愛車をキレイな状態で維持するうえで必須といえるカーコーティングは、汚れの固着や線傷の付着を抑えられるだけでなく、お手入れも楽になります。
近年は、ディーラーやカー用品店でも取り扱われてるようになり、気軽に施工できるようになった一方で、施工店のレベルによりコーティングの寿命や仕上がりに、大きな差が生まれるため注意が必要です。
コーティングガスプライマー処理は、コーティング寿命の大幅な向上を可能とする技術でありながら、導入している専門店は少ないのが現状です。
今回は、コーティングガスプライマー処理の仕組みや魅力を中心に、コーティングの寿命に関する知識も分かりやすく解説していきます。
コーティングガスプライマー販売元:株式会社ノースランド
カーコーティングの寿命が施工店によって変わる理由
近年、多くのお店でガラスコーティングを扱っており、さまざまな種類が存在します。
コーティング剤に関しては、濃度が濃いほど被膜の強度が高まるため、寿命が長くなります。しかしながら、同じ溶剤を使っていたとしても、施工店によって寿命に大きな差が生まれてしまうのです。
その理由は「下地処理」によってコーティング被膜の密着性に大きな違いが生まれるからです。
・手洗い洗車による汚れの除去
・鉄粉や花粉といった不純物の除去
・ボディ磨きによるキズの除去とボディ表面の仕上げ
・脱脂洗浄による不純物や汚れの除去
下地処理は、汚れや不純物を取り除き、キズをしっかり磨きあげることにより、ボディ表面を滑らかな状態にします。これにより美しい光沢が生まれるだけでなく、ボディとコーティング被膜の密着性が大きく向上します。
徹底した不純物の除去や磨き作業には時間がかかり、スキルも必要であることから下地処理を中途半端に行っているお店も少なくありません。明らかに安いお店の場合、洗車だけで下地処理を終えているケースもあるほどです。
カーコーティング専門店を検討する場合は下記の記事を参考にしてください
参考記事:車のコーティングおすすめ専門店9選と後悔しない8つのチェック事項
徹底した下地処理でコーティング被膜の密着性が上がる理由
お店によって下地処理の技術や作業時間が大きく異なると解説しましたが、そもそもなぜ下地処理によってコーティング被膜の密着度が上がるのでしょうか。その理屈は、シールに置き換えて考えると分かりやすくなります。
「ごつごつした表面で油がべっとりとついたガラスにシールを貼る」
「滑らかな表面で、油などの不純物をしっかり拭き取ったガラスにシールを貼る」
シールを貼った場合に、しっかりとくっついて剥がれないのはどちらになるのか考えるまでもありません。上記における前者が下地処理前のボディで、後者が下地処理後のボディです。
キズを磨き、鏡面に仕上げることで、一見同じようなボディでも目に見えない単位で表面が滑らかになり、コーティングの密着性が大幅に向上します。
下地処理にコーティングガスプライマー処理を取り入れることで、コーティングの寿命はさらに上がる
ここまで、コーティングの寿命を伸ばすうえで下地処理が大切であり、なぜ寿命が延びるのか解説してきました。
下地処理に「コーティングガスプライマー処理」を取り入れることで、さらにコーティングの寿命は延び、美しい光沢が生まれます。
しかし、寿命が延びる仕組みはもちろん「コーティングガスプライマー自体がなんなのか分からない」という人がほとんどでしょう。ここでは、コーティングガスプライマーとはなんなのか、仕組みや特長について分かりやすく解説していきます。
コーティングガスプライマー処理とは
コーティングガスプライマー処理とは、特殊な火炎をボディに直接あてることで、表面をナノレベルで滑らかにする作業です。
専用の溶剤を燃やすことで酸化反応が起こり、ボディ表面に酸化ケイ素粒子が付着することで滑らかな平面に仕上がります。
先ほどシールで例えたように、大きな凸凹のある表面よりも滑らかな表面の方がシールの密着度は上がります。
磨き前や磨いた後、コーティングガスプライマー処理を施したボディのイメージは以下の通りです。
職人が丁寧に磨くことでボディの凹凸がなくなります。
そこにコーティングガスプライマー処理を施すことで、さらに細かい酸化ケイ素粒子が表面を埋めるため、隙間がよりなくなります。
ミクロンレベルで表面が滑らかになるため、従来よりもさらにコーティング被膜の密着度が高まり寿命が延びるという仕組みです。
コーティングガスプライマー処理を施すセラミックコーティングのぺージ
コーティングガスプライマー処理を施すガラスコーティングのぺージ
コーティングガスプライマー処理の効果
コーティングガスプライマーの主な効果には「コーティング寿命の向上」「深みのある美しい光沢の付与」の2つがあります。
コーティングガスプライマー処理により、非常に小さな粒子の被膜を形成することから、より滑らかな表面になり、コーティング被膜の密着性が向上します。
これまで以上に被膜が剥がれにくくなるため、撥水効果や防汚効果を長い間維持させることが可能です。また、表面が滑らかになるほど光が均一に反射されるようになるため、深みのある美しい光沢が生まれます。
その上からコーティング剤を塗布するため、より美しい仕上がりを実感できるようになります。
コーティングガスプライマー処理の作業内容や施工上の特性
コーティングガスプライマー処理の仕組みや効果がお分かりいただけたと思います。しかし「特殊な火炎をボディに当てて塗装は大丈夫?」と不安に感じた方もいるでしょう。
コーティングガスプライマー処理では、専用機材で火炎をボディに当てて作業します。しかしながら、1メートルを1秒ほどのスピードで動かすことから、塗装が熱で歪んだり溶けたりする心配はありません。
さらに熱に弱い樹脂部分に関しても、施工スピードを上げることで影響なく作業できます。
これにより、短時間でボディ全体に酸化ケイ素粒子の膜を形成させられます。
「国内最高峰の設備・徹底した下地処理・コーティングガスプライマー処理」による圧倒的な仕上がりを体感ください
今回コーティングガスプライマー処理について詳しく解説してきましたが、冒頭で解説した通り徹底した下地処理を行っていなければ、意味がありません。
東京、千葉のカーコーティング専門店IICは、経験豊富なスタッフがどのお店よりもしっかりと下地処理を行います。
また、各作業別でブースを完備しており、専用機材も取り揃えております。
ここにコーティングガスプライマー処理を組み合わせた施工は、他のお店では受けられません。
最高峰のコーティングを体感したい方は、ぜひ当店での施工をご検討ください。
初めて施工する方に向けて、無料の工場見学も受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
著者情報
株式会社カービューティーアイアイシー
代表取締役社長 舊役 哲史
2008年にガラスコーティング専門店の株式会社カービューテイーアイアイシーに入社
現在まで2,000台以上のカーコーティング,ガラスコーティングの施工実績を持ち、特に輸入車などの施工実績が豊富である。カーコーティングのオプション作業としてホイールコーティングの実績も豊富で様々な知識と技術力を有す。