ポルシェのカーラッピング:その魅力や事例、最適な選び方をご紹介

この記事を書いた人

氏名:馬場伸 (ばば しん)

役職 技術部課長
専門:カーコーティングカーフィルムバイクコーティング
1993年に㈱カービューティープロで技術研修を受け独立し多くの車を磨き続けた。その後、2001年~2014年まで新潟県のカーコーティングショップに努める。2014年には大阪に単身赴任し更なる技術を求めカーコーティング専門店に勤務する。2017年にはカービューティーアイアイシーに入社し、現在は技術部課長を務める。カーコーティング、カーフィルムの実績が多く保有する技術能力は高くお客様の求める価値を提供し続けている。

ポルシェにラッピングフィルム施工▲BBCTopGear様より引用(https://www.topgear.com/car-news/motorsport/meet-martini-porsche-911)

ポルシェの美しいデザインに、ラッピングで独自のアートや色を加えることで、世界でたった1台の自分だけのポルシェを手に入れることができます。
また、ラッピングはイメージチェンジだけでなく、愛車を保護する役割も果たします。
傷や日焼けから守りつつ、同時にスタイリッシュで洗練された外観を手に入れることができるラッピング
この記事では、ポルシェのオーナー様が自分好みのラッピングを安心して施工できるように、ラッピングの選び方、費用、施工後のメンテナンスなど、必要な情報を全てご紹介します!

1章:ポルシェの魅力的なラッピング施工事例

始めに、ポルシェのラッピング事例をご紹介します!
愛車への施工イメージの参考になりましたら幸いです♪

ポルシェのカーラッピング施工事例▲CAR REVS DAILY様より引用(https://www.car-revs-daily.com/2014/07/11/germany-mad-car-wraps-martini-style-racing-livery-cam-shaft-porsche-911-gt3/martini-style-racing-livery-by-cam-shaft-for-the-porsche-911-gt3-17/)
ボンネットからルーフを通りリアへ繋がるストライプでデザインラッピングされたポルシェ。
ポルシェ以外にも多くの車種で人気のあるデザインです。
サイドにも同様にストライプがデザインされており、ボンネットとサイドにロゴもデザインされていて、ラリーカーのような仕上がりになっています。

 

ポルシェのカーラッピング施工事例▲SCS WRAPS様より引用(https://scswraps.com/trs-consulting-porsche-race-car-wrap/)
グロス塗装車に、艶のないマットフィルムでデザインラッピングされたポルシェ。
艶のない落ち着いた質感ながらスピード感のあるデザインになっています。

 

ポルシェのカーラッピング施工事例▲Its A Wrap Uk様より引用(https://www.itsawrapuk.com/chrome-vehicle-wraps.php)
豊富なカラーの中から好きな色をボディ全体にラッピングすることで、まるで塗装したかのように色を変えて変身させることも可能です。

 

ポルシェのカーラッピング施工事例▲Sino Group様より引用(https://www.sinovinyl.com/install-show/vinyl-matte-car-wrap-porsche-2/)
色だけでなく素材のバリエーションも豊富にあるので、ラメ入りのようなフィルムや、見る角度で色が変わるマジョーラなど、好きな素材を選ぶことができます。

 

ポルシェのカーラッピング施工事例▲Wrapstyle様より引用(https://www.wrapstyle.com/gallery/406-porsche-911-black-matt-wrap)
艶のないマットフィルムをボディ全体にラッピングすることで、艶のあるグロス塗装車でも艶のないマット塗装車のように変身させることも可能です。

 

ポルシェのカーラッピング施工事例ポルシェのカーラッピング施工事例ポルシェのカーラッピング施工事例▲TWIISTEDMEDIA様より引用(https://twiistedmedia.com/portfolio/carbon-fiber-vinyl-wrap-porsche-911/)
カーボンフィルムをラッピングすることでも、大きくイメージチェンジすることができます。
カーボンフィルムには艶ありと艶なしがあり、パーツラッピングに多く使用される人気のフィルムです。

 

ポルシェのカーラッピング施工事例▲CWS STUDIOS様より引用(https://www.carwrapstore.com/blogs/news/porsche-997-gt2)
写真やデザインをラッピングフィルムにプリントすることもできるため、決まった形状以外の好きなデザインやカラフルなデザインも可能です。

 

ポルシェのカーラッピング施工事例Wrapstyle様より引用https://www.wrapstyle.com/gallery/1776-porsche-911-gt3-rusty-design)
ラッピングで旧車のように仕上げることも可能です。

 

ポルシェのカーラッピング施工事例

ポルシェのカーラッピング施工事例▲Carbon Demon様より引用(https://www.carbonfibrevinylwrap.net.au/porsche-vinyl-wrap/)
サイドデカールやウィンドウ上部へのロゴラッピングもとても人気です。

 

このように多種多様で豊富なカラーや素材のカーラッピングがあり、写真などもプリントできるため、ほぼ自分好みのデザインを実現することが可能となります!

2章:ポルシェにラッピングを施工するメリット

ポルシェにラッピングを施工するメリットは主に4つあります。

メリット1:個性を演出できる
メリット2:汚れや劣化から保護できる
メリット3:価値を高めることができる
メリット4:元の状態に戻すことができる

メリット1:個性を演出できる

ポルシェのカーラッピング施工事例▲FIRST CLASS AUTOSPORTS様より引用(https://www.firstclasscarwraps.com/post/porsche-taycan-dakar-miami

ラッピングを施工することで個性を演出することができます。前章でご紹介したように、ラッピングはお好みの場所にお好みのデザインを施工することができます
どんなデザインや色を選ぶかは完全にあなた次第。個性や好みに合わせて、新たなポルシェの可能性を広げてみてください。
ポルシェの美しいデザインにラッピングで独自のアートや色を加えることで、他にはない車を手に入れることができ街中で注目を浴びること間違いなしですね。

メリット2:汚れや劣化から保護できる

ラッピングは、車を汚れや劣化から保護する役割も果たします。
ラッピングフィルムで覆うことで、酸性雨や紫外線などの影響を直接的に受けることがなくなるためです。
ラッピングは美観を向上させるだけでなく、汚れや劣化から保護する実用性も備えています

メリット3:価値を高めることができる

ラッピングをすることで、愛車の価値を高めることができます。
独自のデザインによって他との差別化を図ることができると共に、保護することでボディの劣化を防ぎ、きれいに維持することができるためです。ラッピングによって世界に1台だけのポルシェとなり、お乗換え時のリセールバリューなどの資産価値を高めることができます。

メリット4:元の状態に戻すことができる

ポルシェのラッピング剥がしラッピングは、施工前の状態に戻すことができます。
塗装とは異なり、ラッピングフィルムは施工箇所を傷めず簡単に剥がすことができるため、剥がして元の状態に戻すことはもちろん、また新しいデザインに変更することも簡単です。

3章:ラッピングフィルム選びの3つのポイント

では、実際にラッピングフィルムを選ぶ際に決めておきたい3つのポイントをご紹介します。

ポイント1:デザインやカラーを決める
ポイント2:フィルムの種類を決める

ポイント3:フィルムの品質を決める

ポイント1:デザインやカラーを決める

デザインやカラーを決める
様々な色やデザインがあるラッピングフィルムから、施工したいデザインやカラーを決めましょう。
自分のポルシェのボディカラーやモデルに合ったデザインやカラーを選んだり、オリジナルのデザインを作成することも可能ですので、自分好みのデザインやカラーをできる限り決めておき、最終的に施工店と相談しながら決めていきましょう。

ポイント2:フィルムの種類を決める

ラッピングフィルムの種類を選びましょう。目的によって選ぶフィルムの種類が異なります。
ラッピングフィルムは大きく以下の2種類となります。目的別フィルム選択表
【①ラッピングフィルム
色・質感が豊富で、パソコンから印刷が可能なフィルムもあるためデザイン性が高いことが特徴です。価格も比較的安価ですが、耐久性は1~3年程度、傷などの外的要因による保護機能はあまりありません。デザイン性を重視する方にお勧めとなります。

【②プロテクションフィルム】
傷や紫外線・酸性雨などの外的要因による保護に優れ、耐久性は3~8年程度と高いことが特徴です。価格は高価ですが、ボディを飛び石などから保護しながら色や質感を変更するなど、機能をより重視する方にはお勧めとなります。

施工するパーツごとに使い分けることもできますので、自分の目的に合ったフィルムを選びましょう。

ポイント3:フィルムの品質を決める

ラッピングフィルムの品質を決めましょう。求める品質やブランドによって性能や耐久性が異なり、価格も異なります。どの程度の品質を求めるのか、どのブランドにするのか、実際にサンプルを確認するなどしながら施工店と相談して決めていきましょう。

上記のように、ラッピング施工を具体的に考えていく際には、プロの施工店に相談しながら決めていくことをお勧めします。しかしどの施工店が良いのか迷ってしまいますよね?そこで次に、ラッピング施工店の選び方をご紹介していきます。

4章:ポルシェのラッピング施工店選びの4つのポイント

ポルシェのラッピング施工店の選び方のポイントは以下の4つとなります。

ポイント1:ポルシェや高級車への施工実績が豊富
ポイント2:
ポルシェの詳細なデザインを相談できる
ポイント3:アフターフォローが充実している
ポイント4:
Googleの評価が★4つ以上である

ポイント1:ポルシェや高級車への施工実績が豊富

豊富なラッピング施工実績▲ポルシェや高級車のラッピングフィルム施工事例(当記事の運営元IICの一例)
ポルシェや高級車へのラッピング施工実績が豊富な施工店を選びましょう。ポルシェは高級スポーツカーであり、その複雑な形状やデザインを正確に扱うためには、ポルシェの特性を理解し、それに適したラッピング技術を持つ、専門知識と経験が必要です。ホームページに施工事例を掲載している施工店が多いので、ぜひ確認し、ポルシェや高級車へのラッピング施工実績が豊富な施工店を選ぶようにしましょう。

ポイント2:ポルシェの詳細なデザインを相談できる

ポルシェの詳細なデザインを相談できる施工店を選びましょう。前述の通り、ポルシェは高級スポーツカーであり、その複雑な形状や特性を理解し、希望のデザインが実現可能かなどの専門的なアドバイスや意見を提供することができる専門知識と経験が必要です。ポルシェの特性を理解し、そのデザインについて専門的なアドバイスができる施工店を選ぶようにしましょう。

ポイント3:アフターフォローが充実している

アフターフォローが充実している施工店ラッピング施工後のアフターフォローが充実している施工店を選びましょう。アフターフォローが充実している施工店では、一定期間の保証や、メンテナンスや修理に関するサポートが提供されます品質や耐久性に関する保証があれば安心して施工を受けることができますし、ラッピングに損傷や変色、剥がれなどが起こった場合に、修理や交換のサポートを受けることができます。ラッピング施工後のアフターフォローが充実している施工店を選ぶようにしましょう。

ポイント4:Googleの評価が★4つ以上である

Googleのクチコミと評判Googleの評価が★4つ以上の施工店を選びましょう。Googleの評価は多くのユーザーによって生成される情報であり、信頼性が高いと考えられます。その評価が高いということは、顧客の満足度や信頼性が高く、高品質なサービスを提供している可能性が高いと言えます。また、具体的で詳細な情報を掲載しているクチコミも信用性が高い情報と言えます。信憑性の高いクチコミも参考にしながら、Googleの評価が★4つ以上の施工店を選ぶようにしましょう。

5章:ポルシェのラッピング費用

ラッピングフィルムの5つの費用構成要素

ポルシェのラッピング費用は、施工店によってばらつきがあり一概には申し上げられませんが、費用を構成する要素はほぼ同じとなり、以下の5つの要素によって形成されます。

要素①:フィルムの種類
要素②:フィルムの品質
要素③:施工する面積
要素➃:施工技術料
要素⑤:パーツ脱着などの追加費用

【①フィルムの種類】
使用するフィルムが、ラッピングフィルム、プロテクションフィルム、印刷できる特殊なフィルム等、種類によって費用差が生まれます。

【②フィルムの品質】

使用するフィルムの品質やブランドによって性能や耐久性などが異なり、高品質なフィルムを使用するほど費用は高くなります。

【③施工する面積】
車種やパーツなど、施工する面積によって費用差が生まれます。面積が広いほど使用するフィルムの量が多くなるためです。

【➃施工技術料】
車種やパーツの形状ごとに施工の難易度が異なり、難易度が高い(施工に時間がかかる)パーツほど費用は高くなります。

【⑤パーツ脱着などの追加費用】
施工する際にパーツを脱着する場合や、現在貼られているフィルムを剥がす場合など、別途追加費用がかかる場合が多いです。

上記の構成要素により、品質の良いフィルムを使用している施工店や、施工技術の高い施工店は費用が高くなります。

料金体系の一例(当記事の運営元IICの場合)

一例として、当記事の運営元IICの2024年5月時点での施工料金を下記にご紹介します。

【ラッピングフィルム施工料金】
IICラッピングフィルム施工料金
IICのラッピングフィルムの詳細は以下のページをご覧ください。
◆ラッピングフィルム https://www.pro-iic.com/carbonfilm/wrapping.php
◆カーボンフィルム https://www.pro-iic.com/carbonfilm/
※全体のカラーチェンジを含むラッピング施工に関しては別途お見積りとなります。

【プロテクションフィルム施工料金(XPELプロテクションフィルム)】IICプロティクションフィルム施工料金IICのプロテクションフィルムの詳細は以下のページをご覧ください。
◆プロテクションフィルムの施工料金表 https://www.pro-iic.com/film/protection_price.php
◆カラープロテクションフィルム https://www.pro-iic.com/film/color-protection.php
※全体のカラーチェンジを含むプロテクション施工に関しては別途お見積りとなります。

施工費用例

施工費用の一例として、IICにて施工いただいたポルシェのラッピングフィルム施工車の費用を少しご紹介します。料金は2024年5月時点での価格となります。

【ポルシェ911カレラGTS ルーフカラーチェンジ】

ポルシェのラッピングフィルム施工事例

車種 ポルシェ911カレラGTS
施工箇所 ルーフ
使用フィルム ラッピングフィルム(グロスブラック)
施工費用 77,000円~

 

【ポルシェ718ケイマンGT4 フロント周りの保護】

ポルシェのラッピングフィルム施工事例

車種 ポルシェ718ケイマンGT4
施工箇所 フロントセット(ボンネット・フェンダー・フロントバンパー・ミラー・ヘッドライト
使用フィルム XPELプロテクションフィルム(透明)
施工費用 449,400円~

 

【ポルシェカイエン グロスからマットにドレスアップ】

ポルシェのラッピングフィルム施工事例

車種 ポルシェカイエン
施工箇所 ①フルボディ
②ヘッドライト
使用フィルム ①ZELプロテクションフィルム(マットシールド)
②ヘッドライトプロテクションフィルム(ライトスモーク)
施工費用 ①1,825,000円~
※全体のカラーチェンジを含むプロテクション施工に関しては別途お見積りとなります。
②77,000円~(ボディとのセット料金あり)

【注意】
上記料金はあくまで目安となり、各種条件によって異なります。IICのみならず他の施工店でも同様のケースが考えられますので、事前に問合せをし見積りをお願いすることをお勧めします。

6章:ラッピング後のメンテナンスの重要性

ラッピングの美しさと保護効果を長期間にわたって維持するためには、適切なメンテナンスが重要です。ラッピング寿命は様々な要因により影響を受けるため、ラッピングのメンテナンスを怠ると、その効果や寿命が大幅に減少してしまいます。

1.ラッピング寿命に影響を与える6つの要因

ラッピング寿命に影響を与える要因は主に以下の6つとなります。

要因①:ラッピングフィルムの品質
要因②:ラッピングフィルムの厚み
要因③:施工技術
要因➃:環境条件
要因⑤:車に使用頻度
要因⑥:洗車方法

【①ラッピングフィルムの品質】
高品質なラッピングフィルムは、耐久性が高く、色褪せや剥がれに強くなります。品質の低いラッピングフィルムは、短期間で劣化し剥がれやすくなります。

【②ラッピングフィルムの厚み】
厚みのあるラッピングフィルムは傷・摩耗に強く、耐久性が高くなります。厚みのないラッピングフィルムは傷などによる保護機能が低くなり、耐久性が低くなります。

【③施工技術】
プロフェッショナルな施工は、適切な表面処理と丁寧な貼り付けが行われるため、フィルムの寿命を延ばします。施工技術が低いと、どんなに品質の良いラッピングフィルムを使用していても早期に剥がれてしまいます。

【➃環境条件】
排気ガス、紫外線、雨、雪、直射日光、高温、鳥の糞、虫の死骸、塩分などはフィルムにダメージを与えます。したがって車を屋外で保管している場合には環境によるダメージを受けやすくなります。

【⑤車の使用頻度】
車の使用頻度が高いほど走行中に付着する汚れなどによりダメージを受けやすくなります。また高速道路や砂利道の走行は飛び石などによりフィルムに傷が付きやすくなります。

【⑥洗車方法】
洗車機やブラシなどによる洗車は、フィルムに傷が付きやすくなり、剥がれなどの要因にもなります。また、高圧洗浄機を使用しての洗車は、フィルムの剥がれや破損などの要因にもなります。

上記のように様々な要因による影響を受けるラッピングですが、正しいメンテナンスを施すことにより、その効果・性能をしっかり発揮することができ、寿命をきちんと全うすることができます。次にそのメンテナンス方法をご紹介します。

2.ラッピング施工後のメンテナンス方法

ラッピングのメンテナンス方法は以下の通りとなります。

メンテナンス方法①:定期的にシャンプー洗車をする
メンテナンス方法②:汚れたらすぐに除去する
メンテナンス方法③:剥がれたらすぐに施工店へ連絡する

【①定期的にシャンプー洗車をする】
ラッピングの手洗い洗車定期的にシャンプー洗車を行いましょう!汚れを蓄積させないことがラッピングの寿命において最も重要となります。洗車頻度は駐車環境により異なりますが、最低でも月1回は行い、汚れやすい花粉・黄砂・雨の多い時期などは、週1回程度行うことが理想的です。傷を付けずに汚れを落とすためにも、手洗いで優しくシャンプー洗車を行いましょう!
◆参考になる記事
車の洗車方法をプロが徹底解説8ステップで誰でもプロ洗車できる

【注意】
洗車時に高圧洗浄機を使用すると、フィルムが剥がれたり破損したりする恐れがありますので、使用の際はご注意ください!

【③剥がれたらすぐに施工店へ連絡する】
剥がれている箇所を見つけたらすぐに施工店へ連絡しましょう!補修が可能なのか、施工し直す必要があるのか、プロの判断が必要となります。剥がれてから時間が経過すると、剥がれが広がってしまったり、補修が不可能になってしまう場合もあります。少しでも剥がれている箇所を見つけたらすぐに施工店へ連絡しましょう。

7章:ポルシェへのラッピングでよくある質問

最後に、ポルシェへのラッピングについてよくいただく質問をご紹介します。

Q1.どのような塗装状態でも施工できますか?

いいえ。
塗装が剥がれていたり、ひび割れがあったりする場合、その部分にラッピングフィルムがしっかりと接着しなかったり、剥がれやひび割れが拡大してしまう恐れがあります。また、塗装されたばかりの車は、塗装が完全に硬化するまでの少なくとも1ヶ月は施工することができませんし、マット塗装やカスタムペイントなどの特殊な塗装の場合は、ラッピングフィルムの性能によっては密着性に影響が出る場合もあります。塗装状態に不安がある場合は、信頼できる施工店に相談しましょう

Q2.塗装とラッピングはどちらがいいですか?

長期間の耐久性やお手入れの簡単さを重視する場合は塗装短期間のデザイン変更やコストを抑えたい場合はラッピングがお勧めとなります。塗装とラッピングのメリット・デメリットをそれぞれ紹介した以下の表を参考にご覧ください。

塗装 ラッピング
メリット ・耐久性が高い
・比較的手入れが簡単
塗装よりも安価
・施工期間が短い
・剥がして元に戻すことができる
・カスタムデザインや複雑なグラフィックを実現できる
・塗装を保護することができる
デメリット ・ラッピングフィルムより高価
・施工期間が数週間と長い
・元の塗装に戻すことができない
・5~7年程度(※)で剥がれや劣化が起こる
  ※ラッピングフィルムの性能や施工技術によって異なる
・高圧洗浄機などを使用するとフィルムがダメージを受ける場合がある

Q3.ラッピング施工車を洗車機で洗車しても良いですか?

ラッピング施工車は洗車機NGいいえ。洗車機のブラシ・高圧の水流・強力な洗浄剤や研磨剤入りシャンプーなどにより、ラッピングフィルムを傷つけたり、端を剥がしてしまう恐れがあるため、洗車機は使用せず、優しく手洗い洗車をしましょう

◆参考になる記事◆
車の洗車方法をプロが徹底解説8ステップで誰でもプロ洗車できる

◆参考になる動画◆

Q4.DIYでもラッピングできますか?

DIYでポルシェのラッピングを施工することは可能ですが、高品質な仕上がりを得るためにはラッピングフィルム施工の専門的なスキルと経験が必要となります。せっかくの高級車ポルシェに傷を付けてしまったり塗装が剥がれてしまったりすることもありますし、ポルシェのフォルムに合わせて綺麗に貼り合わせることはとても困難な作業となります。ポルシェや高級車のラッピング施工に精通した信頼できる施工店での施工をお勧めします。

8章:まとめ

愛車ポルシェへのラッピングのイメージはできましたでしょうか?

ポルシェにラッピングすることで、愛車を傷や日焼けなどから保護しながら、独自のアートや色を加え価値を高め、世界でたった1台の自分だけのポルシェを手に入れることができます。

素晴しい施工店に出会うことができ、オーナー様の希望やこだわりがしっかりと表現された唯一無二の素敵なポルシェが誕生しますように♪