1年に1回の施工を続けることで、効果を長期間維持することができます。ただし、コーティングに求めるものによっては、他の店舗やメニューの方が適している場合もあります。例えば、以下のようなケースです。
- 経年車で傷やシミをきれいにしたい場合
- 圧倒的に美しい仕上がりを求める場合
クリスタルキーパーの作業内容でも説明したように、KeePerでは通常の施工に研磨などの下地処理が含まれておらず、オプションとして追加料金が必要です。徹底的に傷やシミを除去したい場合は、コーティング専門店での施工を検討することをおすすめします。
クリスタルキーパーの料金
車のサイズ | 主な車種 |
SSサイズ | N-ONE・N-WGN・アルト・ジムニー(~2018)・コペン・タフト |
Sサイズ | 86・ヴィッツ・ヤリス・N-BOX・タント・アトレー |
Mサイズ | ヤリスクロス・ライズ・シビック・CX-3 ・Aクラス・4シリーズ |
Lサイズ | カムリ・クラウン・ヴェゼル・フリード・MX-30・Bクラス |
LLサイズ | アルファード・ハリアー・オデッセイ・ステップワゴン・CX-8・Cクラス・ |
XLサイズ | ランドクルーザー・Gクラス・X7・LX |
次にサイズ別のクリスタルキーパーの施工料金は以下の通りです。
- SSサイズ:17,400円
- Sサイズ:19,500円
- Mサイズ:21,800円
- Lサイズ:23,900円
- LLサイズ28,400円
- XLサイズ:32,900円
ガラスコーティングの一般的な相場が7~15万円程度であることを考えると、コストを抑えたい方には非常におすすめのコーティングと言えます。3~4回再施工して初めて相場の価格に達することを考えると、かなりお得です。
KeePerのクリスタルキーパーを施工する前に知っておくべきこと
コーティング料金は車のサイズに加え、新車か経年車かによっても数万円の差が生じます。経年車の場合、鉄粉や不純物が付着しているため、シミやキズの研磨などの下地処理に時間がかかるためです。
コーティング専門店では、施工料金に下地処理費用が含まれており、特にボディの状態が悪くない限り追加料金は発生しません。対してKeePerでは、メニューにもよりますが、基本的に簡易的な下地処理のみが施工料金に含まれています。鉄粉除去やキズの研磨を依頼する場合、別途費用が必要となるため、注意が必要です。
新車・中古車にかかわらず、しっかりとした下地処理を希望する場合は、別途費用を支払うか、専門店での施工を検討することをおすすめします。
クリスタルキーパーの評判
今回で3回目の施工になります。毎回1年前後で再施工をしていますが、毎週洗車していることもあり目立ったシミなどはなくオプションなしで悪くない状態を保てています。細かい線傷などを気にしない人や淡色車であれば十分だと思う。
最低限の作業しか含まれておらず、料金が安いことは普段から車のお手入れをしている人にとっては大きなメリット。気になる症状がある時だけオプションを付ければいいわけで、費用が抑えられて自分好みの仕上がりにカスタマイズできる。
今回は、市販のシミ除去剤だけではボディがきれいにならなくなってきたので、精密研磨とクリスタルキーパーを依頼。これで4万円はかなりお得。また、自分で処理しきれない感じになったら利用予定。
以前はコーティング専門店にお願いしていましたが、安く済むならと初めて研磨オプション付きでクリスタルキーパーを依頼しました。コーティングの耐久性は乗り続けないとわかりませんが、仕上がりは正直がっかりです。専門店では13万円ほどするので、安いからと言われたらそれまでですが、ボディ側面など細かい箇所は細かい線傷が残ったままで仕上がりの品質は悪いと思う。
他にも多くのコメントが寄せられていましたが、8割以上の方が満足しているという内容でした。紹介した口コミにもあるように、必要最低限の作業のみが含まれているため、自分である程度メンテナンスができる方にとっては、コストを抑えられる点が評価されています。
一方で、「中古車を徹底的にピカピカにしたい」「メンテナンスもすべて任せたい」という方は、専門店での施工を検討するのも一つの選択肢です。
クリスタルキーパーのキャンペーンについて
クリスタルキーパーについてネットで検索すると、「半額」といった情報が見受けられることがありますが、KeePerのキャンペーン情報を調べたところ、各店舗が独自に実施しているものが多いようです。今回のリサーチでは、半額キャンペーンを行っている店舗は見つかりませんでした。
KeePerで過去に実施されていた主なキャンペーン
- コーティング価格10~30%OFF
- キャンペーン期間中の予約でBOXティッシュ10箱プレゼント
- コーティング施工で洗車セットプレゼント
KeePerでは、定期的に各店舗でお得なキャンペーンが行われているので、施工を検討している方は、これらのキャンペーンを活用してみてください。
クリスタルキーパーは自分でできる?
「クリスタルキーパー」をDIYで施工するためには、専用のコーティングキットを購入して自分で作業を進める方法があります。以下は、クリスタルキーパーをDIYで施工するためのステップとポイントを紹介します。
必要な道具と材料
- クリスタルキーパーのDIYキット(専用コーティング剤、スポンジ、拭き取りクロスなどがセットになっている)
- 洗車用シャンプー(車の汚れをしっかり落とすため)
- マイクロファイバークロス(拭き取り用)
- バケツとホース(洗車用)
- 鉄粉除去剤・水垢除去剤(必要に応じて)
- 車の洗車道具(ブラシなど)(必要に応じて)
DIYでクリスタルキーパーを施工する手順
1. 車を洗車する
- 最初に車の表面に付着している汚れやホコリを洗い流します。シャンプーを使ってしっかり洗い、きれいな水でしっかりとすすぎます。
- 車の隅々まで丁寧に洗い、特にタイヤ周りやホイールもきれいにしておきましょう。
- 洗車後は、マイクロファイバークロスや乾いたタオルで車体をしっかり乾燥させます。
2. 下地処理をする
- 車の表面に鉄粉や水垢、油分などが残っているとコーティングがしっかり定着しないため、必要に応じて下地処理を行います。
- 鉄粉除去剤を使用して、ボディに付着した鉄粉を取り除きます。
- 水垢除去剤で水滴の跡や汚れを除去し、表面を平滑にします。
3. コーティング剤の塗布
- クリスタルキーパーのコーティング剤を用意します。キットに含まれているスポンジやクロスを使い、コーティング剤を塗布します。
- コーティング剤を少量ずつ取り、車の一部分ずつ塗布していきます。塗布する際は、一定の方向に均一に塗ることが大切です。
- もしキットにスポンジが含まれている場合は、スポンジにコーティング剤を適量取り、塗り広げるようにします。
4. 拭き取りと仕上げ
- コーティング剤を塗布した後、指定された時間(通常は数分から10分程度)を待ちます。完全に乾かす前に、余分なコーティング剤を拭き取ります。
- マイクロファイバークロスを使い、コーティング剤がムラなく拭き取れるように優しく拭き取ります。
- 拭き取りが終わったら、再度確認して、コーティングが均等に施されているかをチェックしましょう。
5. 乾燥させる
- コーティングを完了した後は、車をしばらく乾燥させて、コーティング剤がしっかりと定着するのを待ちます。乾燥時間は製品によって異なるので、キットの指示に従ってください。
DIY施工のポイント
- 作業環境を選ぶ: 直射日光や雨が降っていると施工しづらいため、屋内の乾燥した場所や日陰で作業するのが理想的です。
- 少しずつ施工する: コーティング剤を一度に大量に塗らず、少量ずつ分けて塗り、均一に塗ることが大切です。
- 時間を守る: コーティング剤を塗布した後、指定された時間だけ放置し、指示通りに拭き取り作業を行ってください。長すぎても短すぎても仕上がりに影響が出ることがあります。
- ムラなく仕上げる: コーティング剤を均等に塗り、拭き取りがきれいにできるように注意してください。ムラが残ると見た目が不均一になる場合があります。
DIY施工後のケア
- コーティング施工後は、車の表面に汚れが付きにくくなるため、洗車が楽になりますが、車を洗う際は専用のシャンプーを使用し、こすらずやさしく洗うように心掛けましょう。
- コーティングの効果を長持ちさせるため、車を定期的に拭き取ったり、汚れがひどいときに水で流して簡単に洗うなどのメンテナンスを行いましょう。
クリスタルキーパーをDIYで施工することは可能で、しっかり手順を守れば美しい仕上がりを実現できます。
プロに任せることもできますが、DIYで挑戦することで、費用を抑えつつ車の輝きを維持できます。
上記で述べた材料や力量に自信が無い方、失敗したくないという方はKeeperもしくは、カーコーティング専門店へ依頼するのが望ましいですl。
KeePerとコーティング専門店との違い
コーティングに求める要素によっては、専門のコーティング店の方が適している場合もあります。しかし、「KeePerと専門店の具体的な違いがわからない」と感じる方も多いでしょう。そこで、各店の魅力や特徴について詳しく解説します。
これは一般的な傾向であり、すべての店に当てはまるわけではありませんが、施工店を選ぶ際の参考にしてみてください。
専門店は徹底した下地処理を大前提としている
コーティングの耐久性を高め、仕上がりを美しくするためには「徹底した下地処理」が不可欠です。専門店コーティングでは、鉄粉除去やボディ研磨など、下地処理に特に力を入れているお店が多く、美しく仕上げるために鏡研磨まで実施するのが一般的です。
下地処理を徹底的に行うため、スタッフの経験や技術も豊富で、専門店の方が優れていると言えます。ただし、仕上がりを重視するあまり、経年車の場合は2~3日ほど時間がかかることがあります。スピードを重視する場合は、KeePerの方が適しているでしょう。
専門店は設備や機材に力を入れているお店が多い
専門店では、最上級の仕上がりを提供するために、設備や機材に特に力を入れている傾向があります。例えば、カービューティーIICでは、作業ごとに専用ブースを設け、純水処理装置やガスプライマー装置、遠赤外線機器を使った完全硬化をすべての車両に実施しています。
すべての専門店がこのような設備を備えているわけではありませんし、KeePerの設備が劣っているわけではありませんが、仕上がりや品質を重視し、経年車の施工を予定している場合は、専門店の方が適していると言えるでしょう。
KeePerとコーティング専門店との違い
短時間で手軽にコーティングしたい人
KeePerでは下地処理にかける時間を抑えているため、専門店よりも短時間で仕上がります。ボディの状態や依頼するメニューによりますが、預けた当日に納車することも可能です。
また、オートバックスなどの店舗では、KeePerのコーティングメニューを提供しており、車の点検やオイル交換と一緒に依頼することもできます。クリスタルキーパーの施工時間は2時間からで、急ぎの場合は事前に完成時間を確認することをおすすめします。
さらに、KeePerは手洗い洗車の速さでも評価が高く、KeePerでコーティングした車両の場合、洗車料金もお得になることがあります。
価格の安さを重視したい人
価格の安さを重視する方にはKeePerがおすすめです。研磨や鉄粉除去が含まれていないため、専門店よりもリーズナブルに施工できます。
特にクリスタルキーパーは、1年ごとの施工を提案しており、施工費用は約2~3万円です。「まずはお試しでコーティングしてみたい」と考えている方には最適です。また、自分で下地処理やメンテナンスを行っている方でも、コストを抑えながらコーティングを施すことができます。
コーティング作業の一部のみをお願いしたい人
コーティング全般を任せるのではなく、作業の一部だけを依頼したい方にもKeePerはおすすめです。コーティングメニューとは別に、以下のような単発作業も依頼できます:
- 鉄粉除去
- 花粉やシミの除去
- 油膜取り
- 鏡面研磨
- コーティングの部分施工
DIY用のコーティングを予定していて、下地処理のみKeePerに依頼するという使い方も有効です。作業内容をカスタマイズすることで、コーティングにかかる費用を抑えることができます。
コーティング専門店・カービューティーIICの特徴とおすすめのコーティング
カービューティーIICは千葉県市川市に位置し、ガラスコーティングやセラミックコーティングを主力に、カーフィルムやラッピングなど多様なメニューを提供しています。これまでの累計施工台数は1万台を超え、2011年の工場移転時には国内最高水準の設備を導入しました。
IICの特徴やおすすめのコーティングについて詳しくご紹介しますので、品質重視の施工をお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。
カービューティーIICの特徴
カービューティーIICは、スタッフの高い施工技術に加えて、施工設備にも力を入れています。コーティング施工における主な特徴は以下の通りです。
- 各作業に特化した専用ブースを完備
- 徹底した下地処理と純水洗車による不純物の除去
- ガスプライマー処理による光沢の向上と寿命の大幅な延長
- 遠赤外線を使用した熱乾燥による完全硬化
IICでは、各作業に対応した専用ブースを設置し、湿度や温度を管理しています。そのため、季節や天候に左右されることなく安定した仕上がりを提供します。下地処理の最終工程では、純水を使って脱脂洗浄を行い、水道水に含まれるミネラルの影響を排除し、コーティングの密着性を高めています。
コーティング塗布時には、ガスプライマー処理を施し、特殊な火炎でボディにコーティングがしっかりと密着します。この処理により、表面がより滑らかになり、光が均一に反射して深みのある美しい光沢が実現します。
また、施工後の乾燥には遠赤外線装置を使用し、すべての車両で完全な硬化を達成しています。高い技術力と最先端の設備の組み合わせにより、本物のコーティング体験を提供します。
おすすめのコーティング
カービューティーIICでは、4種類のコーティングからお好みのものを選べます。その中でも特に高く評価されている2つのコーティングをご紹介します。
SystemX
System X(システムエックス)は、アメリカの特殊コーティング研究開発会社によって開発されたセラミックコーティングです。船や飛行機など、車よりも厳しい環境で使用されるコーティングとしても採用されており、その圧倒的な膜厚が特徴です。
一般的なガラスコーティングの数倍の厚みの被膜を形成し、優れた耐紫外線性と耐薬品性を提供します。また、深い光沢感と高い疎水性能によって、シミの発生を防ぎます。
システムエックスシリーズは、3年から10年の耐久性を持つ6種類のメニューが用意されており、駐車環境やメンテナンスの頻度に応じたコーティングを選ぶことができます。
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SCHILD®GLATTE
SCHILD GLATTE(シルトグラッテ)は、カービューティーIICが独自に開発したプレミアムコーティングで、最上級の品質を求めるお客様のために設計されています。このコーティングは、耐擦り性能、耐酸性、耐アルカリ性に優れており、さまざまなダメージから愛車をしっかり守ります。
超撥水性能を持ち、少量の雨水でも汚れを洗い流すセルフクリーニング機能を備えています。また、未塗装樹脂やヘッドライトにも施工可能で、最大4層まで重ね塗りすることができます。
最長6年のサポートが付いており、長期間にわたって車を大切に乗り続けたい方に最適な、最上級のコーティングです。
要望にあったコーティングとお店を選ぼう
KeePerのクリスタルキーパーは、2層構造のガラスコーティングで、耐久性は約1年です。最大の特徴はその低コストで、年間に1回の施工でも費用を抑えることができる点です。
ただし、標準の作業には鉄粉除去やボディ研磨が含まれていないため、経年車で徹底した下地処理を希望する場合は、追加のオプションが必要です。そのため、新車でコストを抑えたい方や、下地処理やメンテナンスをある程度自分で行える方におすすめです。
KeePerと専門店では、作業内容や仕上がりに違いがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。今回の解説を参考にして、自分の要望に合った施工店を選んでみてください。
著者情報
株式会社カービューティーアイアイシー
代表取締役社長 舊役 哲史
2008年にガラスコーティング専門店の株式会社カービューテイーアイアイシーに入社
現在まで2,000台以上のカーコーティング,ガラスコーティングの施工実績を持ち、特に輸入車などの施工実績が豊富である。カーコーティングのオプション作業としてホイールコーティングの実績も豊富で様々な知識と技術力を有す。