黄砂の洗車で最適なグッツと黄砂の注意点をコーティングのプロが解説

 

車を洗車しようと思ったら黄砂まみれで汚れが取れない。または、黄砂で車体を傷つけてしまった。
なんていうお悩みは少なくありません。

黄砂は細かい粒子ですが、実は非常に硬いため、お手入れ方法を誤ってしまうと塗装面に傷をつけてしまったり、塗装面が痛んでしまうなんていうことも少なくありません。

この記事ではコーティングプロショップが黄砂汚れについて徹底解説させて頂きます。

正しいお手入れで黄砂から愛車を守り、美しい車体を持続させていただければ幸いです。

1章 黄砂が塗装に与える3つのダメージ

まずは簡単に黄砂が塗装面に与える3つのダメージについてお伝えしていきます。

ボディに細かい微細な傷をつける

黄砂が塗装面に与えるダメージで最も重度なものは(塗装面に)細かい微細な傷をつけてしまう点です。
下記の画像は塗装面に細かいスクラッチ傷が付着している画像となります。

洗車時に黄砂を擦ると付着する傷

黄砂は非常に硬い(石英や長石など)石のため、擦ることで塗装面にスクラッチ傷をつけてしまいます。
黄砂は非常に細かいので、風などで舞いやすく塗装面に付着しやすい性質となります。
塗装面に黄砂が付着してしまうとスクラッチ傷などの重度なダメージを与えてしまうので注意が必要です。

スクラッチ傷や洗車傷の対策記事はこちら

2.黄砂を放置すると固着して取りづらくなる

黄砂が付着した状態で炎天下や雨に晒されていると黄砂が塗装面に固着し同体かしやすくなります。
黄砂が固着してしまうと洗車での除去が非常に困難になってしまいます。

洗車せずに黄砂を放置した固着汚れ

降り積もった黄砂は、乾いた状態でも、化学反応によって時間とともに凝縮し、塊となっていきます。
黄砂が付着した場合は出来るだけ早い段階で除去することが重要となりますので注意してください。

3.黄砂と酸性雨でシミになり取れなくなる

黄砂が付着した状態で酸性雨に当たると、化学反応を起こし塗装面に重度なシミを付けます。
このシミは簡単には取り除くことが出来ないほど、塗装面に侵食してしまうので注意が必要です。

洗車せず黄砂を放置したことによるシミ

黄砂には、PM2.5に代表される有害な化学物質だけでなく、カルシウム分、ミネラル分、粘り気のある花粉なども混ざっているため酸性雨が付着すると塗装面にシミになり、炎天下の熱でシミになり塗装面を侵食させてしまいます。

万が一シミが付着してしまった場合は自分で無理に取ろうとせず、コーティング専門店などで除去をおすすめしまう。
無理に取ろうとすると塗装面に傷をつけて傷める原因となります

まずは実際に洗車を行う前に、知っておくべき「3つの原則」をご紹介します。

2.洗車をする際に注意すべき4つのこと

注意点1:ボディに直接擦ることは絶対NG

ボディに直接触ることは絶対に避けましょう。
何故ならば、黄砂は非常に硬いため、水で流す前に触ってしまうと塗装面に細かいスクラッチ傷が付着してしまいます。

ボディに直接触ることは絶対に避けましょう

黄砂汚れを落とす際には、必ず水圧で黄砂を流した後に触るように心がけましょう。
また、ウェットティッシュや濡れたクロス、毛ばたきなどで黄砂を落とすのも傷の原因になるので注意しましょう。

注意点2:黄砂時期(3~5月)は汚れの蓄積に注意

注意点の2つ目は黄砂時期(3~5月)は黄砂の汚れが蓄積しないように注意しましょう。
黄砂汚れを長期間放置していると汚れが塗装面に固着してしまい洗車では取れない汚れになってしまいます。

その為、黄砂時期は1週間に一度は洗車するようにしましょう。
黄砂汚れに酸性雨が付着してしまい炎天下で放置していると汚れが固着してしまいコーティング被膜や塗装面にダメージを与えてしまいます。

面倒と思わずに汚れたらマメに洗うようにしましょう。

黄砂時期の洗車頻度

注意点3:風が強い日の洗車は注意

注意点4つめは強風時に洗車することは注意しましょう。
風が強い日は黄砂などの汚れが大気中に浮遊しているため、洗車時の水分の拭き上げなどの摩耗で塗装面に細かい傷をつけてしまう可能性があります。

黄砂時期に洗車をする際には風が弱い日に洗車するように注意しましょう!

勿論、汚れたらマメに洗車する必要があるので、風が強い日の洗車が絶対にNGとは限りません。

ワンポイントアドバイス

洗車傷が自己修復する特殊なセラミックコーティング

セラミックコーティングのファンラボヒールプラスという商品はコーティング施工後に自己修復性のコーティング被膜を形成します。
その為、黄砂などで付着した微細な小傷が熱で修復する特殊コーティングを行うことで、厄介なスクラッチ傷の悩みを軽減させることが可能となります。

自己修復機能のファインラボヒールプラスの詳しい内容はこちら

注意点4:洗車機での洗車は傷がつくので注意すること

ブラシ素材がスポンジや布の洗車機

洗車機での洗車は時短となり効率が良いように見えますが、ブラシの摩耗&黄砂で塗装面に太く、深いスクラッチ傷をつけてしまいます。
最近ではムートンやスポンジ等の洗車機も普及していますが、これらも摩擦で傷がついてしまうので、出来れば手洗い洗車などで傷を防ぎましょう!

とはいえ、全く洗わないと黄砂が固着してしまうので洗車機で洗うのもOKですが、細かい傷を気にするなら洗車機での洗浄は避けましょう。

では、次の章で実際に洗車する手順を見ていきましょう。

3章 黄砂時期の洗車方法 ~自分洗車場合~

黄砂時期に自分で洗車する方法と手順についてお伝えしていきます。

黄砂時期の洗車フロー

黄砂を自分で落とす時の洗車手順

黄砂時期の洗車は3ステップとなります。
可能であればエアーなどの風圧で黄砂を予め落としておくことで塗装面に傷をつける心配はありません。
しかし、ほとんどの方はエアーなどはお持ちではないと思います。エアーなどが無い場合は高圧洗浄機などを使用して水圧で十分に黄砂を落としておくことで傷の心配もありません。

各ステップごとに詳しくお伝えしていきます。

Step1:塗装面に付着している黄砂を水圧で落とす

まずは、塗装面に付着した黄砂を水圧で流していきましょう。
可能であればケルヒャーや洗車場などの高圧洗浄機を使用することで、確実に黄砂を落とすことが可能となります。
黄砂がしっかり落ちていない状態で次のステップに進んでしまうと塗装面の傷の原因になりますので十分に注意しましょう。

高圧洗浄機

万が一、高圧洗浄機などが使用できない場合は自宅のホースなどの蛇口の水圧を強めたり、ホースノズルをジェットに変えるなどして出来るだけ高圧洗浄機に近い水圧で落としてあげるのが塗装面にダメージを加えないポイントです。

表面に付着した黄砂を水圧で流す

実際に水圧で黄砂を落としたら次のステップに進みます。

Step2:濃縮タイプのカーシャンプーで洗う

黄砂時に洗車をする際にはカーシャンプーを必ず使用しましょう!
コーティング施工車は水洗いだけでOK!と思い込み水洗いだけでお手入れしてしまう方がいます。

しかし、水洗いは黄砂時期はNGです。

何故ならば、水洗いで洗車するとスポンジが直に塗装面に当たり摩耗が激しくなります。
その為、細かいスクラッチ傷が付着してしまうので、カーシャンプーを使用して塗装面に加わる摩擦を減らしてあげましょう!

その際に使用するカーシャンプーは出来るだけ泡立ちが良い商品(濃縮タイプ)で洗浄してあげることで摩擦を減らすことが可能となります。

ワンポイントアドバイス
カービューテイーアイアイシーおすすめのカーシャンプー

シルト(SCHILD)カーシャンプー300ml

黄砂洗車用カーシャンプー

この商品は弱アルカリ性タイプのカーシャンプーとなり黄砂汚れなどの有機汚れが除去しやすくなります。
また、濃縮タイプで泡立ちも抜群のため塗装面に優しいカーシャンプーとなります。

商品名:SCHILD®カーシャンプー300ml
容量:300ml
価格:1,040円
※2024年8月22日現在の価格となります。

SCHILD®カーシャンプー300mlのご購入はこちらからどうぞ

カーシャンプーでしっかりと塗装面を洗い終わったら、次のステップに移ります。

Step3:水滴をマイクロファイバークロスで拭き上げる

洗車後の水滴は必ずマイクロファイバークロスを使用しましょう。
何故ならば、コーティングプロショップの私たちが今まで使用した洗車クロスでマイクロファイバークロスが一番傷をつけずにある程度の吸水力が見込める製品となっております。
他の、タオル(フェイスタオルや合成皮革の吸水クロス)を使用するとタオルの素材が荒かったり、摩耗で塗装面に傷がついてしまうことが多いのです。

プロがオススメするマイクロファイバークロス

黄砂洗車用マイクロファイバークロス

耳なし高級マイクロファイバークロスは厚手のため吸水力があり、柔らか素材のため塗装面に傷をつけるリスクを軽減します。
商品名:SCHILD®マイクロファイバークロス
価格:1枚 810円

SCHILD®マイクロファイバークロスの購入はこちらからどうぞ

【ボディの水滴を綺麗に拭き上げるコツ】

手順1:クロスを大きく広げ滑らせるように、8割型の水滴を吸い取る

黄砂洗車後の水滴を吸い取る

水滴を拭き上げる際には摩擦で塗装面に傷をつけるのを避けるために、クロスを大きく広げクロスの隅を2カ所もち塗装面に力が加わらないように丁寧に拭き上げていきましょう。
この際は、100%の水分を除去していると時間がかかってしまい、水分が蒸発しカルキや塩素などのシミ汚れの原因となりますので80%くらいの水滴除去を目安に時間をかけずに拭き上げましょう。

手順2:水滴を全て拭き上げる

黄砂洗車後の水滴を拭き上げる

手順1で使用したクロスとは別の乾いたマイクロファイバークロスで残った水分を拭き上げていきます。
この際のクロスは4つ折りなどにしてクロスに厚みをもたせ、塗装面に力が加わらないようにします。
水分の拭き残しが無いように丁寧に拭き上げていきましょう。

手順3:細かい箇所も念入りに

黄砂洗車後の隙間の水滴を拭き上げる

最後に、ドアの内側やグリル周りなどの細かい部分の水滴をしっかりと行います。
細かい箇所の水滴残しがカルキシミの原因となりますので注意しましょう。

プロが教える洗車方法について詳しく見るならこちら

ここまでが黄砂の危険性とお手入れ方法について解説してきました。
最後に、黄砂の洗浄に役立つアイテムをご紹介させていただきます。

4章 プロがおすすめする洗車アイテム

プロがおすすめする洗車アイテムは4商品です。

1.黄砂に最適な濃縮タイプのカーシャンプー

①SCHILD® カーシャンプー300ml

黄砂洗車用カーシャンプー

SCHILD®カーシャンプーは弱アルカリ性タイプとなるため、花粉や黄砂などの汚れが洗浄しやすくなります。
また、泡立ちもよいので洗車時の摩擦によるスクラッチ傷も軽減させることが可能となります。

【黄砂汚れを落とすカーシャンプー選びの2つのポイント】

ポイント1:弱アルカリ性である
前述の通り、黄砂はアルカリ性となります。
車の汚れを除去する際には、汚れの成分と同じ成分の剤で除去してあげることが原則となります。
弱アルカリ性のカーシャンプーは黄砂汚れに抜群の商品です。

ポイント2:泡立ちが良い
ポイントの2つ目は弱アルカリ性のシャンプーで極力泡立ちが良いを選ぶことです。
泡立ちがよいことで、洗車時の摩擦を減らすことが出来塗装面にスクラッチ傷などの微細な小傷を減らすことが可能となります。
黄砂時期の洗車は上記ポイントの弱アルカリ性シャンプーで泡立ちが良いものを選ぶようにしましょう。

SCHILDカーシャンプーの購入はこちらからどうぞ

2.柔らか素材の洗車スポンジ

『洗車用ウレタンスポンジ』

黄砂洗車用スポンジ

SCHILD®洗車スポンジはスポンジ表面に凹凸があるため、スポンジの凹み部分に黄砂が入り込んでくれるため傷をつけるリスクを軽減させることが可能となります。
また、スポンジ内部に細かい穴が開いているためシャンプー使用時の泡立ちもよくなります。

SCHILD®洗車スポンジの購入はこちらから

3 ボディに残った水滴を拭き上げる時のおすすめアイテム

『シルト(SCHILD) 耳なし高級マイクロファイバークロス』

黄砂洗車用マイクロファイバークロス

マイクロファイバークロスでおすすめのアイテムは耳なし高級マイクロファイバークロスです。
耳なしマイクロファイバークロスは厚手タイプとなり、吸水性に優れ、厚手のため塗装面に傷をつける心配がありません。

マイクロファイバークロス選びの2つのポイント

ポイント1:柔らかい
ポイントの1つ目は柔らかい素材であることです。
マイクロファイバーも沢山の商品が出ていますが、種類によって素材の柔らかさが異なり、塗装面に傷がつきやすくなってしまいます。
出来るだけ柔らかい素材を選ぶようにしましょう。

ポイント2:吸水性が良い
次のポイントは吸水性が良いということです。
吸水性が悪いと、水分の拭き上げに時間がかかるため、水滴が乾いてしまうリスクが高くなり、塗装面に水シミを付着させる可能性があります。
洗車する際には吸水性のよい商品を選ぶようにしましょう。

SCHILD®マイクロファイバークロスの購入はこちら

5章 黄砂の予防対策

ここまでは、黄砂が付着した場合の洗車方法や黄砂が塗装面に与える影響についてお伝えしてきました。
ここからは、黄砂で塗装面をダメージを与えないための予防策についてお伝えしていきます。

黄砂の予防策は主に3つあります。
①カーコーティング
②プロテクションフィルム
③カーワックス

コーティング プロテクション
フィルム
ワックス
効果
持続性
価格 5~15万円 90~100万円 2千円
持続性

それでは1つずつ見ていきましょう。

1.カーコーティングで黄砂の固着を予防

黄砂の予防策1つ目はカーコーティングを行うことです。
カーコーティングは車の塗装面にコーティング被膜を形成させるため、塗装面に黄砂が固着するのを防ぎます。
また、ガラスコーティングの大半は硬いコーティング被膜を形成するため、塗装面に細かい傷(スクラッチ傷)を付着させるのを防止させることが可能となります。

黄砂予防にコーティングがおすすめ

下記の図のように、コーティング被膜が汚れの固着を防止するため、水洗いや雨で汚れが落としやすくなります。
お手入れも格段に楽になるので黄砂の予防には最適です。

コーティングが黄砂を予防する仕組み

黄砂予防におけるコーティングのメリット・デメリット

〇メリット ×デメリット
・傷が付くリスクが小さくなる
・黄砂汚れが付着しづらくなる
・付着した黄砂汚れが簡単に落とせる
・持続性が高い
・高価(5~10万)
・自分に合ったコーティングやショップを探す必要がある
黄砂予防におけるコーティングのメリット

メリット1:傷が付きにくい
硬いタイプのカーコーティングは黄砂による影響で塗装面に傷がつきづらくなります。
カーコーティング施工後、長期間愛車を美しい状態に保つことが可能となります。

メリット2:黄砂汚れが付着しにくく、付着した黄砂も簡単に落とせる
コーティング被膜がバリアとなり、塗装面に黄砂が固着しづらくなり、水洗いで簡単に汚れが落とせるようになります。

メリット3:持続性が高い
施工するカーコーティングの種類によっても異なりますが3~5年くらいの持続性があるため長期間塗装面を保護します。

黄砂予防におけるコーティングのデメリット

デメリット1:高価な費用がかかる
数万円の施工費用を要するため、気軽に施工することが出来ないというのがデメリットです。

デメリット2:自分に合ったコーティングやショップを探す必要がある
コーティングは種類が豊富です。施工するショップによっても施工技術力や施工方法などが異なるため、技術力が高いショップを選ぶ必要があり、その中でも自分の愛車に最適なコーティングを選ぶ必要があるため、手間と言えるでしょう。

車のコーティングは本当に必要?プロが徹底解説

2.プロテクションフィルム(保護フィルム)

施工費用は高額となりますが、車の塗装面を完璧に保護するならプロテクションフィルムです。
プロテクションフィルムとは、塗装面にスマホの保護フィルムのような厚いフィルムを塗装面に張り付ける技術です。
この作業を行うことで擦れ傷やシミの付着などあらゆる外的要因から塗装面を強固に保護することが可能となります。

黄砂予防にプロテクションフィルムがおすすめ

黄砂予防におけるプロテクションフィルム(保護フィルム)のメリット・デメリット
〇メリット ×デメリット
・傷が付くリスクが小さくなる
・黄砂汚れが付着するリスクが小さくなる
・未施工箇所が出てしまう
・高価
・専門ショップを探す必要がある
黄砂予防におけるプロテクションフィルム(保護フィルム)のメリット

 メリット1:傷が付きにくい
プロテクションフィルムはカーコーティングよりも傷が入りづらく、万が一細かい微細な傷が付着しても熱を加えることで自己修復機能で傷が復元する効果が得られます。
長期間愛車を保護してくれる予防策です。

メリット2:黄砂汚れがボディに付着しにくい
黄砂汚れが塗装面に直接付着することが無いため塗装を傷める心配がありません。

黄砂予防におけるプロテクションフィルム(保護フィルム)のデメリット

デメリット1:高価な費用がかかる
プロテクションフィルムはコーティングの10倍くらいの費用が要するため、プリウスなどの普通乗用車1台分の施工金額が90万円くらいになってしまうほど高額な費用を要します。
しかし、黄砂が付着しやすいボンネットやルーフなど部分的な施工を施すことも可能となります。

デメリット2:自分に合ったショップを探す必要がある
コーティングのデメリット同様に技術力の高いショップを探す必要があります。
また、ショップによって取り扱うプロテクションフィルム製品が異なったり、金額も異なるためショップ選びを行う必要があるのがデメリットと言えます。

プロテクションフィルムの効果や特徴のまとめ記事

3.カーワックス

最も気軽で手軽に予防できるのはカーワックスです。
カーワックスは塗装面に油の膜を張ることで、塗装面の光沢が向上したり、水洗いで汚れが落としやすくなる効果が得られます。
しかし、持続性が約2週間ほどとなるため、毎回ワックスがけを行うのは面倒だという方もいます。

黄砂を一時的に予防するカーワックス

黄砂予防におけるカーワックスのメリット・デメリット
〇メリット ×デメリット
・安価で手軽 ・持続性がない
・汚れが付着しやすい
黄砂予防におけるカーワックスのメリット

メリット1:安価で手軽にできる
カーワックスの商品はホームセンターなどで数千円で購入できるため手軽に施工できます。
施工も自分で行うことが出来るのが魅力の一つです。

黄砂予防におけるカーワックスのデメリット

デメリット1:持続性がない
カーワックスの効果はおよそ2週間程度で、効果の持続性が長くありません。
原料が油のため、太陽光の熱で溶けて剥がれてしまうためです。
2週間ほどで剥がれてしまうと毎回ワックスがけに2~3時間かけなければならないため手間と言えるでしょう。

デメリット2:汚れが付着しやすい
ワックスの原料が油のため、油性系汚れが付着しやすくなります。
主に排気ガスの汚れが封着しやすくなるため、雨が降ると水アカなどの原因にもなります。

まとめ

黄砂についてご理解頂けたでしょうか?
黄砂汚れは塗装面に傷が付着しやすくなり、汚れを放置していると塗装面に固着してしまい洗車では取れない汚れになってしまいます。

塗装面に細かい傷を付着させないためにも黄砂の時期は正しい洗車方法で洗うようにしましょう。※黄砂の時期3~6月

黄砂を落とす際の洗車のポイント

①カーシャンプーを使用する
②弱アルカリ性のシャンプーを使用する
③泡立ちの良いシャンプーで摩擦を減らす

上記の3つのポイントでお手入れをすることによって、愛車を長く綺麗に保たせることが可能となります。

黄砂を予防するには

①カーコーティングを施工する
②プロテクションフィルムを張る
③カーワックスを施工する

上記、3つが黄砂の予防策となります。

ご自身にあった(求める効果と費用)予防策を実施し愛車を綺麗に持続させていただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人

山田 秀二(やまだ しゅうじ)

役職 取締役 営業部長
専門:営業・マネジメント・マーケティング
新潟県出身18歳で上京、1994年すかいらーくアカデミー卒、チェーンストア理論・マネジメント・接客接遇・調理など飲食店経営の基礎を学ぶ。卒業後は、すかいらーくグループの和食部門藍屋の「夢庵」に配属、97年マネージャーに就任、5年間のマネージャー経験を経て経営者を目指すべく「車買取のガリバー」に転職。2005年からは、新業態の立ち上げに携わり港区白金にプレミアムカー専門店をオープン。その後リーマンショックの影響を受け業務縮小のためフリーへ転身。2015年にカービューティーアイアイシーと出会い2016年1月に入社。自動車業界での経験とマネジメント力を活かし翌年には取締役営業部長に就任。店長としても現場に入りお客様の声を直接伺いながら、クォリティーとサービスの向上に努めている。また、長年の自動車業界のコネクションや業界の動向など常に情報収集し市場環境を分析することで、価値ある製品・サービスを創り続けているマーケッターでもある。