車のフロントガラスに付着した油膜やウロコが起因で、せっかく洗車をしてもあまり綺麗にならなかったり、雨の日の走行中に視界が悪くて困った経験はありませんか?市販のクリーナーを試しても、なかなか満足のいく効果が得られなかった…そんなこともあるかもしれません。実は、多くの市販製品はケミカル成分が控えめで、頑固な汚れをしっかり落とすには力不足なことが多いのです。
さらに、せっかくガラスを綺麗にしても、すぐにまたシミができてしまう…と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、プロのコーティング専門店が使用している業務用のガラス専用油膜除去剤をご紹介します!また、フロントガラスに汚れやシミが付きにくくするための予防策についても解説します。この記事を参考に、より快適なカーライフを楽しんでいただければ幸いです。
1章 車のフロントガラスに付着する2種類のシミとは
車のフロントガラスには、主に2種類のシミが付着します。まず1つ目は、軽度な汚れである「油膜」と呼ばれる油汚れです。2つ目は、油膜がさらに進行して頑固になった「ウロコ」と呼ばれる汚れで、水滴が乾燥して残った跡が原因です。それぞれの特徴や対策について、詳しく見ていきましょう!
フロントガラスに付着する油膜汚れ
フロントガラスに付着する油膜汚れとは、ワックスや排気ガスなどから発生する油分が原因でできる汚れのことです。この油膜汚れは、ガラスが乾いている状態では目立ちませんが、水拭きするとシミのように浮き上がってくるのが特徴です。こうした汚れは、研磨剤や専用のガラスクリーナーを使用すれば簡単に除去できますのでご安心ください!次章では、油膜を効果的に取り除く方法を詳しくご紹介します。
また、水拭きした際に現れるシミは油膜汚れの典型的な例です。以下の画像をご覧ください。
フロントガラスに固着するウロコ
フロントガラスに頑固に固着したウロコ汚れは、乾いた状態で目に見えるシミのことを指します。以下の画像のように、ガラスが乾いたときに確認できるシミが、いわゆるウロコ汚れです。(水拭きしても取れない、非常にしつこい汚れです。)特にワイパーの届かない箇所にできやすく、ガラス面に残った水滴が乾燥し、そのまま放置することで発生します。
このウロコ汚れは長時間放置すると強固な汚れになり、簡単には落とせなくなってしまうため、早めの対処が必要です。普段からのケアを心掛け、ウロコが付着するのを防ぎましょう!
フロントガラスに付着する2種類のシミ汚れについてご紹介しました。次の章では、これらのシミを効果的に除去する方法について詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください!
2章 車のフロントガラスに付着したウロコ除去方法
2章では、車のフロントガラスに固着したウロコの効果的な除去方法と、特におすすめのアイテムをご紹介していきます。ぜひお役立てください!
フロントガラスのウロコを除去する溶剤と手順
フロントガラスのウロコや水シミを効果的に取り除きたい方には、SCHILD®ガラス研磨剤をおすすめします。この製品は、コーティングプロショップでも使用されるプロ仕様の業務用研磨剤で、ガラス面にしつこく付着したウロコや水シミを強力に除去することができます。一般的な市販品ではウロコ汚れを完全に取り除くのは難しいですが、この製品は高濃度の研磨成分が含まれているため、誰でも手軽に汚れを落とすことが可能です。
※頑固なシミに関しては、除去に時間がかかる場合がありますのでご了承ください。
ガラス研磨剤をご購入の際は、以下の通販サイトをご利用ください。
SCHILD®公式HP ガラス研磨剤 価格:2,310円
楽天サイト ガラス研磨剤 価格:3,470円
Amazonサイト ガラス研磨剤 価格:3,320円
ステップ①ガラス面の水拭き
ガラス面には砂利や鉄粉などの異物が付着している場合があります。その状態で研磨剤を使用すると、ガラス面に傷がつく可能性があるため注意が必要です。研磨作業の前には、必ずガラス面の汚れを水拭きや洗車であらかじめ除去してください。
ステップ②
ガラス研磨剤でウロコ除去
SCHILD®ガラス研磨剤をスポンジに適量つけ、ウロコや油膜が付着している箇所を丁寧に擦っていきます。数回擦るだけで、表面に付着した油膜やウロコを効果的に除去できます。油膜は比較的簡単に落とせますが、ウロコはガラスにしっかりと固着しているため、少し時間をかけて繰り返し作業を行いながら除去していきましょう!
ステップ➂研磨剤水拭き作業
ウロコや油膜がしっかり除去できたか確認するために、ガラス面を水拭きしてみましょう。油膜が完全に取り切れていない場合、水を拭きかけると水分が弾かれることがあります。この状態の場合は、もう一度作業を行ってください。一方、水分がガラス面に均等に馴染んでいる場合は、油膜がしっかり除去されています。その後、乾いたクロスで水分を拭き取りながら、ウロコが残っていないか最終確認を行いましょう。
詳しい手順については、以下の動画をご覧ください。
3章 車のフロントガラスに油膜やウロコをつけないための3つの予防策
第3章では、車のフロントガラスに油膜やウロコをつけないための3つの予防策をご紹介します。
ガラスに油膜やウロコを防ぐための3つの方法
①フロントガラスを定期的に掃除する
②窓ガラス専用のコーティングを施工してウロコを防止する
➂ウォッシャー液の過度な使用を避ける
これらの対策を実施することで、油膜やウロコの付着を大幅に軽減することができます。それでは、各項目について詳しく解説していきます!
予防策①フロントガラスを定期的に掃除する
車のフロントガラスにシミを防ぐためには、週末にガラス面を水拭きする習慣をつけることをおすすめします。ガラスに酸性雨や油汚れが付着すると、放置することで油膜やウロコの原因になってしまいます。そのため、最低でも月に2回はガラスを掃除し、汚れが固着しないようにしておくことが重要です。掃除方法はとても簡単で、水拭きでガラス面をさっと拭くだけで十分です。特別に洗車をする必要はなく、手軽に実践できるので負担になりません。定期的な水拭きで、ガラス面を綺麗な状態に保ちましょう!
予防策②窓ガラス専用のコーティングを施工してウロコを防止する
フロントガラスに油膜が付着する主な原因は、窓ガラスコーティングが未施工であることです。コーティングがされていないガラス面は、油汚れが付着しやすく、こびりついてしまうことが多くなります。特に、花粉や黄砂、排気ガスなどの汚れが固着してしまうと、洗車だけでは簡単に落とすことが難しくなります。
窓ガラスにコーティングを施工しておけば、油性汚れを弾きやすくなり、水洗いだけで簡単に汚れを落とせるようになります。その結果、油膜やウロコの付着を効果的に防止することが可能となります。定期的なコーティングで、ガラスを常に綺麗な状態に保ちましょう!
参考動画:ウインドウコート施工後の水弾き
コーティング被膜が水や汚れを弾くことで、油膜やウロコの付着を抑え、常に良好な視界を維持することができます。
プロが推奨するフロントガラスコーティング剤
コーティングの専門家であるIICが厳選した、ウロコや油膜の付着を防ぐためのおすすめコーティング剤はこちらです。窓ガラスにしっかりコーティングを施工し、常にクリアで美しい状態を保ちましょう。
価格:2,920円
容量:10ml(約フロントガラス1台分)
予防策③ウォッシャー液の過度な使用を避ける
ウォッシャー液を使用すると、溶剤がフロントガラスに飛び散ります。この液体がそのまま乾燥すると、ガラス面に固着し汚れが蓄積されます。この状態を繰り返すことで、頑固なウロコ汚れとなり、通常の方法では簡単に除去できなくなる可能性があります。そのため、雨天時以外は極力ワイパーを使用しないよう心掛けましょう。
純水を使ったウォッシャー液がベスト!
撥水成分や油膜除去剤が含まれるウォッシャー液は、逆にシミの原因となりやすい場合があります。純水ベースのウォッシャー液を使用することで、汚れの固着を防ぎ、フロントガラスを綺麗に保つことができます。
まとめ
車のフロントガラスに付着したシミを取り除く方法について解説してきました。市販のガラス研磨剤や油膜取り剤を活用すれば、油膜やウロコを除去することが可能です。
ただし、市販品の中には有効成分が薄いため、期待したほど汚れが落ちない場合もあります。そのため、より効果的にシミを除去するには、業務用の溶剤を使用することをおすすめします。業務用製品は有効成分が高濃度で含まれているため、市販品よりも簡単かつ確実に汚れを落とせるものが多いです。
また、油膜やウロコを取り除いた後は、3つの予防策を実践してガラス面を清潔に保つよう心がけましょう。綺麗なガラスで快適なドライブをお楽しみください!
著者情報
株式会社カービューティーアイアイシー
代表取締役社長 舊役 哲史
2008年にガラスコーティング専門店の株式会社カービューテイーアイアイシーに入社
現在まで2,000台以上のカーコーティング,ガラスコーティングの施工実績を持ち、特に輸入車などの施工実績が豊富である。カーコーティングのオプション作業としてホイールコーティングの実績も豊富で様々な知識と技術力を有す。