ガソリンスタンドでガラスコーティングしませんか?
そんな提案を受けたり、ガソリンスタンドの看板でコーティングのメニューがあって施工しようか気になっていませんか?
コーティング経験歴15年の著者が今までガソリンスタンドのコーティングについて沢山の疑問や質問を寄せられました。
この記事では、ガソリンスタンドのガラスコーティングに対する疑問と実際に施工するかどうかの判断基準にして頂けれるように解説していきます。
目次
1章 ガソリンスタンドのガラスコーティングとは?
ガソリンスタンドで使用するコーティング剤とは?
・ガソリンスタンドが実際に取り扱うコーティング剤
・ガソリンスタンドでコーティングならエネオスがおすすめ
・ガソリンスタンドで行うキーパーコーティングの費用
3章 コーティング専門店の魅力とは
①使用するコーティング剤の性能が高い
②細かい傷が自己修復して消えるセラミックコーティング
③コーティングを施工する環境が整っている
1章 ガソリンスタンドのガラスコーティングとは?
ガソリンスタンドのガラスコーティングって何を使っているの?
他社のコーティングとどのような違いがあるの?
そんな疑問があるかと思います。
ガソリンスタンドで使用しているコーティング剤について解説していきます。
ガソリンスタンドで使用するコーティング剤とは?
ガソリンスタンドで取り扱うコーティングはカーワックス、ポリマーコーティング、ガラスコーティングの主に3種類存在します。
このコーティングの種類で費用や寿命が変わるので求める効果に応じて最適なコーティングを選ぶようにしましょう。
上記のように、寿命や求める効果に応じて最適なコーティングを選ぶようにしましょう。
効果や寿命を高めたいと思うならガラスコーティングを選ぶことで長期間美しい状態を保つことが可能となります。
・ガソリンスタンドが実際に取り扱うコーティング剤
ガソリンスタンドで実際に取り扱っているコーティング剤はほとんどがキーパーコーティングです。
キーパーコーティングとは、KeePer技研株式会社が開発した全国のガソリンスタンドを中心に展開しています。
施工店は全国8000店舗以上の取り扱い店舗があり安価で簡易的にコーティングが施工できるため人気があります。
キーパーコーティングも種類があり、ピュアキーパーなどはポリマーコーティングと同等の商品となり、クリスタルキーパーなどでガラスコーティングと言えるでしょう。
・ガソリンスタンドでコーティングならエネオスがおすすめ
ガソリンスタンドでコーティングをするならエネオスがおすすめです。
エネオスをガソリンスタンドの中で最も会社の規模が大きく企業としての対応もしっかりしています。
エネオスでコーティングをする際には施工スタッフはキーパーの資格(キーパー1級、キーパー2級)を取得しており技術訓練にも力を入れています。
アルバイトが多いガソリンスタンドでコーティングをする際には技術訓練をしっかりと行ったスタンド選びが重要となります。
また、エネオスではキーパーコーティングの割引クーポンも実施しています。
最大30%OFFの割引クーポンも発行しているようですので、エネオスでコーティングするなら事前にチェックしておくと良いでしょう!
・ガソリンスタンドで行うキーパーコーティングの費用
ガソリンスタンドのキーパーコーティングは車のサイズによって価格が異なります。
車種サイズはSS~LLまで5種類設けており予め自分の車のサイズをチェックしておきましょう!
コース名 / 車の大きさ | SSサイズ | Sサイズ | Mサイズ | Lサイズ | LLサイズ |
ピュアキーパー | 5,600 円 | 6,000 円 | 6,600 円 | 7,100 円 | 8,200 円 |
クリスタルキーパー | 16,300 円 | 18,300 円 | 20,400 円 | 22,400 円 | 26,500 円 |
ダイヤモンドキーパー | 46,600 円 | 51,500 円 | 56,500 円 | 60,200 円 | 66,300 円 |
Wダイヤモンドキーパー | 67,500 円 | 74,700 円 | 81,900 円 | 87,200 円 | 96,200 円 |
艶パック | 7,900円 | 8,300円 | 8,900円 | 9,400円 | 10,500円 |
洗車とケア | 2,160円 | 2,280円 | 2,550円 | 2,800円 | 3,180円 |
2020年2月27日現在の価格となります。
車種サイズは車の体積によってサイズが分類されます。
サイズ | 体積(㎥) |
SS | 8.5 ㎥未満 軽四など |
S | 8.5 ㎥以上〜10.5 ㎥未満 フィットなど |
M | 10.5 ㎥以上〜12.2 ㎥未満 プリウスなど |
L | 12.2 ㎥以上〜14.0 ㎥未満 シーマなど |
LL | 14.0 ㎥以上〜17.7 ㎥未満 アルファードなど |
XL | 17.7 ㎥以上 ランドクルーザーなど |
先ほど紹介したピュアキーパー、クリスタルキーパー、ダイヤモンドキーパー、Wダイヤモンドキーパーの違いについて見てみましょう!
コース名 | 特徴 | 持続性 |
ピュアキーパー | ポリマーコーティングで安価で最も簡易的な施工 | 3ヵ月 |
クリスタルキーパー | ガラス系被膜をボディが濡れたまま施工した後にレジン被膜を載せる(有機系溶剤) | 1年 |
ダイヤモンドキーパー | ガラス系被膜をボディが乾いた状態で塗布した後にレジン被膜を載せる(有機系溶剤) | 3年 |
Wダイヤモンドキーパー | ガラス系被膜をボディが乾いた状態で2度塗りした後にレジン被膜を載せる(有機系溶剤) | 5年 |
上記の持続性はメーカー表記であり、実際の持続性とは異なります。
ここまではガソリンスタンドのコーティングについて解説してきました。
ここからは、ガソリンスタンドと他のコーティングショップとの違いを詳しく解説していきます。
2章 ガソリンスタンドとコーティングショップの違い
コーティングショップとはコーティング専門店のことを指します。
コーティングショップとガソリンスタンドの違いは主に下記の3項目となります。
①耐久性(持続性)が変わる
②施工するコーティングの材質が変わる
③コーティングを施工する費用が変わる
なぜ、専門店とガソリンスタンドで価格が変わるのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
施工する場所 | 取り扱い商品 | 価格 | 持続性 |
ガソリンスタンド5千円~3万円 | ポリマーorガラス系コーティング | 1万円~4万円 | 半年~1年 |
量販店(オートバックスやイエローハットなど) | ポリマーorガラス系コーティング | 1万円~4万円 | 半年~1年 |
カーディーラー | ガラス系orガラスコーティング | 5万~10万円 | 1年~3年 |
コーティング専門店 | ガラスコーティングorセラミックコーティング | 10万~15万円 | 3年~7年 |
上記のように、コーティング専門店では耐久性の高いガラスコーティングやセラミックコーティングを取り扱っております。
一方、ガソリンスタンドではポリマーコーティングなどを取り扱っているため、価格や持続性が変わってくるのです。
車のコーティングの種類別効果や価格についてはこちらをご覧ください。
3章 コーティング専門店の魅力とは
2章ではコーティング専門店とガラスコーティングの違いについて解説しました。
3章では、コーティング専門店の魅力をお伝えしていきます。
①使用するコーティング剤の性能が高い
先ほどもお伝えしましたが、コーティング専門店で取り扱う製品が非常に性能が高いです。
その理由はシリカ被膜を形成(結晶化するコーティング剤)を使用するため、光沢や防汚性効果、耐紫外線性効果に優れるのです。
中でも、セラミックタイプのコーティングは被膜が固く剥がれづらい製品で5年にわたり塗装面を強固に保護します。
セラミックコーティングの驚きの硬度を動画でご覧下さい。
②細かい傷が自己修復して消えるセラミックコーティング
コーティング専門店の一部では、傷が復元する効果が得られるファインラボコーティングの取り扱いがあり、コーティング施工後に付着した微細な小傷が自己修復され消えるという特殊コーティングが存在します。※全ての傷が消える訳ではありません。
下記の動画のように傷が付着したボディも熱を加えることで自己修復され長期間美しい塗装面を持続させます。
これらの特殊コーティングはガソリンスタンドでは取扱いは無いため専門店でコーティングする魅力と言えるでしょう。
③コーティングを施工する環境が整っている
コーティング専門店は施工環境が整っており、コーティング施工の仕上がりを格段に向上させることが可能となります。
カーディーラーやガソリンスタンドでは、埃が舞うようなピットや屋外でコーティング作業を行うことは珍しくありませんが、コーティング専門店では仕切られた空間で作業を行うことが可能となります。
コーティングの仕上がりを向上させるための照明器具
コーティングを行う際に照明器具が整っているショップでは、塗装面に付着した汚れやシミなどを適切に把握することができるため、コーティング施工前の下地処理で綺麗にすることが可能となります。
ガラスコーティング施工後の遠赤外線乾燥(熱乾燥)
次にコーティング専門店では、遠赤ブースを導入しているショップが多く、コーティング施工後に熱乾燥でコーティング被膜を強制的に乾燥させることが可能となります。
これを行うことでコーティングの硬度が高まり、持続性も向上します。
コーティング職人歴15年の私が実際にオススメするコーティング専門店をご紹介いたします。
詳しくは車コーティング優良店厳選9選と後悔しない為の8つのチェック事項をご覧下さい。
以上、ここまでがガソリンスタンドのコーティング解説と他のコーティング店との違いをご紹介してきました。
最後に重要な項目をまとめさせていただきます。
まとめ
ガソリンスタンドのコーティングは簡易的なポリマーコーティングが多く、コーティング専門店に比べると持続性や効果効能が低い傾向にあります。
しかし、安価にコーティングを施工するならガソリンスタンドのコーティングはおすすめでしょう。
ガソリンスタンドのコーティングは1年ほど効果が持続し、施工にかかる時間も約3時間ほどで完了するため手軽にコーティングを施工することが可能となります。
本格的にコーティングをするなら専門店に依頼するようにしましょう。
専門店のコーティングは持続性が約5年ほどとなり、その間は塗装面の美観を持続させることが可能となります。
この記事を読んでコーティング選びの参考にしていただければ幸いです。
著者情報
株式会社カービューティーアイアイシー
代表取締役社長 舊役 哲史
2008年にガラスコーティング専門店の株式会社カービューテイーアイアイシーに入社
現在まで2,000台以上のカーコーティング,ガラスコーティングの施工実績を持ち、特に輸入車などの施工実績が豊富である。カーコーティングのオプション作業としてホイールコーティングの実績も豊富で様々な知識と技術力を有す。